効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

■高温の温泉源で発電

摂氏100度前後の温度で地下から噴出する泉源を利用している温泉地域で、バイナリー発電をするところが増えてきているようだ。このような高温泉源を持つ温泉地が何カ所あるかは知らないが、高温の泉源を利用して発電する電力は、再生可能エネルギーからのいわ…

■資源エネルギー庁 北海道と本州に海底HVDC計画

経済産業省・資源エネルギー庁は29日、洋上風力に適した北海道から本州の電力消費地を結ぶ海底直流送電線について、実現可能性調査(FS)の詳細を示したと報じられた。調べて見たら 「 海底直流送電の導入に向けて」 FS調査について という資料が出され…

■エネファームType-SでVPP実証

大阪ガスが自社管内の需要家に設置されている家庭用燃料電池、エネファームType-S(700ワット)約3,600台をネットワークで繋いでVPP(仮想発電所)の実証試験をするということだ。この燃料電池は京セラ製の固体酸化物電解質を使っていて、高温で作動するために…

■EV世界市場の将来

調査会社の富士経済は2035年に電気自動車(EV)の世界市場が20年比11倍の2418万台に拡大するとの予測をまとめたと報じられている。特に欧州や中国で大きく伸びる見通しで、特に欧州や中国で大きく伸びる見通しだ。 欧州連合(EU)はハイブリッド車(HV)を含…

■家庭向けデマンドレスポンス

東京ガスは、自社の低圧電気利用者を対象に2021年8月24日から、家庭向けデマンドレスポンスの実証を開始するということだ。これは、東京ガスが前日告知した対象時間での節電実績に応じ、ポイント還元を行うことで、利用者の自発的な節電行動を促し、電力需…

■オリンピック関連施設のエネルギー効率

カーボンニュートラルを目指すとすれば、その基本はエネルギー効率を高めて、社会全体のエネルギー消費を少なくすることだ。これは勿体ない精神ではなく、社会生活を普通に過ごしながら消費するエネルギーを少なくするシステムを社会構造に組み込むことが必…

■聖火の燃料も水素

オリンピックの聖火台のデザインが余りに機械的に見えて好ましいものではなかった。この間聖火リレーのトーチの15本が水素を使ったと書いたが、この聖火台の燃料も水素だと知った。一連の行事の中で、水素時代の到来の象徴としての意味合いとして、報じられ…

■長すぎたオリンピック開会式

参加国が多いから仕方がなかったのだろうが、時間の長い開会式だった。夜中まで付き合った形の選手の中には、今日試合がある人も多かっただろうが、体調に影響が出たのではないかと心配させられた。 これとは無関係だが、驚かされたのは照明効果を担ったドロ…

■猛暑の中のオリンピック

決まったことだから仕方がないが、この猛暑が続く中で屋外競技を戦う選手達には気の毒な環境だ。この時期に開催することが決まったには、米国のスポーツ競技との開催と重ならないようにしろとする押しつけがあったと聞くが、人の命に関わることにならないか…

■2030年に向けたエネルギー基本計画

経済産業省は21日、新しいエネルギー基本計画の原案を公表したが、2030年度は総発電量のうち再生可能エネルギーで36~38%、原子力で20~22%を賄うというもの。2030年度というとあまり時間の余裕はない中で、この数字が達成できるかは不確かだろう。国内の排…

■日本でオリンピック始まる

明後日にオリンピックの開会式があるが、それを待たずに今日から一部の競技の試合が開始された。日本が出場したのは女子ソフトボール。対戦相手はオーストラリアだったが、最初1点を先行されたが、猛反撃に出てホームランを続出させて5回でコールド勝ちを収…

■アマゾンが炭酸ガス排出源

ブラジルのアマゾンは大森林に覆われているから、炭酸ガスの吸収源であり、地球温暖化抑制に大きな働きをしていると誰もが信じていた。しかし、最近この地域の大気の成分を調査しているグループが知ったのは、アマゾンが炭酸ガスの排出源に変化しつつあると…

■アンモニアを燃料として使う小型エンジン

大阪ガスは16日、アンモニア燃料用小型エンジンシステムの技術開発と実証を開始したと発表した。4月に採択された環境省の委託事業として、豊田自動織機と共同で取り組む。小型が大体どの程度の規模のものかは示されていないので想像に過ぎないが、家庭用…

■聖火リレーで水素燃料使用

聖火リレーで使われる燃料は、卓上コンロの取り換え用LPGボンベのようなものが使われているのだろうが、これを将来のエネルギーのシンボルとして水素を使おうとし、苦心の末成功させた事例があるのを知った。カーボンレスエネルギーとして水素は将来を期待さ…

■大阪市が再エネ電力導入

大阪市は16日、市役所本庁舎で使用する電力について12月から再生可能エネルギーに切り替えると発表した。入札で9月下旬まで事業者を募り、太陽光やバイオマス発電など再生エネ由来100%の電力による供給を求める。 このところ再エネ電力導入の発表が次々に行…

