効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

New York City Street Tree Map

横浜市議である伊藤大貴氏の書いた記事で、ニューヨーク市の街路樹に関する情報を提供するサイトがニューヨーク市公園局(New York City Department of Parks & Recreation)が運営しており、ニューヨーク市内の約68万本の街路樹が地図に落とし込まれている…

ふるさと納税と地域の再エネ事業

個人が寄付する自治体を選べるというふるさと納税への返礼に、地域の特産品などを送ることが定着しているが、返礼品の競争が激しくなって、総務省は今春、自粛要請を出したほどだ。栃木県小山市は、その返礼を工夫して、ヤクルトレディーによる見守り活動を…

炭素が触媒として白金に代替

いろいろな化学プロセスで白金(プラチナ)が触媒として使われている。この価格が高いために、全体のシステムコストが下がりにくい。これが燃料電池について典型的に言えることだ。固体高分子電解質型燃料電池の中核となるセルの発電部分の重要素材だから、…

イオン、食品廃棄物を2025年までに半減する目標

イオン(千葉県千葉市)は、食品廃棄物を2025年までに発生原単位で半減(2015年度比)させることと、発生した食品廃棄物を資源として活かすため、「食品資源循環モデル」を2020年までに全国10カ所以上(対象1,000店舗以上)で構築することを目標として策定し…

旭ガラスが新冷媒開発

ヒートポンプの冷媒として広く利用されていたフロンが、オゾン層を破壊するために紫外線を多く受ける人間に悪影響があることが分かり、この使用が禁止され、オゾン層の破壊は阻止することができた。だが、それに代替してオゾン層を傷めないものとして代替フ…

日産自動車がリコールする意味

日産自動車が驚くほどの数に上る自動車をリコールすることになったが、本当にこれが意味のあることか非常に疑問を感じている。新車を出荷する前に国の資格を持った人が最終の性能チェックをするべきものが、無資格の人によって行われていたのは、日産のコン…

電力需要の伸び横這い

経済産業省は24日、今冬の電力需要の最盛期に全国各地で節電要請をしないと発表した。最近電気のエアコンで暖房するところが増えていることもあって、冬の電力需要のピークが大きくなり、従来の夏のピークに似た形になっている。北海道では冬のピークの方が…

ダブルブッキング

今日は二人とも医者のアポがあった。午前中にワイフを駅まで車で送り、昼食後自分は眼科へ行った。白内障手術後の定期検査だが、特に問題はないということで半年後に再度検査を受けることにして帰宅。その途中、駅前のショッピングセンターで買い物をして、…

丸紅、長野県茅野市の小水力発電所を運転開始

全国各地で小水力発電事業を行っている丸紅は、100%子会社の三峰川(みぶがわ)電力が長野県茅野市にて建設した蓼科第三発電所・蓼科第四発電所を運開させた。両発電所は2017年8月に建設完工、同年9月1日より商業運転を開始している。昨日の台風による河川…

衆議院総選挙と台風21号

今朝遅めだが投票に行った。雨が降ってはいたが、まだ風は吹いていなかった。ワイフが歩いて行くには少し遠いところにある小学校にある投票所まで車で出かけたが、沢山の車が列をなしていたので、時間がかかるかも知れないと思った。しかし、投票に必要な時…

オーストラリアでテスラとベスタスが手を組む

南オーストラリアで、風力と太陽光発電の大量導入をした地域で大停電が最近起きている。そこへ新しく設置される大規模風力、太陽光発電の出力変動を軽減するために設置する大容量の蓄電池をテスラが供給するということは前に書いたことがあるが、クイーンズ…

「竹」専焼のバイオマス発電所

藤崎電機(徳島県阿南市)は、世界初という竹を燃料として専焼するバイオマス発電所の第1号を、山口県山陽小野田市の小野田・楠企業団地内に建設するということだ。竹だからそれほどの規模ではないだろうと思ったら、この発電所の出力規模は約2MWということ…

日立、日本の技術イメージを壊したか

日立はロンドンと各地を結ぶ都市間高速鉄道向けに計866両を順次納入する大型プロジェクトに取り組み、16日にその運行が始まった。その車両は、英国北東部にある組み立て工場で製作されたもの。ロンドンと英西部スウォンジーまでの約300キロメートルを結ぶ。…

関西電力、大飯原発1,2号機を廃炉に

このニュースは多少でも報道に接している人なら知っていることだと思う。関電が廃炉にする理由が、安全対応の投資が回収できないということは、これまであまり言われていないことであるだけに、日本の原発の歴史の中で重要な位置を占めるものだろう。原子炉…

エルニーニョが地球温暖化促進

NASAが運用している地球を周回している衛星が、海洋現象であるエルニーニョがCO2の排出を増加させているというデータを示したそうだ。2年ほど前に起きた大規模なエルニーニョが、熱帯の陸地からのCO2排出量を押し上げたという。エルニーニョは、赤道付近のペ…

