効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

東電とスマートメーター

東電が大量のスマートメーター設置の計画を公表し、来年に入札をするようだ。メーター一個1万円ほどで入手できればということだが、今東電が置かれた状況を見ると、多少は足下を見られるかも知れない。ただ、ある調査によると、世界的には一個20ドルくらいに…

圧縮空気蓄電

昨日書いたことにコメントをいただいた。『ひょっとするとエネルギーを溜める問題は、発電の問題よりも解決に手間取るかも知れません。圧力による電力貯蔵は廃坑等を利用して、圧搾空気エネルギー貯蔵(CAES-G/T)と言う呼称で、かなり前からはじまっており…

蓄電機能付き洋上風力発電

今日電気新聞の記事を選択して送ってくれるメールサービスの中に、表題のようなものがあった。まさか大型の蓄電池を設置するはずはないと思って読んだら、米マサチューセッツ工科大学(MIT)の教授が提案しているもので、浮体式の洋上風力発電を海底に固…

英国イングランド地域の干ばつ

イングランド地方がここ30年来最悪の干ばつに襲われている。一方スコットランド地方は雨続きだそうだ。この干ばつによって、テームズ川などの水量も大きく減り、水の利用制限も始められている。今の間に水を貯めておかないと、夏になると川が干上がり、魚の…

電気料金値上げ

東京電力だけでなく、他の電力会社もいずれは電気料金を上げることになるだろう。高騰しつつある原油価格が、発電に使用される燃料価格を押し上げつつあるし、原発の停止によって、火力発電による電力比率が高まっているからだ。50キロワット以上の受電をす…

ドイツの固定価格買取制度

ドイツで、太陽光発電設備(PV)の導入スピードが大きすぎるのを抑制するために、今年の1月に買取価格が10数パーセント引き下げられた。だが、それでも設置の拡大は止まらず、ドイツ政府は再度買取価格の引き下げを決めたようだ。その引き下げ幅は1月より…

高圧半導体

今日の夕刊の記事で次のようなのを見つけて、新しい時代に入りそうだなと感じた。それは「古河機械金属が39%出資する半導体ベンチャー企業のパウデック(横浜市、河合弘治社長)は家電品から電気自動車(EV)や鉄道の制御用まで広く使える次世代パワー半…

ピコ水力発電

一昨日いただいたコメントの二つ目は、小型タービン発電機に対する当方の印象を強化してくれるものだった。これをさらに小さくした発電システムが、今日の奈良新聞に紹介されており、これも使い方によっては、それこそチリも積もれば山になる諺の実証になる…

関東地方のガス田

昨日2件のコメントをいただいた。最初にいただいたのは、その日の内容とは関係がないのだが、次のようなものだ。まずそれに応えてみたい。 『こんにちは。エントリーと関係なくて申し訳ないのですが山田高明さんという方がアゴラに「石油文明からメタン文明…

マイクロタービン発電

IHI社が先進的技術を盛り込んだ世界初の携行型マイクロタービン発電機のプロトタイプを作ったと発表した。これまでヨーロッパで発表されていたピコタービンよりも大きかもしれないが、利用分野が非常に大きくなるのではないかと思う。発電機内蔵ガスタービン…

梅と桜

庭先にある梅の木に一杯蕾があって、その内若干はほころび始めている。少し寒さが緩んできたので、一斉に開花するのではないかと思える。散歩に出かけたときに、近くの学校の傍を通ったところ、校庭に並んでいる桜の木も小さな蕾が出ているのに気がついた。…

1月19日の日記にコメントが

1月29日にメガソーラーが農地を駄目にすると書いたことにコメントをつけていただいた。『農地の上に太陽光発電パネルを設置する「ソーラーシェアリング」を提唱している方がいます。 http://www.townnews.co.jp/0206/2012/02/03/133870.html http://www.d3.d…

固定価格買取制度について昨日の続き

英国のFIT(フィードインタリフ:固定価格買取制度)が改訂された内容を紹介したが、数字を移し替えるのに時間がかかり、それに関する考え方を述べる余裕がなかった。日本でいろいろ論じられているものに、妙なものも多いので、この数字を見てコメントしたい…

英国の固定価格買取制度

英国がこのほど、再生可能エネルギーの導入を促進する固定価格買取制度(FIT)の買取価格を改定した。再生可能エネルギーだけではなく、2kW以下のコージェネレーション・システムからの電力の買取価格も設定されている。全体に買取価格は今後に向けて下がる…

