効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

燃料電池EXPO2018

東京ビッグサイトで開催されているスマートウイークEXPO2018へ足を運び、丸一日を過ごしたが、2005年に燃料電池EXPOとして始まった頃にはそれほど人が集まっていなかったと思う。だが今回は朝の申し込みに長蛇の列。イギリスが来た客の世話をして申し込みを…

長崎大、潮流 低速でも発電 低コストの小型装置

長崎大学は小型で低コストの潮流発電装置を開発したと報じられている。回転する羽根を包むようにカバーを付けて潮流を1.7倍程度に速めることで、毎秒1.5メートル程度の低流速でも発電できる。風を集めて発電効率を高める九州大学の風力発電の技術を応用し、…

平昌冬季オリンピックとドローン

平昌冬季オリンピックが終了した。テレビで日本チームの活躍を眺め、一喜一憂に時間を積み重ねたことは誰しものことだろう。全ての印象が貴重だったが、競技以外のことではあるが、閉会式でドローンが数十機、見事な編隊を組んでハートマークなどいろいろな…

固定価格買取制度から離れる太陽光発電

2019年には、家庭用の太陽光発電で固定価格買取制度(FIT)が開始されてから10年が経過して、この制度の適用がなくなる物件が50万世帯にのぼるという。問題は、FIT終了後、これまで適用されてきた固定価格での売電ができなくなるのだが、その後生ま…

大和郡山市市庁舎の建設案

今日の奈良新聞が、大和郡山市が市庁舎の建て替えにかかるスケジュールや整備方針などを盛り込んだ市庁舎建設基本計画案を発表したと報じている。市庁舎は旧館が昭和32年、新館が52年の建築で、いずれも耐震性が不足し、老朽化が進んでいる。市庁舎は現地で…

ブラザー工業が燃料電池事業に参入

この報道記事を読み、さらにブラザー工業のプレスレリースを参照してみたが、コピー機やファクスなどの製造販売をしてきた企業が、燃料電池事業に参入するというのには少なからず違和感を持った。非常用電源など向けに4.4キロワットの固体高分子型燃料電…

バーチャル試着

衣服の採寸をして貰うのは厄介だが、既成のものを買うときにも、自分の体型に合っているかどうかは、ちょっと試着したくらいではなかなか分からないものだ。というのが自分の思っていた事なのだが、その常識が変わるかもしれない。3D測定が衣料品業界にも導…

中国の原発建設遅れ

ロイター通信が出した情報だが、ウエスティングハウスの新型原発AP1000第一号が中国の東海岸に建設されているが、安全性に懸念があるという理由で核燃料の装填が遅れているらしい。日本でも報道されているのだろうか。チャイナデイリーが述べているのは、こ…

外務省有識者会合の申し入れ

外務省の気候変動に関する有識者会合は19日、エネルギーに関する提言をまとめ、河野太郎外相に提出した。世界で石炭火力発電への逆風が強まっているのを踏まえ、日本は石炭火力発電所の廃止を覚悟し「国内の石炭火力の段階的廃止のロードマップを示す」よう…

YKK80ビル

秋葉原近くに2015年9月に建設され運用が開始されたYKK80ビル。エネルギー消費効率が極めて高く、各種の表彰を受けている。その特徴は、ビルの開口部である窓の外側にアルミブラインドを付け、窓は内側に電動のブラインドが入った複層ガラスになっている。室…

太陽光発電と蓄電池の組み合わせのコスト競争力

米国アリゾナ州最大の電力会社が、もっとも需要が高まる午後3時から8時という時間帯の電力を外部から調達しようと入札を行ったが、First Solar社が提示した65MWの太陽光発電と50MWの蓄電池を組み合わせた電力供給システムが、安い天然ガスを使う火力発電より…

中国がLNGを大量輸入

中国が液化天然ガス(LNG)の輸入を増やしていると報じられた。2017年は前年比約5割増の約3810万トンと、韓国の約3760万トンを抜いて初めて世界2位になった。1位は日本の約8360万トンだが、20年代から30年にかけて中国が追い抜くとの見方は多い。LN…

業務用燃料電池設置例を見た

昨年の12月7日他で日記に書いたように、業務用の発電規模(数キロワットから数百キロワット)を持つ固体酸化物燃料電池の設置が始まっている。2017年度としてこれまで国の補助対象の設置に向けた募集が9次まで行われていて、7次までの採択結果が示されている…

太陽光発電を条例で規制

大阪府箕面市は、出力10kW以上または面積100平方メートル以上の太陽光発電設備について、山麓部や農地などの地区では設置を禁止し、それ以外の地区でも許可制とする条例を、3月議会に提案するということだ。ただし、高さ10メートル以上の建築物の屋根に設置…

