効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

子どもの遊び

昨日夕方、雷雨が過ぎ去って日が射してきたので散歩に出かけた。お隣の奥さんがお向かいの奥さんと立ち話をしているのにちょっと加わって後、昔からの村の方に向かって歩いた。小学生年齢の子どもたちが数人、道路上にはいつくばって何かしている。近づいて…

フィンランドの原発建設

米国で風力関連のリサーチをしている友人が、今日5月29日付のニューヨークタイムスを送ってくれた。長年の親しいつきあいだから、彼が自然エネルギー促進派であることを知っていたので、この記事を送ってくれたのは、日本の原発依存に警鐘を鳴らしたいのだろ…

コメントをいただいて

昨日のMOX燃料を巡ってもった疑問について、えちさんからコメントをいただいた。 『 イメージだけで推定するのですが、質量をエネルギーに変えるという物理的に別次元の過程を実行するので、二酸化炭素排出量で考えれば十分に元が取れるのではないかと思いま…

MOX燃料受け入れで思うこと

原子力発電所で使用済みの核燃料を再処理して、ウランが核分裂した結果できたプルトニウムを取り出して精製し、核燃料にしたものがいわゆるMOX(ウラン・プルトニウム混合酸化物)燃料である。これの日本搬入が進行中だ。これを使う原発はプルサーマル運転を…

歴史的建造物の喪失

今日の毎日新聞に、大阪のシンボル的な建物である大ビルが取り壊されることになったと出ている。大正年間にできたビルであるだけに、現在の耐震基準に合うように手を入れるコストを考慮すると立て替えた方が良いということにビルのオーナーが決めたようだ。…

太陽光発電と系統

電気事業連合会は5月22日、太陽光発電の大量導入時に備え、電力系統への影響を評価する実証試験を始めると表明した。東京電力を除く電力9社と関電工が参加する。全国320カ所に日射量計と気温計を置き、1秒単位で計測。このうち111カ所では太陽光…

Ballard社が日本市場を見切ったか

カナダの固体高分子型燃料電池開発企業であるBallard社は、日本の荏原社と組んで合弁企業Ebara Ballard社を設立し、日本の実証試験にも東京ガスから実証機を提供してきた。ところが5月24日にプレス発表を行い、この合弁を解消するということだ。これから必要…

新しいプリンター

2日ほど前にインクジェットプリンターを買った。いままでワイフと一台を共用していたのだが、こちらが自宅で仕事をする日数が増えたので、一緒の部屋でパソコンを使うと気が散って仕方がないといって、パソコンを一階にある自分の部屋に移動させたいと云いだ…

JR奈良駅前

今日午後に自然エネルギーを普及させようと活動している「サークルおてんとさん」という環境保護団体のセミナーが奈良県文化会館であった。それに出席するのと兼ねて、WedgeというJRが発行している雑誌6月号を買うためにJR奈良駅まで出かけた。高齢者優待の…

燃料電池撤去

我が家に750ワットの発電能力がある固体高分子電解質燃料電池が、政府の実証試験の一環として設置されたのが2007年2月14日。それから2年以上、無事実証試験の責任を果たしたことになる。当初水回りに関係する部分でトラブルが数回あったが、関係する部品を完…

競争事業者が物流提携

キャノンとセイコーエプソンが6月から国内で、インクジェットプリンターなど消費者向けのデジタル製品の共同配送をはじめるらしい。別々に配送するよりも配送回数も減るのは確かだから、それに要するエネルギーも減らすことができるし、配送費用も削減できる…

火力発電燃料にバイオマス

沖縄電力が地元で発生する建築廃材を砕いて不純物を除去し、ペレット状にした燃料を2010年度から使うようだ。地元の廃棄物処理会社が共同で作った施設から年間2万トンを調達する。具志川火力発電所の出力15.6万キロワット二基の発電機で、今までの燃料である…

自動車用蓄電池の新技術

自動車用蓄電池といっても、いま流行の電気自動車やハイブリッド自動車に使う高性能なリチウムイオン電池のことではない。いま走っているどの自動車にも使われている蓄電池で、昔なら希硫酸の液面の高さをよくチェックしていた普通の鉛蓄電池だ。この電池に…

英国の洋上風力発電

英国の洋上風力発電の建設・運用を行う会社のCEOが日本からの投資を求めて来日しているそうだ。スコットランド沖に456,000kWのウインドファームの建設認可を得て、その建設に必要な資金800万ポンド(11億5千万円)を調達する一環として日本の企業に誘いを掛…

中学生が燃料電池と太陽電池を使った車で競争

米国エネルギー省所属の再生可能エネルギー研究所(NREL)からのメールで楽しい情報が来た。この研究所はコロラド州ボールダー市にあるが、ここの中学校29校から78チームが参加して、同研究所が主催した太陽電池と燃料電池を動力にした自動車のレースが…