実に日本的

今日昼、自分が通った中高の同学年会があった。小中高一貫校だったので、小学校だけで他校へ進学した人も参加している。その会場がある梅田へ出かけるため10時過ぎに近鉄学園前の駅へ着いた時に、近鉄線に接続する阪神線で電車のトラブルがあり電車が遅れる…

水力発電所の設備更新

水力発電所は建設されてから稼働している年数は多いのが一般。小水力発電でも、昔使われていた導水路などを利用して新規設備を入れると、水車の効率が上がっているために出力が前より上がるのが多い。これは大規模水力発電所でも同じことが言える。関西電力…

日本の蓄電池の実力

北海道で系統安定化のためにGSユアサの大型Li蓄電池システムが稼働。系統安定化の用途で国産の大型蓄電池が採用されたのは、初めてだそうだ。リチウムイオン電池は日本で技術が開発されたものだが、電気自動車(EV)の中核部品である車載用リチウムイオン…

日本の核燃料サイクルの破綻

日本のエネルギー政策がずっと推進してきた核燃料サイクルは、使用済み核燃料を再処理してプルトニウムを取り出し、その抽出されたプルトニウムを高速増殖炉の燃料に使用して発電すると、消費した以上のプルトニウムが作られるというもので、プルトニウムが…

深刻な神戸製鋼のデータ改竄

神戸製鋼が主力製品であるスチールとアルミ板の検査データを改竄していたという報道には驚かされた。これは先般の日産自動車の無資格者の完成車検査問題とは全く次元の異なるもので、その影響は世界に拡がるだろう。神戸製鋼が完全に解体される可能性もある…

トランプ政権、火力発電所規制を撤廃へ

以前から噂されていたことだが、プルイット米環境保護局(EPA)長官は10日、オバマ前米大統領が進めた火力発電所規制を撤廃する案を発表した。この主たる目的は、二酸化炭素(CO2)排出量が多い石炭火力発電所の閉鎖を促した規制を撤廃し、化石燃料資源…

プエルトリコの電力供給システム

米国の自治区であるプエルトリコをこの間猛烈なハリケーン・イルマとマリア、が間を置かずに襲い、大きな爪痕を残したが、特に悲惨なのは、電力供給系統がズタズタになったために、90%の住宅や事業所に電気の供給が途絶しているということだ。だが、これを…

フィルム型の太陽電池

太陽電池と言えば、平たいパネルであるのが常識だろう。それが次第に窓、壁などに貼り付けたり、窓など自体が発電する時代に入りつつある。その一つがフィルム状のペロブスカイトがハウステンボスで実用されるという記事を読んで、ここが太陽光発電で水素を…

まつぼっくり・ならまちコンサート

昨日に引き続き奈良市内へ二人で外出。少年少女合唱団マツボックリの35周年記念コンサートが、ならまちセンター市民ホールで2時からあったのに参加。この合唱団を率いる荒井敦子さんとは、連れ合いが運営していた奈良県のユニセフ活動を当初から支援してくだ…

興福寺塔影能

今日5時半からあった第26回興福寺塔影能の行事に二人で参加してきた。始まるまでに時間があったのでお詣りしたが、東金堂の仏像にこんな時間にお詣りしたのは初めて。光に浮き出た仏像を眺めると、何か救われた感じもする。優美な興福寺五重塔の傍に舞台が設…

落雷回避装置

避雷針よりも有効に落雷を回避できる設備が実用化されているそうだ。「PDCE(極性反転型)避雷針」と名付けられているが、上下に重ねたおわん状の形をした金属電極の間に絶縁体を挟んでいる。下の電極は地表と同じプラス、上は雷雲の下部と同じマイナス…

柏崎刈羽原発、安全審査に合格

着々と原発再稼働が推進されている。原子力規制委員会は4日、東京電力柏崎刈羽原子力発電所6、7号機(新潟県)の再稼働の前提となる安全審査で、事実上の合格証となる「審査書案」をまとめたと報じられている。一般からの意見公募などを経て年内にも正式…

米国の太陽光発電と蓄電池

米国ではこれまで太陽光発電の設置には税控除が認められ、それが、単体の家庭用、業務用の蓄電池にも認められ、太陽光発電の普及を促進してきた。だが、トランプ大統領が輸入品に関税をかけるという方針を示したことから、拡大の足を引っ張る動きが出ている…

日産自動車のリコール

日産自動車が、完成車検査を無資格の作業員が行っていたことから、約120万台のリコールをすると発表されている。日産の国内6工場で新車が公道を走れるようにするための「完成検査」に資格を持たない従業員が携わっていた問題は、国土交通省の立ち入り調査で…

電気自動車用蓄電池の技術進歩に驚き

電気自動車の弱点は、蓄電池の容量が長距離を走るには不十分であると同時に、充電時間が長いと言われてきた。そして、その欠点の除去にはかなりの時間が必要であるかのように見えたのだが、今年に入って弱点をぐっと少なくする技術開発が進んでいる。その一…