効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

メタンガスを使う車

4月29日の日経新聞朝刊に、大阪ガスとヤマハ発動機が生ゴミをメタン発酵させてできたメタンガスを使って走るゴルフカートの共同走行実験を始めたと出ていた。活性炭でガスを吸着する燃料タンクを使い、一回1立米の充填で30km走れるそうだ。ここでは生ゴミの…

モダンジャズ・ライブ

同志社大学にThe Third Hurd Orchestraという伝統のあるモダンジャズ・ビッグバンドがある。三男がそこでトランペットをやって卒業し、結局就職せずにプロミュージシャンを目指してほぼ10年。このバンドに属していた卒業生が作ったビッグバンドのライブが…

友人から

数日前、大学時代同じ寮室で2年間過ごした友人が重い封筒を送ってきた。中には写真のような彼の著作が入っていた。今日読み終わったのだが、子ども時代にどのように過ごしたかを懐古し、それと対比して今の子どもたちの置かれた環境に危機感を持ち、どのよう…

日米のエネルギー事情

今日安倍首相がブッシュ大統領と首脳会談をする。主張すべき所は十分主張して、従属的な印象が出ないよう頑張ってほしいものだ。安全保障問題も課題になるだろうが、米国の都合の良い要求に屈しないでほしい。 今回はエネルギー問題が俎上に上がることはない…

バイオメタノールとバイオディーゼル燃料

今日の報道で、明日からバイオメタノールを3%混ぜたガソリンが首都圏で販売されると知った。小売値段はレギュラーガソリンと同じだそうだ。同じく今日、NHKテレビのニュースで、宮城生協が傘下のお店で使用済みの天ぷら油を集めて、ディーゼル燃料にしたも…

燃料電池が作る水

我が家の固体高分子電解質燃料電池、750ワット、は設置以来順調に稼働している。我々の生活パターンに合わせた稼働をしているのかどうか分からないが、設置当初、排熱回収した温水量がすぐ一杯になったのに、最近は余り溜まらなくなっている。ひょっとすると…

Fuel Cell Energy社のプレス発表

Fuel Cell Energy(フューエルセル・エナジー社)からのメールが入ってきた。同社は、溶融炭酸塩電解質型燃料電池で世界のトップを走る開発・製造会社で、そのMCFC250kWユニットは日本でも10基前後が稼働している。今日のメールは、同社がVersa Power Syst…

ウランの価格

昨日来ていた海外からのメール情報を読んでいたら、いまウラン価格が急騰しているらしい。この情報によると、これからも天井を知らないほど上昇すると予想されるから、ウラン産業に投資すれば儲かるぞというご託宣である。その中にウランのスポット価格の上…

黄砂症

これまで40年続いている異業種交流勉強会に属している。始めた頃は若手の勉強会だったが、いまでは殆どが立派なシニアで、後から参加した数人がまだ若手というものだ。このメンバーのお嬢さんが今日嵐山近くの青山音楽記念館でピアノの演奏会を開くという…

中国の石炭火力発電所と排煙処理

修士課程学生のリサーチ・プロジェクトの論文指導の二回目。前回は事故があって電車が遅れ、授業に間に合わないのではとひやひやしたが、今日はスムースに接続。土曜日に授業があるのは何か損をしたような気になる。 6人の学生がそれぞれどのような修士論文…

バイオ燃料

最近、トウモロコシやサトウキビを原料とするエタノールをガソリンに代替させようとする動きが活発化している。しかし、これに対し、食料の一種を燃料に変えるのは本末転倒だという批判が巻き起こると同時に、穀物価格が急騰する現象が顕在化した。トウモロ…

パソコンあれこれ

今日も結構寒い。明日は暖かくなるそうだが、もう一度ほど本格的寒さが来て、奈良に雪が降るなんてことがないだろうか。そうなると本格的気候変動だ。 中古のパソコン価格を調べる必要があって電気街へでかけた。少しの汚れなどにこだわらなければ、性能の良…

今日あったこと

今日は昨日に増して寒い。天候も雨模様だからまるでこれから冬に向かうような感じがする。アメリカと日本の凶行報道がその気分をますます寒々とさせる。ヴァージニア工科大学で銃の乱射で30人を越える犠牲者がでたについては、哀悼の気持ちと共に、またかと…

熱は複雑

今日は仕事で名古屋へでかけた。天気は良いが風が強く、思わずポケットに手を入れたくなるような肌寒さだった。このような寒さが続くとガス会社には有難い。まず地域全体の水の温度が下がるため、お風呂を沸かすのに使うガスの量が増えるからだ。また、まだ…

熱利用に工夫が必要

昨日一日、自宅に設置されている実証テスト中の燃料電池が止まっていた。別に故障ではなく、予定された27日ごとに一日止まるというスケジュールに沿ったものだ。燃料電池が止まると、発電したときの排熱もなくなるので、給湯器の貯湯槽には全くお湯が溜ま…

