効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

■COP26

今日からCOP26が記載され、気候変動を抑制する施策について各国の間で意見交換がなされるだろう。だが、ここで合意されたことが実行されたとしても地球の温暖化を抑制できるという保証は全くない。気候変動のメカニズムについて、学理的な説明はなされている…

■伸びぬ日本の地熱発電

火山国の日本では地熱を利用すればかなりの発電ができるはずだ。だが、一向に伸びない。地熱資源量が世界首位の米国などで、低温・小型の「バイナリー方式」が勢いを増し、高温・大型の「フラッシュ方式」で約7割のシェアを誇る日本の技術が採用されにくくな…

■メタネーション

都市ガスの主成分はメタンガスだから、燃焼させれば必ず炭酸ガスが発生する。気候変動を抑制するには炭酸ガスの排出を減らさないといけないのだが、都市ガスが供給されているのが使われれば、いかに便利な燃料であってもいずれ使用ができなくなる。 それへの…

■バイオマス活用に暗雲 再生エネ認定、欧米で対象外も

以前から疑問視していたバイオマスを利用したエネルギー利用について、欧州で疑問視する方向に向かっている。国は再生可能エネルギーの一つに認めて後押ししているが、欧州や米国の一部では認定しない例も出ている。森林を切り開いて発電の燃料となる植物の…

■土に還る靴下

広陵町平尾の靴下製造・販売の「後藤(正)靴下工場」が開発した「Zero Socks」のことを地方新聞の記事で知った。土に埋めれば分解されて自然界へと循環するため、焼却処理の必要がなく、炭酸ガス排出削減にも貢献できるという。この会社は学校制服用の靴下…

■九州電力のデマンドサイド・マネジメント

九州電力が太陽光発電などの再生可能エネルギーを有効活用するため、昼間の消費電力量を増やす試みを広げている。工場向けに一定の条件下で安い料金で提供するほか、家庭向けでも消費量が大きい掃除機の使用などを促し、利用者にポイント還元する取り組みを…

■雨の中のゴミ出し

寒くて雨が降っている。朝7時過ぎに空き瓶、カンの回収場所へこの一ヶ月溜まったものを持っていったが、傘を差しながらはバランスをとるのが難しい。しかし、自治会の担当の方が分類などの間違いがないように世話をしておられたのには頭が下がる。 それが終…

■レアアース(希土類)

金属加工、半導体素材など、必要不可欠なものがレアアースだ。その流通を世界的に管理できるとすれば、この分野で世界を制覇できる。それを使用としているのが中国だ。レアアースの産出場所は偏在しているために、その入手確保ができなければ、その分野の産…

■国内初の高層ハイブリッド木造ホテル

この10月1日、北海道札幌市に国内初の高層ハイブリッド木造ホテルがオープンしたようだ。地産地消をベースに「北海道を体感する」をコンセプトに掲げたエシカルでサステナブルなライフスタイルホテル「ザ ロイヤルパーク キャンバス」がそれだ。北海道産木材…

■日本の気候変動対応の遅れ

報道によると、政府は22日、エネルギー政策の中長期の方向性を示す「エネルギー基本計画」を3年ぶりに改定し、閣議決定した。政府が新たに掲げた温室効果ガス排出削減目標達成のため、太陽光や風力発電といった再生可能エネルギーの普及に、初めて「最優先」…

■日本の気候変動対応

今日の日経新聞が、次のように述べている。脱炭素化で出遅れる日本のエネルギー・環境政策について衆院選(31日投開票)を通じた各党の議論が深まっていない。再生可能エネルギーの導入拡大では一致するが、温暖化対策の目標に向けた実現可能な計画は示せて…

■阿蘇山で噴火

今朝阿蘇山の中岳が噴火した。かなりの噴煙が上がっている様子を見ると、その当たりの風景も変わるほどのものかも知れないと感じている。このところ、各地で地震も頻発している。日本火山列島が動き始めたのかも知れない。人間は気候変動には何とか対応しよ…

■琵琶湖の変貌

この欄で以前書いたことがあるが、琵琶湖の水の表面と湖底の間の水循環が次第に無くなっていて、琵琶湖の生態系に影響があるというものだった。これを裏付けるようなことが今日報じられている。 大津市の認定NPO法人「びわ湖トラスト」は19日までに、環境省…

■奈良県ユニセフ協会20周年記念(2)

昨日書いた奈良県ユニセフ協会が開催した解説20周年記念行事。本来なら昨年開催されていたはずのものだが、コロナの影響で延期され、直前まで開催できるかどうか分からなかったそうだ。UNICEFは国連の機関の一つ国連児童基金だが、第二次大戦後の悲惨な子ど…

■奈良県ユニセフ協会20周年記念

今日東大寺の境内にあるホールで表記の会合が午後あり、連れ合いと一緒に参加。20周年というが、もともと連れ合いが1人でユニセフグッズの販売を地域で40年前に始め、共感するご夫人たちが参加して拡大したもの。だからそれから見ると40周年。自分も元理事と…