メタンハイドレート海底掘削開始

ついこの間、愛知県の渥美半島沖でメタンハイドレートの試掘プロジェクトが始まったと書いたところだが、今日から掘削が始められたようだ。もし今のような電力の供給不足が永く続くとしなかったら、こんなに早いテンポでこのプロジェクトが具体化することは…

電力融通

経済産業省は今春をメドに、周波数の異なる東日本と西日本の電力融通拡大に向けた整備計画を策定すると今日の日経新聞に報じられている。数値目標を定めたうえで補助金や税制優遇などで設備投資を支援するということだが、現状では電力融通を100万キロワット…

三菱商事とドイツの海底電線敷設事業

電気新聞の記事を引用すると、「三菱商事は10日、ドイツにおける海底送電事業への参入を発表した。オランダの国営送電事業者テネットとの間で、北海の洋上風力発電所からドイツ国内の変電所をつなぐ高圧直流海底送電線の事業権49%を取得することで基本…

今日も燃料電池について

昨日はリン酸型燃料電池について書いた。だが、このタイプが世界を制覇するとはどうも思えない。本命は発電効率の高い固体酸化物電解質型燃料電池(SOFC)だと思っている。日本では、家庭用規模に適している1キロワットクラスのものが商品化の段階に入ってい…

富士電機の中規模燃料電池

富士電機が、製造している100キロワット規模の業務用リン酸型燃料電池を欧州に輸出するのに成功したようだ。欧州での販売に必要な国際規格を取得し、ドイツの自動車メーカーダイムラーグループから販売店向けとして受注したと報じられている。燃料電池の環境…

より小さなエネルギーで冷熱を貯める

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が実用化ドキュメントとして発表したものから、冷房用の電力使用のピークを下げ、全体の効率を上げるために行われている氷蓄熱システムの性能をさらに向上させる技術が開発されたということを知った。氷として冷…

昨日へのコメントをいただいた

昨日アイドリングストップ対応の蓄電池について書いたことにコメントいただいた。セルモーターをエンジン再起動のときに回すのに大きな電流が流れるのに、キャパシタがあると教えて貰った。原理的には使えるはずだとは思っていたが、蓄電量が最近の技術開発…

アイドリングストップ車用鉛蓄電池

新神戸電機がアイドリングストップ用鉛蓄電池を開発したそうだ。それほど昔ではないが、車を交差点などで止めたときには、次の青信号までの時間がかかりそうだったらエンジンを止めることを勧める記事を読んで、蓄電池の寿命が大幅に短くなるのではないかと思…

家と店で電力融通

埼玉県と越谷市は積水ハウスや東芝などの民間企業と連携して、越谷市にスマートハウスのモデル街区をつくる方針だという。太陽光発電パネルなどを備えたスマートハウスのモデルハウスと店舗を設け、電力を相互に融通し合うシステムを構築するそうだから、こ…

停電の可能性についてのコメント

昨日脱原発について述べたことに、コメントをいただいた。一つは身体に障害を持つ人からで、停電は命に関わる可能性もあるのだから、原発が全部停まっても電力不足はないと安易に言ってほしくない。火力発電所にも事故はあるし、いつまでも使い続けることは…

外出

生駒市主催の「環境シンポジウム」へ参加するために久しぶりの外出。生駒駅すぐ北にある生駒市中央公民館であったが、どの位の人が集まるかにも関心があった。1時半から開始だったので30分前に着いたが、会場にはすでに多くの人が座っていて、開始時間にはか…

フリースクール みなも

今日フリースクールみなも通信が郵送されてきた。そして、このNPOの賛助会員を更新してほしいという依頼状も入っていた。このNPOには姪がメンバーとして活動していることから賛助会員になったのだが、6歳から18歳までの子どもで不登校になっている人た…

燃料電池車水素供給システム規格

燃料電池で走る自動車は、電気自動車と並んで燃費が優れた次世代の環境に優しい自動車として開発が進められ、商品化が期待されている。だが、この燃料電池車が広く走り回れるようになるためには、燃料である水素を供給するステーションが全国に配置されなけ…

米国の国防省と太陽光発電

米国から来たEメール情報を読んでいたら、米国国防省がカリフォルニア州周辺にある砂漠に太陽光発電を設置して、軍事基地の電源にしようと計画しているとあった。太陽光だけでなく、空軍や海軍はバイオ燃料をテストしたりして、エネルギーの再生可能エネルギ…

寒い寒い日本

毎日寒い。毎週、来週は暖かくなるかと思っていたが、このところ期待はいつも裏切られている。東北の裏日本が豪雪に見舞われ、これもまだ続くようだとニュースで知って、雪に見舞われないだけまだましかと慰めている。雪下ろしで沢山の方が亡くなっているの…