米国でLNG輸入が増えて

北米での天然ガス資源の開発が十分に進まなかったために需要に対応できなくなり、価格も高騰し、また、大きな変動をするようになっている。そのためLNGの輸入基地の新規開設が相次いでいて、輸入量が増えてきている。それに伴って興味あるレポートがE Source…

新学期の始まり。

関西学院大学大学院総合政策研究科で客員教授としてここ7−8年、修士課程学生への指導をしてきた。講義ではなく、学生が行うリサーチプロジェクトの論文指導を複数の教官がチームで行う一員として参加しているのだ。今日がこの春学期の初日。6人の学生が履…

中国のコージェネレーション市場

中国の温家宝首相が来日した。非常に良い印象を日本国民に残したのではないか。勿論課題として残ることは少なくないが、協力できる分野を具体化し、方向を示したのは大きな一歩だった。日本がこれにどのように答えるか。歴史問題は安易に動けないことだが、…

熱の消費パターン

ほぼ一ヶ月ぶりに散髪をした。昔は半月毎くらいに髪にハサミを入れて貰い、ついで洗髪、ひげそり、と一連のものをして貰っていたが、いつも時間がかかるのと、ひげそりでどこかを傷つけられないか心配するのが嫌だった。ひげそりは、うまい人にやって貰うと…

グリーンビルディングの評価

E Sourceのレポートに、グリーンビルディングがあちことで推進されているが、その成果としての省エネルギー実績に、想定された成績が出ていないものが結構あるというものがあった。グリーンビルディングが完成してしばらく使われてから、その実績がどのよう…

熱伝導性の高いバイオプラスチック

プラスチックの熱伝導性は高くないのが一般である。トーモロコシのような植物を原料にした再生可能なバイオプラスチックもその例外ではない。この環境から見て望ましい材料に炭素繊維と植物由来の結合材を加えて、ステンレスと同等な熱伝導性を発揮させるの…

メタン・ハイドレート

深い海の底は、低温で大きな水圧がかかっている。そのような場所にメタンガスが水の分子の間に取り込まれた状態で存在するメタン・ハイドレート(メタン水和物)が大量に存在することが確認されている。この温度を上げ、圧力を下げてやると、メタンガスが出…

選挙など

県知事と県議会議員の選挙日だ。投票に連れ合いと昼過ぎにでかける。会場は近くの小学校だから歩いていける距離。天気も良いので仲良く散歩といきたいところだが、連れ合いの脚の調子が良くないので車で会場まで。炭酸ガスの排出は仕方がない。どこの桜も満…

IPCCの水不足への強い警告

国連の気候変動に関する政府間パネル、IPCC(気候変動に関する各国の専門家集団)が、地球温暖化によって世界的に水不足が起こる地域が拡がるという警告を発したと今日報道された。水が不足すると言うことは、植物や微生物をも含めた全ての生き物が生き続け…

ユニセフの日でした

日本ユニセフ協会奈良県支部の予算役員会が今日午後あった。連れ合いが責任者で、自分も理事をしているし、司会・説明もしなくてはならないので、数日前から資料作りに追われていた。結局パソコンを一日中働かすことになり、こちらの肩も頭も疲労困憊。ま、…

庭木の手入れ

昨年末にできていたはずの庭木の手入れが遅れに遅れ、3日かけて今日終了した。春になって剪定をするのは、庭木に申し訳ない気持ちで一杯だ。既に沢山の芽を出しているのもあれば、すでに若葉が一杯になっているものもある。ひょっとすると調子を崩す木も出…

米国のグリーン電力販売

今日米国のNREL(国立再生可能エネルギー研究所)からメール情報が入ってきた。同研究所が、全米の電力会社でグリーン電力の販売上位10社を発表したのだ。米国では600社以上の電力会社が、強制ではなく任意で風力や太陽光発電、地熱、バイオマスからの発電…

いろいろな太陽電池が登場中

一昨日電力のピーク対応として太陽電池が有効だと書いた。いままでは、シリコンを素材としてものが主流だったが、それ以外の素材を使うものがつぎつぎに登場している。有機物である色素とか金属を素材としてものなどである。フィルムのように曲げられるもの…

バイオガスが有効利用できない日本

大規模に養豚事業を行っているところで、大量に出る糞尿の処理をメタン発酵で行っている。このガスを使って発電を計画し、ドイツのガスエンジンを導入して発電を行ったが、トラブルがある時の対応が外国産であるためにスムーズに行かず、結局エンジンを止め…

多数の原発が一度に止まったら

原発が停止して点検中に誤って臨界になるのをはじめとして、極めて重大なミスがつぎつぎに報道されている。発電する時には当然臨界状態に入っているのだが、臨界状態で核分裂が暴走しないように何重にも安全装置が準備されている。ところが、その機構の一部…