効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

■服飾関連業界の与える環境負荷

少なからず驚きの情報を知った。ファッション業界の大物であるH&Mのトップが述べたものだというが、ファストファッションの時代に入って、服飾業界から排出される地球温暖化ガスの量は、地球全体の排出量の10%にもなり、航空機産業より大きくなっているそう…

■旭化成、水力発電に数百億円投資

最近企業がエネルギー効率化に向けた設備改修をするとか再生可能エネルギーを購入するといった記事をよく目にするようになった。地球環境への対応が社会から評価されるようになってきたからであり、それによって企業姿勢を見せているのだ。この動きに沿った…

■サンマの好漁

サンマがようやくとれ始めたと報じられている。これまで漁師も信じられないような不漁だったが、先週末から北海道や三陸沖で連日千トン近い水揚げがあり、28日朝の豊洲市場(東京・江東)にも潤沢な入荷があったという。しかも脂が乗って鮮度も良く、卸値は1…

■エジプトに太陽光発電ラッシュ

今日の新聞で知ったことだが、エジプトで太陽光発電の建設が活発になってきた。地場企業に加え、ドイツやノルウェーの企業による発電プラントの整備が相次いでいるらしい。中国企業はこれに参画していないのだろうか。カイロなどで大気汚染が深刻になるなか…

■エネルギー資源を吸い込む中国

中国は世界最大の石炭輸入国だ。経済成長率が米中対立の中で下がっているのだが、石炭の輸入は2019年の9月までを見ても、昨年に比べて9.5%増の2億5.700万トンになっている。10月にはさらに1,884万トンが海外から輸入されることになっている。また、モンゴル…

■人間社会と火山のCO2排出比較

活火山は絶えず炭酸ガスを排出している。世界の火山から排出される地球温暖化ガスの一つである炭酸ガスの量は膨大なものだと考えられていた。ところが、最近の調査結果で分かったことだが、人間社会全体が排出する炭酸ガスの量は、火山からのそれの100倍にも…

■配水場でマイクロ水力発電

大阪府吹田市水道部は11月1日から、市内の佐井寺配水場(同市千里山東)で、水圧を利用したマイクロ水力発電を始めると報じられている。配水場での小水力は次第にあちこちの自治体で手が着けられているが、今回のものは、年間156メガワット(一般家庭…

■空気液化で蓄電

2014年2月19日にこの日記で書いた、空気を再エネ電力を使って冷却液化して蓄電し、電力が必要になったときに放出させてタービンを回して発電するプロジェクト、が英国で実プラントとして建設されることになったようだ。これを実施しようとしているのがHighvi…

■ノルウェーに浮体式風力発電

ノルウェーの沖合に浮体式風力発電を建設することが決まった。コストの半分を政府が負担するということだが、その理由は、再エネ比率が非常に高いノルウェーが北海の石油生産をしていることが、化石燃料の供給を増やしているとする批判を抑えることではない…

■即位礼正殿の儀

天皇陛下の即位を正式に知らせる皇室の儀式である即位礼正殿の儀が今日22日に行われたが、朝8時過ぎからのテレビ報道に釘付け。一連の儀式から、令和の時代を象徴する天皇となられることを確信させられた。今夜の晩餐の儀の終了まで、大変な緊張の時を天皇、…

■地下に設置される受電・電源設備

昨年の9月の初めに関西を襲った台風21号で起きた高潮で、関空の地下室に設置されていた受電設備が水に浸かり、空港全体の機能が停止せざるを得なかったことについて、地下に電源部を置くことの妥当性を疑うと書いているが、今月起きた水害で、同様のことが各…

■テスラが日本の蓄電池市場に参入

米テスラの日本法人テスラモーターズジャパンは15日、日本での家庭用蓄電池の販売、設置を2020年春に始めると発表した。2016年からネット予約を受け付けていて、可成りの数の制約があるようだ。システム価格を100万円以下に抑えたというから、日本の蓄電池メ…

■膜を使ってCO2を分離回収する技術

先ほど自宅に届いた日経新聞の夕刊を見て、これは、という記事を目にした。それは、炭酸ガス(CO2)を膜を使って分離する技術を神戸大学が開発し、2020年にも実用化するというものだ。これを電子版で読もうと思ってアクセスしたところ、この記事は掲載されて…

■HARUMI FLAGに水素供給パイプライン

東京都内最大級の複合開発となる「HARUMI FLAG」は、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックの選手村跡地に、住宅棟23棟5,632戸と商業施設からなる大規模な街を開発するもので、多くのエネルギー需要が見込まれる。ここでの各街区における大容…

■たこ焼き調理ロボット

日経ビジネスの電子版で知ったことだが、セブン&アイ・フードシステムズが17日、「イトーヨーカドー」などの商業施設に出店している飲食店「ポッポ」に調理ロボットを導入したと発表し、実物を展示している。この店には、約20分で96個(12人前)のたこ焼き…

