効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

トヨタ自動車が電気自動車に力点か

トヨタ自動車はこれまで、燃料電池自動車の開発を進め、それへのつなぎのような形で、エンジンと蓄電池を組み合わせたハイブリッド車を商品開発してきたと思っていた。しかし、蓄電池価格の急速な下落と性能の向上が著しい中で、トヨタはその開発方針を再検…

奈良県ユニセフ協会から離れる

35年ほど前に連れ合いが個人の関心でユニセフカードなどの販売を地域で始めたのがきっかけで、子供達が通っていた小学校のお母さん達が集まってユニセフグループでき、いつのまにかそのグループを引っ張る立場になってしまった。このグループの活動が拡大し…

日本列島北部で電力系統強化の方向

北海道と東北地方には風力発電に向いた風がふくため、風力発電の潜在設置量は非常に大きい。しかし、それが接続される送電系統が、大きく変動する電源の接続を前提として居らず、また、風力発電は辺鄙な田舎で人口の少ない地域で設置されるので、電気を送る…

息の長い地域テニスクラブ

今日昼、奈良駅近くの和食レストランで、自分も設立に関わった学園前ローンテニス・クラブの懇親会があって出席した。参加者は60人。顔はコートで見たことがあるが名前の分からない人が多い。だが、同じテニス仲間ということもあるのだろう、盛り上がって楽…

電力融通型マンション

分散型の電源、たとえば太陽光発電、燃料電池、蓄電池が普及すると、小さな地域でエネルギー供給を制御できるようになる。これがマイクログリッドと呼ばれるものだが、将来の電力供給の主流に育っていくかも知れない。その一つの事例が、東レ建設が静岡県長…

日本の発電所を視覚的に見る

これまで日本の発電所の場所や規模を俯瞰的に見る方法が分からなかったが、偶然次のウエブがあることを知った。電事連のデータベースで数字としてみることはよくやっていたのだが、このウエブでは、歴史的な歩みまで視覚的に捉えることができる。東日本大震…

2015年度エネルギー需給実績(速報)

資源エネルギー庁から2015年度エネルギー需給実績の速報が出された。それを見ると、エネルギーの需要・供給ともに前年度より減っている。最終エネルギー消費は、前年度比1.8%減となり5年連続で減少。減少は、効エネの進展や前年度以上の冷夏・暖冬等が要因だ…

リチウムイオン電池の性能向上

電気自動車に使われるリチウムイオン電池。その性能が次々に時間を置かずに上がっているようだ。寿命、充電時間、体積や重量あたりの蓄電容量などが重要なポイントになる。自動車エンジン部品の中堅メーカー、安永は22日、リチウムイオン電池の寿命を12倍伸…

福島に再度津波

今朝起きてテレビのスイッチを入れたら、アナウンサーの緊迫した声が聞こえ、福島沖でまた地震が起き、津波が起きると報じていた。また3/11かと思ったが、震度が少し低いので大事にはなるまいと思いながら見ていたが、現地では多くの人が高台に避難しただろ…

地下埋設配管

道路の下には、水道管、下水管、ガス管などの他に、都心などの無電柱区間でなくても、電線、電話線が走っている。これから東京都が無電柱プロジェクトを進めるようだが、電線を地下に埋め込むには、これまでだとまず縦穴を掘って、そこから横向きに掘削しな…

持続可能都市アムステルダム

オランダのアムステルダムは、人口よりも自転車の数の方が多いと言われるほどだ。自転車専用道路が縦横に走り、日常的に自転車を利用する市民が多い。アムステルダム市も市民にさらなる自転車の利用をするような施策を打ち出している。エネルギーをできるだ…

フランスの原発

フランスは電力の大きな部分を原発に頼ってきた。いま58基を保有しているが、その中の多くのものに、炉心部分や蒸気発生器に問題が発見され、次々に停止を余儀なくされている。10月19日時点で21基が発電を停止し、さらに停止するプラントが続出しようとして…

円安

今日の円ドル相場は円安の方向になっており、この流れはしばらく続くという専門家の見方もある。1ドル100円から110円になるということによって、原油やLNGなどエネルギー資源の輸入価格が上がることになり、電気料金に少し時間遅れで反映され、値上げになる…

ビルの環境認証

ビルの環境認証は、米国ではかなり前からビジネス社会で評価されるようになり、環境認証がなければテナントの質が低下するほどになっていた。だが、日本では最近まで環境認証を評価する機運にはなかったのだが、最近環境認証をとるビルが増え始めたようだ。…

老朽原発美浜3号機の運転延長認可

原子力規制委員会は16日、稼働から40年を迎える関西電力美浜原子力発電所3号機(福井県)の運転延長を正式に認可した。稼働40年前後の老朽原発の運転延長が認められるのは、関電高浜1、2号機(同)に次いで2例目となる。美浜3号機の老朽化による影響を…

