効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

■Googleが再エネ100%に向けて

Googleは常時再生可能エネルギーによる電力でデータセンターを運用する目標を掲げているが、その実現に向けて興味ある運用を始めている。普通データセンターは24時間フラットな稼働をしているのに対し、太陽光や風力と言った天候に支配されるエネルギーによ…

■中国で太陽光発電による水素製造

中国のBaofeng Energy Groupが、太陽光発電20万キロワットからの電力で水素を水電解によって作る設備に着工したということだ。日本でも福島県の浪江町で既に同じような水電解により水素製造設備が稼働し始めているが、そこでの太陽光発電の規模は1万キロワッ…

■「完全資源循環型」食料供給システム

次は何をするかといつも期待しているユーグレナ社が、これまで培ってきたユーグレナ(ミドリムシ)の増殖技術を応用して、JAXA(東京都調布市)らが主導するプログラムで宇宙空間での食料資源開発を進めることになった。プログラム名は「SPACE FOODSPHERE」(…

■在宅業務の各種問題点と将来への利点

Stay Homeが5月6日で終わるかどうか。楽観はできないという感じがする。だが、今日発表された東京都の新規感染者数が39人だったということは、月曜日だから少なく出るということを割り引いても、感染者が減りつつあることを感じさせてくれる。とはいえ、接触…

■公共料金の支払い

緊急事態宣言も予定通り終了できるかどうか分からない。予定通りに進んだとしても、経済に対するマイナスの影響は非常に大きなものとなることは確かで、解雇された人達が、その日の食料を買うこともできなくなる、あるいは、家賃が支払えないので出なくては…

■東京都、小規模宅地開発の無電柱化に最大1000万円助成

東京都は電線などを地中に埋める「無電柱化」を進めるため、小規模な戸建て住宅の開発事業を対象に、設計費や工事費など最大1000万円を助成する。新規開発を対象にしたもので、既築の住宅地などは対象にはならないだろう。幹線道路や大規模開発と違い、10~2…

■新型コロナウイルスと紫外線ランプ

ネット情報だが、紫外線ランプを使うとこのウイルスが付着しているものを消毒することが出来るかも知れないとして、その殺菌力をレポートしているのを読む機会があった。その説明によると、幸いなことにコロナウイルスはエンベロープと呼ばれる脂肪膜に包ま…

■船員のコロナ感染

長崎の造船所で修理中のクルーズ船の乗組員に新コロナウイルスが拡がっているという報道を見た。大型船の場合多くの乗組員が乗船しているが、一人が感染するとあっという間に他の乗組員にも拡がる。当初日本で問題となったクルーズ船の感染拡大で、閉空間に…

■テレワーク、テレ学習

新型コロナウイルスの猛威がいつ収まるか見当がつかなくなっている。その中で、多くの職場で自宅待機とテレワークが拡大しているが、それぞれに大きな社会問題を内包している。自宅待機は宅内感染の可能性を大きくするし、家族が常に顔を合わせることによる…

■原油価格とコロナ

新型コロナウイルスの蔓延が収まる気配はなく、世界経済は極端な下降局面に入っている。日本も全体が足止めされて、中小企業が倒産の瀬戸際になり始めている。個人に対しては、10万円の給付がされることになったが、売上が急減した企業への救済策は一応示さ…

■2018年度の最終エネルギー消費

資源エネルギー庁は4月14日、各種エネルギー関係統計などをもとに、2018年度の総合エネルギー統計確報を作成し、エネルギー需給実績として取りまとめ公表している。最終エネルギー消費は前年度比2.7%減、一次エネルギー国内供給は前年度比1.8%減となった。化…

■電気自動車を活用して電力供給

静岡に本社がある鈴与商事が、エネルギー関連ベンチャーの東京のREXEVと業務提携し、電気自動車(EV)を用いた電力供給システム事業に参入すると15日に発表している。EVの蓄電池を使って電力の需給調整や非常時に防災用電力を供給する仕組みを構築し、全国の…

■IEAからの発電量情報

IEAから、2019年の電力関連の状況を示す情報が出された。それによると、OECD諸国で見ると、2019年での発電量を見ると、天然ガスによるものが石炭によるものを上回っており、2018年からこの状況が継続しているとのことだ。天然ガスによる発電量は2019年に4.8…

■コロナウイルスの拡大と地球温暖化との関係

新型コロナウイルスの感染拡大により、世界の経済活動が大きな停滞をしている。中国が感染を食い止めたとされるが、これで中国の経済活動が急回復するとは言えない。経済のグローバル化がそれを阻む形になる。だが、この状況が続けばエネルギー消費が急減し…

■30万円から10万円へ

つい先ほどのニュースで知ったのだが、ここ数か月の収入が減ったことを証明できる世帯に現金30万円を支給するという政府の支援策が、国民へ一律現金10万円支給することに変わったようだ。一応早期対応ができるようになったのは良かったと思う。公明党からの…

■2018年度の温室効果ガス排出量(確報値)

