効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

■バミューダに電気バス

バミューダ(Bermuda)は、北大西洋にある諸島でイギリスの海外領土である。イギリスの海外領土の中でも、政治的・経済的な自立度が高いとされる。金融部門と観光産業に支えられており、2005年には、一人当たりのGDPが$76,403となり世界で最も高い数値を記録…

■暑さが続く

今日は昨日よりも暑かったかも知れない。外気温を示す温度計は35度を超えていた。東京電力管内では需給逼迫注意報が継続している。東京も梅雨が明けたようだから、この暑さは続くだろう。天気の状況次第という側面もあるが、梅雨が明けたと言うことは、晴天…

■酷暑と梅雨

昨日だったか関西地域の梅雨が終わったと報じられた。5月29日に梅雨は来ないのではないかと書いたが、ほぼそれに近い気候になっている。高温多雨という言い方があるが、今年は高温少雨。農家は水田の水の確保に困っているに違いない。そして、酷暑が到来した…

■停電リスクを予測するエネファーム

家庭用燃料電池のエネファームを開発・製造しているパナソニックが、ウエザーニュースが提供する「停電リスク予測API」を広域通信で受信すると、「停電そなえ発電」を行うエネファームを新製品として開発した。天候予報のデータを分析して、停電のリスクがあ…

■節電要請

報道によると、明日27日、今年初の節電要請が出されたようだ。節電要請は今年からの新制度だが、電力業界の電源不足の深刻さが具体化したものだ。電源不足だけではない。梅雨時だというのに気温40度を超えるところが出るなど、異常な暑さになっていることも…

■水田に太陽光発電パネル

小水力発電の推進を手掛けている友人が、田んぼに設置された太陽光発電をFacebookで紹介していた。その内容と写真の転載を許可してくださったので、それを見ていると分かるが、水田に少し丈の高い柱に太陽光パネルが取り付けられている。発電開始後8年になる…

■化石燃料のデータ

ロッキーマウンテン研究所のレポートが来た。タイトルが「Know your Oil and Gas」(自分が使う石油とガスについて知ろう)だが、具体的には、石油とガスについて考える時に,最終消費されるものについてだけになることが多いというもの。確かに新聞報道など…

■合成メタン

天然ガスを燃料にして走る配送車を見ることがある。天然ガスを高圧にして充填し、旧来のガソリン車やディーゼル車のエンジンの仕様を変えているものだが、日本ガス協会によると、次のような特徴があるとされる。 「1.光化学スモッグ・酸性雨などの環境汚染の…

■節電要請

気温が早く上がって夏日が多くなったためだろうが、電力需要が急増し、現在稼動中の電源ではそれに対応するのが精一杯という状況のようだ。ここ数日、政府の節電要請の記事が頻出している。しかし、節電要請だけではこの夏を乗り切るのは難しいかも知れない…

■三菱重工の超小型原子炉開発

三菱重工業が超小型原子炉(マイクロ炉)の開発を進めていると報じられている。炉心サイズが直径1メートル×長さ2メートルとトラックで運べるほど小さい。可搬性に優れることから、離島やへき地、災害時の電源として期待できるとしている。 三菱重工によると…

■複電圧車

近畿日本鉄道(近鉄)は5月下旬、統合型リゾート(IR)の計画される夢洲(大阪市)への直通に向け、架空線電化区間の近鉄各線から第3軌条区間のけいはんな線・大阪メトロ中央線の直通に備えた可動式集電装置の試作品が完成し、試験に着手すると発表したと報…

■トヨタが水素エンジン車を市販?

乗用車は全て電気自動車になるように思える中、トヨタ自動車が水素エンジン車の市販する意向を明かしたと報じられている。従来のガソリンエンジンと同じ仕組みで、燃料を水素に置き換えたものだ。これに対応して、内燃機関に軸足を置いてきた部品メーカーが…

■超電導フライホイール蓄電システム

フライホイールは、真空中に浮かせた鉄の薄い円盤を電磁石で挟み、電磁石に流れる電流で円盤を回転させる。電流が止まっても円盤は回り続けることで蓄電し、必要な時に磁化した円盤から磁石に電流を逆流させて放電する。フライホイールが滑らかに回り続ける…

■オーストラリアの脱炭素新目標

オーストラリアに新政権が生まれたが、地球温暖化対応として、2030年までに温暖化ガスを43%削減するという目標を政策として決定した。これまでの政権では、2005年レベルの26~28%の削減目標だったから、大幅な削減目標のアップになる。化石燃料の生産国で…

■法隆寺のクラウドファンディング

昨日のニュースで、法隆寺が境内の整備費用を調達するために、目標額2千万円でクラウドファンディングを行うことを知った。クラウドファンディングを開始したのは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、年間の拝観者数が激減し、境内全域の設備点検を含む…