■メタネーション

NEDOの資料から メタネーションとは、水素と炭酸ガスを合成してメタンにすることを意味するが、今日新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、その実証プラントを国際石油開発帝石(株)長岡鉱場(新潟県長岡市)の越路原プラント敷地内に完成させたと…

■カリフォルニア州での計画停電

先週水曜日、カリフォルニア州のベイエリアに電力を供給しているPG&E(Pacific Gas & Electric)社が、異常気象に起因する山火事を防止するためだとして、気象条件を判断して電力の供給を停止するという事態となった。Southern California Edison社もこれに…

■石垣島に牛ふんによるバイオ発電

機械メーカーのテクノシステム(横浜市)は牛のふんを使ったバイオマス発電所を沖縄県石垣市に建設すると報じられている。投資額は15億円で、2020年8月の発電開始を目指すとしている。発電能力は約550キロワットで、1300世帯の消費量に相当する。牛ふんを大…

■台風19号

今年は台風が来る毎に被害が広範囲になっているようだ。昨日日本の中枢部に上陸した台風19号による大雨のために、9河川10カ所の堤防が決壊し、溢水による水の被害は広範囲となっている。これまでも行われてはいたのだろうが、河川の6カ所ものダムが一斉に緊…

■トランプ大統領、選挙対策としてトウモロコシ農家を支援

米国の環境規制は、石油精製事業者に、年間150億ガロン(約57億リットル)のエタノールを製品に混入することを義務づけている。自動車用燃料が地球温暖化を進めるのを少しでも低減するためのものだが、このエタノールはその殆どがトウモロコシから製造される。…

■家庭用燃料電池「エネファーム-ミニ」

東京ガスと京セラが、家庭用燃料電池「エネファーム-ミニ」(発電出力400ワット)を製品化し、この10月30日から発売すると発表した。京セラは、ダイニチ工業株式会社、パーパス株式会社と共同開発した「燃料電池ユニット(貯湯タンク内蔵)」を京セラブラン…

■ノーベル化学賞 吉野 彰氏

スウェーデン王立科学アカデミーは9日、2019年のノーベル化学賞を、旭化成の吉野彰名誉フェロー(71)、米テキサス大学のジョン・グッドイナフ教授(97)、米ニューヨーク州立大学のマイケル・スタンリー・ウィッティンガム卓越教授(77)に授与すると発表し…

■ヨウ素含有量が少ない北海道産昆布開発

和食の味の基本となる食材は昆布だ。世界で和食を評価する人が増えるにつれて昆布の輸出量は当然増えるものだと思っていたし、それに規制がかかることがあるなど考えもしなかった。ところが、昆布に含まれるヨウ素の量に規制をかける国があることに驚かされ…

■旬がなくなる

秋を代表する魚の値段が今年も高めだと報じられている。サンマは北海道から三陸まで漁の最盛期を迎えたが、全国の水揚げ量は前年同期比で8割減となり、市場の卸値は2倍以上で高級魚とされるマダイを上回ったというから驚くほかはない。しかし、季節によって…

■英国、自動車の走行距離に課税?

英国のthe Institute for Fiscal Studies (英国のシンクタンク、IFS:財政研究機構)が、電気自動車の普及の結果、ガソリンやディーゼル油の消費が減少し、それに課されている税金の徴収額が大きく下がる可能性があり、それに代わる税源を見つける必要があると…

■系統指令によって作動する電気温水器

ハワイ電力は、Shifted Energy社と、系統を安定化できるように制御できる電気温水器を取り付ける契約を結んだということだ。これは北米で、Software As a Service(サービスとしてのソフトウエア)という事業を行っているOpen Access Technologies Internati…

■風を利用する輸送船

風の力を利用するのは古代から延々と続いてきた。最初は多分小さな船に帆を立てたものだったろう。最近では風力発電が急速に普及しているが、これも随分大型化してきた。その流れに沿ってとは言えないかも知れないが、商船三井が、大島造船所と組み、帆で受…

■油田・ガス田からのメタン・リーク

メタンガスの温室効果が炭酸ガスに比べて非常に大きいということは理解していたが、曖昧なままでこれまで過ごしてきた。だが、たまたまそれを具体的に調べる必要が出て知ったのだが、メタンの温暖化係数は炭酸ガスの25倍。同時に、フロン類は数千~1万倍だと…

■『AI運行バス』実証実験を横浜都心臨海部で開始

NEDOは、(株)NTTドコモ、横浜市と共同で、オンデマンド型乗合交通「AI運行バスR」の新たな実証実験を、2019年10月10日から20日まで、横浜都心臨海部(みなとみらい21と関内エリア周辺)で実施すると発表している。僅か10日間で成果が得られるのだろう…

■京セラ、蓄電池の原材料費3割減

今年は台風やら豪雨、地震などによる自然災害に伴って、広い地域に停電が起きるブラックアウトが何回も起きた。自前の電源がほしいと思う人の数は飛躍的に増えたはずだ。特に先月起きた千葉県での停電が長期間続いたために、それ自体が災害を起こす原因とも…