■欧州で大停電の可能性があった

今年の1月8日14:05 CET(中央欧州標準時)に、欧州大陸の広大な地域が停電する可能性のある事故があったようだ。クロアチアの変電所内の400kVの連系線に異常が起きて自動的にスイッチが切られたのをきっかけに、隣接する変電所も停止する事態となり、これ…

■資源の再利用

このところ環境対応として資源を再利用するシステムを開発するケースが増えている。昨日報じられたのは、使用済み紙コップの再生資源化。日本製紙は今秋、使用済み紙コップを再生可能な資源に加工する装置を飲食店向けに発売する。グループ会社の日本デキシ…

■2030年に太陽光発電コスト最安

経済産業省は7月13日、新たな発電設備を更地に建設・運転した際の1kWh当たりのコスト(発電コスト)について、2030年時点の各電源の試算結果を公表した。このような形で認められたのは意外だった。これまで原発が一番安いとしてきたのが、安全対策コストが大…

■気候変動を身近に感じる昨今

ここ1~2年の極端な温度変化で電力供給に支障を来している米国は、気候変動を具体的に感じさせる事例だろう。この2月に大寒波がテキサス州を襲い、電力需要が急増する中で発電所が凍り付いて停止したために広域大停電が起き、100人以上の人が命をなくしてい…

■透明でも太陽光で発電するガラス

NTTアドバンステクノロジが透明な意匠性を保ったまま、赤外光を吸収し発電する太陽電池の機能を持った高機能建材ガラスを2020年10月から販売する。無色透明型光発電素子「SQPV(Solar Quartz Photovoltaic)」技術を使用して製造した高機能ガラス製品の販売…

■奈良市の環境エネルギー政策

今日は奈良市長と奈良市会議員の選挙日。午後遅くの少し日が落ちて暑さが感じられなくなってから近くの小学校まで投票に出かけた。杖を使って足は運びが遅い連れ合いに歩く速度を遅くしていると、こちらも歩き方の調子が悪くなって腰が痛くなった。 今回の選…

■太陽光発電パネルの価格

日本は何はともあれ再生可能エネルギーによる電力容量を増強させなければならないが、その建設速度から見て当初は太陽光発電に頼らざるを得ない。しかも、メガソーラーに適した場所はほとんどなくなり、山林を切り開いて敷地を作るのも、最近の災害の多発か…

■KDDI、基地局電力5割減へ

データセンターの電力消費を抑制するために、センター内の電力を全部直流化したことはよく知られている。それとは若干異なることかも知れないが、KDDIが携帯電話の基地局設備で消費電力の削減に注力している。フィンランドのノキアと組み、基地局の消費電力…

■Zoomミーティング

昨日、元居た会社の学卒同期入社の友人達とZoomミーティングをした。これまで毎年一回七夕の日に集まって旧交を暖めていたが、昨年、コロナの関係で顔を合わせることができなかった。そこで自分が提案して、興味のあるものだけになるが、Zoomミーティングで…

■木質バイオマス・ガス化発電のCO2・熱をトマト栽培に利用

エア・ウォーター(大阪市中央区)は7月1日、長野県安曇野市のトマト農園敷地内に設けた木質バイオマス発電を行う「安曇野バイオマスエネルギーセンター」で、国内初となるガス化発電方式による「トリジェネレーション事業」を開始した。トリジェネレーショ…

■アメリカの独立記念日

7月4日がアメリカの独立記念日だったことを、自分がFacebookに出した近所の保育園設立20周年記念日に打ち上げた花火の写真に、アメリカから、君はいまアメリカに居るのかと尋ねてきたことで気づかせてくれた。バイデン大統領がこの日に、コロナワクチンを接…

■セメント、コンクリート産業からの炭酸ガス排出

セメント・コンクリートの製造工程から大量の炭酸ガスが排出されていて、セメントでは世界の炭酸ガス排出量の8%を占めるとロイター通信が報じている。この量はエアラインの排出量より多いらしい。コンクリートはセメントと骨材を混合させているのだが、その…

■大雨による山の大崩落

昨日静岡県熱海市で起きた、記録的豪雨による山の大崩落。静岡県は午後4時からの災害対策本部会議で、熱海市で発生した土石流の起点にあった盛り土がすべて崩壊し、流出したと発表した。被害にあった方々には心からのお見舞いを申し上げる。 県によると、土…

■石炭火力を全廃する英国

英政府は30日、温暖化ガスを大気中に排出する従来型の石炭火力発電所を2024年9月末までに全廃すると発表した。従来は25年を目指していたが、1年前倒しする。今年11月に英北部グラスゴーで開かれる第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)を見据え、…

■電池交換式電気自動車

環境省は6月29日、物流・配送において、バッテリー交換式電気自動車(EV)等電動車を導入し、脱炭素物流モデル構築と配送拠点等の防災拠点化の同時実現を図ることなどを目的に、ビジネスモデルとなるマスタープランの策定と、必要な設備等の導入を支援する補…