蛙の鳴き声

今日は一日どんよりして小雨が時々。家にじっとしてパソコンに向かっていると鬱屈感が出てきたので、たまたまなくなってしまったインスタントコーヒーの補給を兼ねて夕方の散歩に出かけた。傘をもっての散歩は変だなと思っていたが、傘を差しながら犬の散歩…

水素・酸素ガスの液化

水の電気分解で得られた水素と酸素の混合ガスを液化することに、プラントメーカーの日本テクノが成功した。液体酸素や液体水素とは異なる性質の液体になったそうだ。液化した混合ガスは燃焼させると超高温で燃えるらしい。おそらく燃焼速度も極めて速いだろ…

翼のない飛行機

数日前に航空力学から見ると飛べないはずの翼を持つアブが現実には平気な顔をして飛んでいることを書いた。これはなるほどと思っただけだったが、翼のない飛行機を日本人が発明したと知って驚嘆した。すでに報道もされていたようだが自分は知らなかったのを…

エジソンを目の前に

先日東京の赤坂にある米国系弁護士事務所を訪問する機会があった。長くロサンゼルスで活躍しておられた方が日本に戻ってこられて、この事務所で仕事を始められるというので旧交を温めに寄せてもらったのだ。自分より少し遅く生まれておられるので、日本流に…

燃料電池シンポジウム

朝から終日燃料電池の話ばかりを聞いていた。第16回燃料電池シンポジウムがタワーホール船堀で開催されたのにわざわざ奈良から出向い参加したのだ。勿論参加料もいるし、さっきまでいた懇親会も費用が要る。だが、この種の情報収集の場が関西にない。自分が1…

たんぼに水が張られた

新幹線ひかりで上京。高齢者への割引が特急券にも適用されるのがひかりしかないので、一時間に2本しかないひかりを愛用している。予約の時に指定した時に、禁煙席が満席だったので、その前のひかりにした。このひかりは結構空いている。前に列車は団体が乗っ…

マルハナバチなぜ飛べる

今日は一日良い天気で、気温も28〜9度まで上がったようだ。朝遅めに起きてゆっくり新聞を見ていると、面白い科学記事にでくわした。欧米で人気が高いという、ミツバチより一回り大きくずんぐりしたマルハナバチは、太い胴体の割に羽が極端に小さく、航空工学…

大阪ガスが本格的発電事業者に

大阪ガスが天然ガスを燃料にする発電所を泉北製造所に建設した。全部で4基の発電設備があり、1,2号機が各27万7千キロワット、3,4号機は各27万750キロワットだ。全て発電効率の高いコンバインドサイクル発電(ガスタービンで発電し、タービンからの高温排熱…

世界の風力発電

今日ワールドウオッチ研究所から届いたメール情報を読んで、すでに知っていたことだがあらためて凄いと思って日記に書くことにした。2008年の風力発電の設置量は過去10年間の平均を超えて29%増加して1億2千万kWとなった。増加量は2千700万kW. 米国は2008年の…

オバマのグリーンニューディール

オバマ米大統領が示した大まかな方針によると、自動車の平均燃費を段階的に効率化し、2015年までに目標走行燃費を1L当たり63kmとする。さらにプラグインハイブリットカー(家庭のコンセントで充電できる車)の100万台体制をまず確立したいとしている。2015年…

米国の原子力政策に変化?

米国から届いたメール情報を読んでいたら、彼の地の原子力政策が変わるかもしれないという動きがあるようだ。原子力発電所は、稼働すれば必ず使用済み燃料が積み重なってくる。非常に強い放射能を持っているし、その半減期は人間の管理能力を超えた何万年も…

ETCの普及策は環境を悪化させた

ゴールデンウイークの狭間に入っただろう。7日、8日にも休暇をとっている人たちはまだゆっくりしているだろうが、明日6日で連休が終わる人たちはそろそろ家路に向かう。今年は連休を楽しむために使った移動手段として乗用車がかなり増えたのではないか。それ…

下水から金

今日の産経新聞に出た記事だが、長野県諏訪市の下水処理場の汚泥を焼いた灰をさらに高温で溶融した後に残る廃棄物「溶融飛灰」と呼ばれるものの中に、通常の金鉱が含む金の比率の何倍も多い金が含まれていた。さらに、溶融炉から煙突につながる「煙道スラグ…

緑の家

昨日天気が良かったので散歩がてら近くのスーパーマーケットへ買い物に行った。その歩く道順はほぼ一定なのだが、季節の移り変わりで表情が変わるのを眺めるのも楽しみだ。緑に覆われた家があった。冬の間に見たときには、枯れ枝が壁面にあったのだが、いま…