カナダと洋上風力発電

米国では洋上風力発電のプロジェクトが急増しているが、海岸線が世界で最も長い国であるカナダではまだテイクオフしていなかった。これまでは波力発電や潮力発電に力が入っていたようだ。だがここに来て、カナダ政府は洋上風力発電の支援をする政策を打ち出…

返済が滞るとエンジンが止められる

自動車ローンの融資を受けた人が返済をしなくなると、融資をしたところが信号を送ってエンジンを止めてしまい、返済が確認されるとエンジンが起動できるように元へ戻すやり方が実用化されているらしい。そのシステムは、自動車の遠隔制御装置を開発するグロ…

東大寺お水取り用の大竹

東大寺二月堂の修二会(お水取り)では、籠松明が振り回される。それに使われる太い竹を寄進する「竹送り」が昨日行われた。京都府京田辺市で掘り出された竹8本が奈良市雑司町の東大寺二月堂まで運ばれた。竹の長さは約7メートル、重さは40キロから50キロ。…

水産物に異変

気候変動の影響だろうか、漁業が振るわない。のりやコンブなどの採取量も大幅に下がっているところも多い。食品大手のフジッコは9日、北海道産の昆布を使った37品目について、3月出荷分から容量を平均で4%程度減らし、実質的に値上げすると発表した。…

風力発電機メーカーの収益性低下

風力発電は、発電効率が高まり、欧州では再生可能エネルギーの主役の座に躍り出たが、急激な価格低下で悩ましいのが発電機メーカーだという。中国勢に席巻された太陽光パネルの二の舞いになる可能性もある。中国は国内での設置数が政策的に急増しているが、…

青森県横浜町で32.2MWの風力発電所

よこはま風力発電(茨城県日立市)は、2月1日、青森県上北郡において、発電容量32.2MWの「横浜町雲雀平(ひばりたいら)風力発電所」を建設し、商用運転を開始したというニュースを貰った。これは最初から蓄電池が併設されているようだ。蓄電池のコストが下…

イーロン・マスク

イーロン・マスクのベンチャー精神には驚かされている。昨日彼がCEOをしている宇宙ロケット、スペースXの開発プロジェクトが、これまでで最大の重量のものを打ち上げて火星に向けた軌道に乗せ、さらには、打ち上げに使ったロケット3基のうち2基が自分で地上…

欧州で石炭火力発電量を上回った再エネ

ヨーロッパの太陽光・風力・バイオマスによる発電量が2017年に初めて石炭火力を上回ったということだ。EU加盟の28ヶ国での再エネ発電量が昨年、域内総発電量の20.9%となり、石炭火力からの電力が20.6%であったことから、予想より1年早く上回ったと、2つの…

東電エリアで電力需給逼迫続く

寒波が日本全体を襲う中で、暖房用の電力消費が大きく伸びると同時に、天候が悪く太陽光発電の発電量が低落し、その低落分プラス暖房用の需要を賄うために、火力発電の稼働率を大きく引き上げなければならなくなっている。ところが、東電管内では、たまたま…

電気自動車の変速機

電気自動車(EV)はエンジンに代えて電気モーターを使う。このことから、モーターの回転数を変えてやれば速度は自由に変えられるのだと思っていたし、これまではそれで正しかったようだ。だが、低速回転から高速回転まで1つの電気モーターで処理するのは効率…

昨日のフォーラム

昨日午後、奈良市内の奈良町センターで、市民グループ「おてんとさん」が開催したフォーラムに参加した。表題は「なぜすすまない?日本の再生可能エネルギー」。会場が猿沢の池近くで駅から少し遠いために、聴衆の集まりが悪いのではないかと心配したのだが…

大阪府、ドイツで燃料電池関連商談会

日経新聞の関西版が報じているが、大阪府は5、6日にドイツで燃料電池・蓄電池関連の技術・製品を持つ府内企業とドイツ企業の商談会を開く。大阪側は府内に事業所を置く燃料電池車部品や素材、水素ステーション関連機器など10社が参加するという。ドイツ側…

高知で下水処理の新技術相次ぎ実用化

高知県内で省エネ型の下水処理技術の導入が相次いでいて、「下水技術先進地」として注目を集めていると報じられている。国内に約2千カ所ある処理施設のうち、小規模施設を中心に約1千カ所で採用されているオキシデーションディッチ(OD)法の新技術を高…

アリゾナ州が再エネ州に

これまでカリフォルニア州やニューヨーク州が再生可能エネルギー比率に高い目標を掲げてきたが、それをアリゾナ州が大きく上回る方向に向かいつつある。このほど、エネルギー近代化計画(Energy Modernization Plan)が提案され、当局がこれを認めれば、2050…