効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■ノルウェーに浮体式風力発電

 ノルウェーの沖合に浮体式風力発電を建設することが決まった。コストの半分を政府が負担するということだが、その理由は、再エネ比率が非常に高いノルウェーが北海の石油生産をしていることが、化石燃料の供給を増やしているとする批判を抑えることではないかと推察される。11基の風車による8.8万キロワット規模で、その電力は北海海上にある2カ所のオイルリグの電源として使われる。オイルリグのために運用されるのは世界的に見ても珍しいものだ。2022年からの稼働が予定されている。

 このプロジェクトの推進をする会社はEquinor ASAだが、これまでStatoilだったものを昨年変更したものだ。そして、これまで全投資額の5%が再エネ関連だったものを、2030年迄に20%に引き上げるという。現時点で、英国やニューヨークの洋上風力発電プロジェクトを獲得している。今回浮体式に取り組んだのは、同社の判断では、浮体式が世界的に中核事業になると想定しているからだという。その意味で今回のプロジェクトの開始が決まったことは、同社にとって大きな前進となる。

 いま日本でも浮体式風力発電の実証試験が始まっているが、その規模はまだ小さい。ノルウェーの動向を注意してみていないと、浮体式の技術開発に大きな遅れを出す可能性がある。とは言え、ノルウェーが北海の石油開発を止めないために推進しているプロジェクトだということには何か矛盾した感じも否めない。

 

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