■日本の洋上風力発電

欧州では北海に多くの洋上風力発電が稼働している。だが日本は海に囲まれているのだが、洋上風力の数は極めて少ない。よく言われるのは、日本の海底には遠浅の区域が少ないためだといわれるが、遠浅の地域にもまだほとんど設置されていない。 報道によると、…

■ロシアは化石燃料大国だが

今日の午前中に自然エネルギー財団のセミナーにオンラインで参加した。冒頭のコベリエル理事長のレクチャーで理解したことは、これまで化石燃料を使う火力発電や原子力発電の発電コストに比べて,太陽光発電や風力発電はkWhあたりの価格が高いとされてきたの…

■家周りの後始末

二階のベランダに取り付けてある薄い鉄板のカバーに錆びが出てきたので、塗り直しをすることにして、もうすぐ見積書が来ることになっている。それを機にベランダ周りを見ると、まず気がついたのが、昔取り付けた衛星テレビのディッシュ型受信装置。かなり前…

■竹はバイオマス燃料になりにくい

竹は繁殖力が旺盛で、短時間で成熟する。刈り取らないとどんどん周囲に根を伸ばして手に負えなくなるくらいだから、竹林をバイオマス燃料にできるのではと思っていたが、それが間違いに近い思い込みだったことを報道記事で知った。 竹には成長が速い特性があ…

■太陽光発電方式の多様化

太陽光発電のパネルは、シリコン系と非シリコン系に大別されていたが、最近その多様化が進んでいる。最近報道されたものに、発電する塗料が開発されたというものがある。 栃木県小山市で、地元の高等専門学校出身の2人の男性が立ち上げたスタートアップ企業…

■昆虫食

終戦前後のことだが、疎開先の岡山の田舎で、毎日小さな紙袋を手にして田んぼへ出かけ、イナゴを沢山捕まえて持ち帰り、煎り焼きにして食べていたことを今日の報道記事が思い出させてくれた。弘前大学が菓子・パン材料卸業の元木商店(青森市)と共同で、ト…

■日本企業の閉鎖性

長く日本で働きながら正社員になれない外国人が多いことが、国の賃金構造基本統計調査を分析して分かったと報じられているが、このような調査をしなくても明らかなことだ。この調査では外国人は勤続5年以上でも非正社員が36%を占め、国内全体の2倍を超す。正…

■植物由来の素材利用の拡大

このところ、これまで原料として石炭、石油、天然ガスが利用されていた分野に植物由来のものが増えている。これが半導体にまで及んでいるのは驚きだ。 その一つ。大王製紙はレース用の電気自動車(EV)の部品に同社の植物由来素材セルロースナノファイバー(…

■水素にも地球温暖化効果

英国政府の研究によると、炭酸ガスほど長期的な効果は持たないが、ろうえいした水素が数十年間は地球を温暖化するらしい。炭酸ガスは地球から宇宙に放散される熱の流れを阻害する結果として地球の温度があがるのだが、水素の場合には化学反応で発生する熱が…

■週4日の勤務が企業競争力の新基準になるか

英国で大小企業70社の3,300人を超える従業員が、週4日の勤務を定着させることができるかどうかの試行を6ヶ月間実施するらしい。このプロジェクトの目標は、週4日の勤務で賃金はこれまでと同じ、かつ、生産性も落とさないという結果を出せるかどうかを見ると…

■水素ボンベ

トヨタ自動車は2日、水素をためて持ち運ぶことのできる携帯容器の試作品を開発したと発表した。カートリッジ式で交換しやすく、燃料電池車(FCV)やドローンなどの動力源に使うことを想定する。このような容器が市場に出るのにはもう少し時間がかかると思っ…

■原発を巡るロシアとノルウェーの関係悪化

ノルウェーは人口からみると512万人程の小国であるが、IT産業、アルミ産業など電力集約型産業が主要産業で、1人当たりの電力消費量は23,660kWh、世界有数の電力多消費国である。この国は、欧州最大の水力発電国であるほか、欧州の石油埋蔵量の60%、ガス埋蔵…

■米国が水力発電の柔軟性を高める

米国のエネルギー省が800万ドルを投じて水力発電の柔軟性を高めるということだ。水力発電は元々発電量を必要に応じて変動しやすい性格のものだが、それをさらに制御を精密にして、増加する変動性再エネが送電系統に与える悪影響を抑制しようとするもののよう…

■山梨県が水素製造の推進

山梨県は日本でもっとも長い日照時間を持っているようだ。山に囲まれている地形から雲の発生が他の県に比べて少ないからだという。その山梨県が、太陽光発電などの再生可能エネルギーから水素の製造を後押ししている。民間企業と協力して水を電気分解して水…

■太陽光発電と蓄電池の設置は今後・・・

今住んでいる団地ができてから50年ほどになる。最近古くなった家を取り壊して新築するところが増えているが、その半数以上に太陽光発電パネルが屋根に設置されている。パネルの価格が急速に下がってきたからだ。このうちどの位の家に、さらには既存の建物へ…