効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■テスラが日本の蓄電池市場に参入

 米テスラの日本法人テスラモーターズジャパンは15日、日本での家庭用蓄電池の販売、設置を2020年春に始めると発表した。2016年からネット予約を受け付けていて、可成りの数の制約があるようだ。システム価格を100万円以下に抑えたというから、日本の蓄電池メーカーにとっては脅威だろう。米国では2015年から発売している。11月から家庭用太陽光発電の固定価格買い取り制度(FIT)の期間が終了する家庭が出始め、その発電された電力の買取競争が激化しているが、自家消費するために蓄電池を設置する家庭も多いはずだ。取り付ける蓄電池のサイズをどれ位にするかが課題だが、テスラの蓄電池「Powerwall(パワーウォール)」は本体と関連機器を合わせたシステム価格は税別99万円と安値感が強い。施工費用は別途必要になるが、蓄電容量は4人世帯の約1日分の電力消費量に相当する13.5キロワット時。屋根上などの太陽光発電の昼間の発電分を蓄電し、夜消費することも出来るし、安い深夜電力を蓄電し、それを昼間に消費する方法もある。出力5キロワットであれば、電子レンジやドライヤーなど高い出力が必要な家電製品も利用できるが、蓄電容量13.5キロワット時のようだから、十分な駆動力がある。ただ、停電時の利用にはあまり長時間を期待できないだろう。

 一方、太陽光発電などの日本住宅サービス(広島県福山市)は18日、米テスラが2020年春に発売する家庭用蓄電池「Powerwall(パワーウォール)」の施工会社に認定されたと発表した。これは中国版に日経新聞で知ったのだが、これが全国の事業をするのかどうかは確かではない。だが、一応その地域の関心を惹くことは確かだ。蓄電池は取り付け付けるだけでは駄目で、その蓄電、放電を太陽光発電も含めて制御するシステムが重要になるが、テスラはこの制御システムの詳細を公表していないようで、日本の電力系統との関係がうまくいくかどうかは今後の実績を見なければならないだろう。このメーカーは多分パナソニックの筈だから、パナソニックとも競合するという妙な関係が出来てくる。これからの成約件数の動向がいずれ公表されるのが楽しみだ。

 

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