■新素材によるフローバッテリー

ソフトバンクグループ傘下の再生エネルギー企業SBエナジーの米国事業は、米オレゴン州に本社を置くESSが製造したバッテリーを積極的に購入している。ESSによれば、同社は再生可能エネルギーをより長く貯蔵できる新しい技術を有しており、カリフォル…

■通信障害

ついこの間、三井住友銀行のデジタルネットワークにトラブルが発生し、預金が引き出せなくなったり、預金通帳が戻らなかったりする事態となり、解消はされたとは言え、同じことが何度もおきた。 今度はNTT。NTTドコモの携帯電話サービスで14日午後5時頃に全…

■ホンダが新型ジェット構想

ホンダのビジネス用ジェット旅客機の、翼の上にジェットエンジンを載せた斬新なデザインと考え方が好きだったが、このほど、米子会社が手掛けるビジネスジェット機「ホンダジェット」を大型化し、米大陸を無給油で横断できるようにする新型機の開発構想を発…

■地球上のメタン濃度

地球温暖化の要因とされる炭酸ガスの排出を抑制しようとする動きが高まっている。事業体の場合には、事業に関係する一連の商品やサービスの流れ全体の中で炭酸ガスの排出を抑制しようとする動きが加速している。 一方、炭酸ガスより遙かに温室効果の高いメタ…

■羽田空港、自家消費型太陽光を導入

空港に太陽光発電を導入することがニュースになるのが不思議。全国の空港がマイクログリッド化するというのならまだ話は分かるが、新しい事への取り組みが遅い。 いつの頃だったか、東京駅の改札口に圧電素子を取り付けて、旅行客の歩きを電力に代えるという…

■太陽光パネルを路面に敷設

道路舗装大手が路面に太陽光パネルを敷き詰めて発電する事業に乗り出しているとのことだ。道路で発電できれば将来は電気自動車(EV)や街灯などの電力を賄うことができるし、太陽光パネルの設置場所不足の解消にもつながる。普及には設置コストや耐久性など…

■森林の高齢化

ほぼ自分が予想していた内容の報道があった。 全国の人工林の過半が50歳を超え、高齢化が目立ってきたというものだ。国内の林業は安価な輸入木材に押されて産業競争力が低下し、伐採や再造林が進まない負の連鎖に陥っている。手入れされていない放置林は台風…

■CASAセミナー

今日午後2時から、気候変動防止に取り組む環境NGOである地球環境市民会議(CASA)が開催したZoomセミナーに参加した。ゲストスピーカーは安田 陽 京大経済学部特任教授。テーマが、「電力の自由化と再エネの普及拡大」だったので、日頃Facebookなどで厳しい指…

■グリーン冷媒

2~3年前、古くなったエアコンを取り換えて貰った。取り替え作業を見ていたのだが、古いエアコンの冷媒をどのように処理していたのかよく分からなかった。今年の夏、その取り換えたエアコンが冷えなくなった。故障修理の人がしたのは、圧力ボンベに入ってい…

■Zoomミーティング

今日の午後1.5時間ほど、昔働いていた会社の同期がZoom会合を開いた。昭和36年入社ということから36会。毎年七夕の日に会合を開いていたのだが、新コロナ感染拡大のため会合することを中止してZoomでのオンライン会合を開いたのだが、自分がZoomでの会合を提…

■ノーベル物理学賞

スウェーデン王立科学アカデミーは昨日5日、2021年のノーベル物理学賞を日本出身で米国籍の真鍋淑郎・米プリンストン大学上席研究員(90)らに授与すると発表した。物理法則をもとに、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が気候に与える影響を明らかにした。温暖…

■「洋上風力発電の低コスト化」プロジェクト

経済産業省は、グリーンイノベーション基金を用いて実施予定の、「洋上風力発電の低コスト化」プロジェクトの内容をまとめた研究開発・社会実装計画を策定したと報じられている。 2050年カーボンニュートラル目標に向けて、令和2年度第3次補正予算において2…

■企業の脱炭素ファッション

毎日のように再生可能エネルギーからの電力を導入した企業の名前が報じられている。再エネの導入自体は好ましいことだが、それだけであたかもその採用企業のエネルギー効率が大きく改善したと評価されるような風潮があるとすれば、その導入の実態を具体的に…

■電柱で交通データの収集

関西電力の保有する電柱の数は270万本。これをデジタルインフラに仕上げて新しい事業にする方向で動いているようだ。歩行者情報を自動車に伝えて事故を防ぐシステムを開発中で、自動運転への応用を視野に入れる。各電柱の劣化や気象データを解析して適切な更…

■今走っているガソリン車は消えて無くなる運命か

高級車ロールスロイスも電気自動車を生産するようになるそうだ。内燃エンジンで走っていたものが、地球温暖化対応として、いわば強制的に社会の移動システムの役割を喪失させられるのだが、自動車にはただ走り方の価値しかないのではなかろう。外形、内装と…