環境省が14日に発表したところに拠ると、2018年度の温室効果ガスの総排出量は12億4,000万トン(二酸化炭素(CO2)換算)で、前年度比3.9%減(2013年度比12.0%減、2005年度比10.2%減)となっている。前年度からの減少要因としては、電力の低炭素化に伴う電力…

■安藤ハザマの研究所でMHPSの「燃料電池+マイクロガスタービン」が稼働

日本で作られる固体電解質燃料電池としてはもっとも規模の大きいものが安藤ハザマ研究所で4月9日から稼働を始めた。発電規模は250kWで、この商用第一号機は、三菱地所の東京・丸の内ビルディングで自家用コージェネとして2019年2月から運用されており、安定…

■東電グループの再エネ専業会社

東京電力リニューアブルパワーは4月1日、東京電力ホールディングスの再生可能エネルギー発電事業を承継し、再生可能エネルギー専業会社として事業を開始したと報じられている。同社が保有する水力・風力・太陽光発電の設備容量は総出力約1,000万kW。2030年台…

■インドで大停電寸前

インドのモディ首相が、新型コロナウイルスに向けた政府の対応策に賛同する人は、4月5日の午後9時に電灯・照明を切って意思表示してくれるよう国民に呼びかけたようだ。この方針を発表する前に何らかの検討をしてはいるだろうが、多分電力関係の専門家は加わ…

■イチゴ自動収穫ロボット

テレビ番組で見たのだが、イチゴを収穫するロボットが実用化したようだ。それもただ摘み取るだけではなく、熟成度、糖度などを認識して、レベル以上に達している実を傷つけないようにアームを伸ばして摘み取って箱に入れていた。色による判定だけでなく、超…

■緊急事態宣言の効果に疑問

総務省は今日10日、新型コロナウイルスの感染拡大で収入が減った世帯に対する30万円の現金給付について、給付基準を全国一律にすることを明らかにした。給付対象となる住民税非課税世帯の水準が、市区町村や家族構成によって異なるため。住民による申請…

■電力・ガスの安定供給

政府が新型コロナウイルス感染拡大防止への緊急事態宣言を出したことを受け、経済産業省は8日までに、電力・ガス事業者などに安定供給の継続に万全を期すよう要請した。3月27日に、新型コロナウイルス感染の拡大によって米国の原発の稼働に大きな問題が…

■安価な浮体式風力発電

洋上風力発電は、これから日本の風力発電の主力になると期待していたものの、その設備コストが非常に高いと聞いていた。そこへ今日、日立造船が2023年にも洋上に風車を浮かべる浮体式の風力発電設備を実用化するという記事が入ってきた。固定買い取り価格(F…

■緊急事態宣言が出されることに決定

昨日と同じテーマだが、実際にこの宣言が適用される地域が具体的に示されると、その緊迫感は大きい。そこで気が付いたことだが、北海道が対象地域に入っていないということだ。最初にウイルス感染が急増したのは北海道だが、道内で緊急対応を迅速に行ったこ…

■新型コロナウイルスが世界を変える

明日にも日本政府は「非常事態宣言」を出すことになりそうだ。米欧では都市封鎖が行われているところもある。米国では3月13日に国家非常事態宣言が出されている。いま進行中の米国大統領選挙の過程で、民主党候補指名争いをリードするバイデン前副大統領は5…

■欧州でグリーン水素パイプライン計画

太陽光発電や風力発電の電力で水素を製造して既存の天然ガスパイプラインで輸送、産業や発電に活用する大規模な「グリーン水素パイプライン計画」が欧州で始まろうとしている。天然ガスパイプラインを管理・運営するガスTSO(系統運用者)が中心になって、競…

■日本初、太陽光発電自営線・自己託送モデル

リソルグループのリソル生命の森(千葉県長柄町)とリソル再生エネルギー(福島県石川郡)は4月1日、光熱費やCO2の削減と災害時の自家発電を目的とし、リソル生命の森社の施設敷地内で、太陽光発電による電力を自営線と自己託送を組み合わせて地産地消する「…

■空気の見える化事業

新型コロナウイルス(Covid-19)の跳梁がますます世界を混乱に陥れている中、まるでこれに対応するために生まれたように見える事業の開始が報じられている。それは、東京にあるみんな電力が3月24日に発表した、空気環境対策事業「みんなエアー」だ。空気中に…

■温室効果ガス削減などの目標

環境省は、3月30日に、「2018年度における地球温暖化対策計画の進捗状況」を公表した。それを眺めて見ると、 2018年度実績 前年比 2030年度目標 30年度目標比 温室効果ガスの総排出量 124,400 △.3.6% 104,200 △26.0% エネルギー起源CO2排出量 106,000 △4.…

■発送電分離

今日は令和として初めての新年度。通常であれば入社式などが各社で行われている筈だが、新コロナウイルスの感染を防止するために、直接全員が集まる入社式が行われたところはほとんどなく、ニュースなどでは、インターネット配信の入社式もあったようだ。こ…