福岡の道路陥没

JR博多駅近くの通行量の多い道路が大きく陥没してから1週間で通行ができるようになった。まず、この陥没で一人も死傷者が出なかったというのは奇跡だと思う。テレビ情報であの凄い陥没が起きたときに、工事中の地下現場に誰も居なかったとは考えられず、陥没…

御堂筋に自転車専用道一部完成

トランプ氏が米国の新大統領に選出されたことによって、世界がどうなるかについてどうも不安定な推測ばかり出ている。彼が実際に政権を率いる時が近づくと、今とは全く異なる様相が出ているかも知れない。 ところで、2009年8月9日にこの日記に書いた、御堂筋…

風力発電の稼働率

風が吹かなければ風力発電が発電しないのは当然。しかし、風をうまく捉えることができれば、定格に対する発電規模が大きくなる。風が強すぎれば、トラブルを避けるために発電を停めるようにもする。同じ風でも発電量の大きいものもある。これらを年間で総合…

米国新大統領と地球温暖化

直近のニューヨークタイムズがトップ記事として出しているものに、ドナルド・トランプ氏は、大統領に就任したら環境保護局(EPA)を廃止するだろうという記事がある。選挙中にも、地球温暖化が人間の活動によって引き起こされているという考えを、とんでもな…

水素と再エネ

北海道には風力発電に適した風が吹く。風は夜でも吹くから、それをうまく制御できれば、風力発電の設置規模をさらに拡大できるはずだ。しかし、北海道と本州を結ぶ北本連系線の容量が60万キロワットしかない(2018年には90万キロワットになる計画が進行中)…

トランプ旋風

昨夕はテレビに釘付けになってしまった。そして、共和党から立候補したドナルド・トランプ氏が米国の次期大統領に選出されたという結果が出たときには、米国国民の多様性を実感した気がした。だが、選挙で彼が示した公約で具体的なものは殆どなく、メキシコ…

ミミズの筋肉で超小型ポンプ

興味ある記事を見た。理化学研究所(理研)と東京電機大学らの共同研究チームは10月17日、ミミズの筋肉組織を利用した小型ポンプを開発したと発表したというものだ。これまでは圧電素子を使って、電圧をかけると膨張、収縮する力で微少ポンプを作っていたの…

電気自動車の変革

蓄電池だけで走る電気自動車は、蓄電池の性能の制約から、走行距離がガソリン自動車には比べることができないほど短かった。最近の蓄電池の改良が進んでいても、少し距離を必要とするところに移動するのは不安がある。それを補うために、ガソリンエンジンと…

廃炉コスト

昨今、福島第一原子力発電所の事故を巡って、4基の原子炉の廃炉コスト、周辺の除染、住民の移転、漁業だけでなくいろいろな事業の賠償など、巨額になることが明らかになり、その負担は究極的には国民負担にせざるを得なくなっている。そこに上乗せする形に…

石油・ガス産業の地球温暖化対応

世界的規模の石油・ガス関連企業10社が、カーボン排出量を抑制する技術の開発に向けて10億ドルを今後数年の間に拠出するということだ。BG Group, BP, Eni, Premex, Repsol, Saudi Aramco, Reliance Industries, Royal Dutch Shell, Statoil, Totalがそれ…

帝人が炭素繊維の生産力倍増

COP22のパリ協定が11月4日に発効した。この発効に到った力に日本は加わることが出来なかったのだが、国際社会はモロッコで7日開幕する第22回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP22)で協定実行のためのルール作りの交渉に入る。批准したのは世界最大…

日ロを繋ぐ高圧送電線

現在日本はロシアからLNGを輸入している。天然ガスパイプラインをつなぐプロジェクトもあったが、立ち消えになっていた。日ロ平和条約の締結、4島返還を巡って交渉が始まろうとしているが、両国間を送電線で結んで電力の輸出入をしようとする計画がプロジェ…

原発のコスト転嫁

発電コストが安く、エネルギー安全保障のためにも重要だとして、これまで推進策がとられてきた原発だが、福島第一原子力発電所の事故処理の難しさから、それ以外の原発の廃炉処理コストも、電気料金に上乗せして社会全体で負担する方向がはっきりしてきた。…

屋根用のタイル形式太陽電池

住宅の屋根に太陽電池を取り付けると、建物の外観が損なわれることが多い。特に日本の瓦屋根に取り付けられると、日本家屋の特質である優美さが失われる。自宅も瓦屋根を使っているので、何度か取り付けを勧められたが断ってきた。屋根が他の形式のものに比…