効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

■蓄電池か水素か

電力需要が少ないときにも発電することが多い太陽光や風力発電の余剰電力を、蓄電池に貯めておいて後で需要が高くなったときに放電させるというのは極めて論理的で適切な方法のように見えるが、この規模が大きくなると、その素材の消費量も増えて環境破壊に…

■全銀ネット障害

振込などの銀行取引は、個別に行うのではなく、全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)を経由して行われていることを、10日に報じられた、決済システムが機能しなくなったという報道記事で知った。三菱UFJ銀行やりそな銀行など11の金融機関で他行宛ての…

■奈良公園へ

からりと晴れ上がった上天気で、気温も快適。そこで、昼前から二人で奈良公園を歩くことにした。近鉄で奈良駅に着くと、海外からの旅行客が一杯。駅から歩いて国立博物館まで行ったが、閉館中。仏像館に入った。ここは初めてだったが、展示してある仏像をゆ…

■変動性再エネの出力制御

今日届いた自然エネルギー市民の会からのニュースレターで、いま問題になっている太陽光や風力発電といった変動性再生可能エネルギーからの出力が需要を上回るようになる地域が増え、出力を抑制させるレベルが大きく上がっている現状を示す資料を見る機会が…

■浮体式風力発電

洋上風力発電には、沿岸部の遠浅の区域に、タワーを海底に埋め込んで建てる方式と、海が深い場合に、海上に浮かぶ設備を作ってそれに発電用の風車を建てる方式がある。日本列島周辺は遠浅の距離が少ないとされ、これから建設される洋上風力発電は浮体式が主…

■うるう秒廃止

うるう秒廃止という言葉を報道記事で見たときに、その意味が当初分からなかった。記事を読み込んで分かったのは、地球の自転速度が毎年微妙に変化しているために、世界標準時を地球の自転時間に合わせることを、うるう秒の修正というのだと理解できた。 国連…

■温暖化ガス「ゼロ」の合成燃料

植物、動物、藻類などの生物からの原料を合成して作る燃料は、燃焼させれば炭酸ガスが出るのは当然なのだが、生物起源のものはまた生物に吸収されるという仮定によって、ネットゼロの燃料だと見なされている。これが想定通りになっているかどうかの実証はか…

■再エネ活用の温室

矢崎総業傘下の矢崎エナジーシステムは、再生可能エネルギー比率を50%にした植物工場システムを開発したと報じられている。太陽光発電による発光ダイオード(LED)を照明とするほか、太陽熱や自社工場から出た廃熱などを利用して温度や湿度を一年中一定に保…

■米国が高圧直流送電推進

米国エネルギー省の風力エネルギーオフィス(WETO)が、1,000万ドルを準備して、高圧直流(HVDC)送電の電圧変換設備の性能向上を推進しようとしていると報じられている。高圧直流送電方式は、同電圧の交流送電方式に比べて送電損失がかなり低い。米国では、…

■水素燃料のトラック

水素燃料電池を動力源とするバスや路面電車は、既に数年前から中国では実用化され、各都市で利用されている。その点で日本は大きく遅れていたのだが、やっと日本通運がトラックに燃料電池を採用したようだ。水素燃料電池(FC)トラックを2023年末までに20台…

■石油・ガス産業と地球温暖化

石油や天然ガスを採掘する事業者は、いまジレンマに陥っている。本業を推進拡大すれば、それだけ炭酸ガスの放出量が増え,温暖化を進める結果を招くことになり、強い批判も出され始めている。それに対応するために力を入れ始めているのが、CCS(炭素の捕捉・…

■電力データで新しい事業が生まれる

電力メーターの検針員の姿を見なくなってから久しい。ほぼ全ての電力消費の計測がスマートメーターで行われるようになって、毎月ではなく、必要であれば数分単位でその時点での電力消費量が分かるようになっている。このデータは電力事業者が収集していたの…

■電力データで新しい事業が生まれる 電力メーターの検針員の姿を見なくなってから久しい。ほぼ全ての電力消費の計測がスマートメーターで行われるようになって、毎月ではなく、必要であれば数分単位でその時点での電力消費量が分かるようになっている。この…

■水

世界的に降雨量が偏在するようになっているようだ。洪水と干魃が併存している。スイスでは氷河の量がここ2年ほどで10%減っているというデータもある。メキシコは2019年の干ばつで起きた農作物の生産被害を踏まえ、国防省や農業・農村開発省が主導して20年に…