効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

■中国の石炭火力発電

経済成長を高めている中国は、上昇する電力需要に対応するために石炭火力発電の大幅な増設を計画している。化石燃料を使う火力発電の中でも石炭火力からのCO2排出量は、他の火力発電より群を抜いて高い。気候変動抑制のためには火力発電はできるだけ抑制すべ…

■日本郵船や商船三井、脱炭素へLNGや「風」利用

報道記事の丸写し。 世界の海運各社が排出する二酸化炭素(CO2)を合わせると、ドイツの排出量に相当するともいわれる。国際海運の需要拡大に伴って業績が好調な各社は、脱炭素に向けた取り組みにも力を入れている。2021年には大手3社が「50年の温暖化ガス排…

■梅雨は来るだろうか

まだ5月だというのに、ほぼ全国が真夏日になっている。アメリカでは大干ばつだし、地域によっては冬の気温になっているだろう。世界の気候は連動している。おそらく、各地の気温を平均すると、ほぼ通常のレベルになるのだろう。気候変動を実感している。この…

■低濃度炭酸ガスの回収固定

エア・ウォーターは二酸化炭素(CO2)濃度が低い排ガスからドライアイスを精製する設備を開発したと報じられている。従来はCO2濃度が90%以上の排ガスから精製していたが、10%程度の濃度の排ガスからも精製できる。脱炭素を進める工場向けに2022年度中に商用…

■JR東とENEOS、電車向け水素供給拠点

日本の鉄道の再エネ利用は遅れている。R東日本とENEOSは、二酸化炭素(CO2)排出の少ない水素ハイブリッド電車の実用化に向け、水素を供給するステーションの設置で協力すると発表した。しかし、燃料電池利用の電車はまだ実用化されていない。ドイツなど数年…

■JR東とENEOS、電車向け水素供給拠点

日本の鉄道の再エネ利用は遅れている。R東日本とENEOSは、二酸化炭素(CO2)排出の少ない水素ハイブリッド電車の実用化に向け、水素を供給するステーションの設置で協力すると発表した。しかし、燃料電池利用の電車はまだ実用化されていない。ドイツなど数年…

■米の大干ばつが深刻化

米南西部が「メガドラウト」(Mega Drought)と呼ばれる長く続く大規模な干ばつに見舞われており、2大貯水池の水位が記録的水準に低下している。政府は7州の水と電力の供給を守るため、前例のない対応を余儀なくされている。すでに深刻な水不足に悩まされて…

■商用ビルの冷房に使用する熱貯蔵システム

ヒートポンプエアコンで冷房するときには、室内の熱を外気に逃がすシステムで室内の空気を冷やしている。ということは、ビルの周辺の気温が上昇することになり、ビルが多いところでは、冷房をもっとも必要とするときに、外へ熱を放散させようとしても気温が…

■太陽光発電の設置義務化

東京都は、戸建て住宅を含む都内の新築建物に、太陽光パネル設置を義務付ける方針を固めたと報じられている。有識者らで構成する都環境審議会が24日、義務化を求める中間答申をまとめた。都はパブリックコメント(意見公募)などを経て、年度内にも関連条…

■海洋温度差発電

海の表面と深層で海水の温度が大きく変わる点を利用して発電する海洋温度差発電は、原理的にはヒートポンプだから、実用化はコストと設置場所の問題だと思っていた。商船三井が「海洋温度差発電」の実用化に乗り出すとのことだ。2025年ごろに出力1000キロワ…

■バイオマス燃料「ソルガム」

出光興産などが火力発電の燃料向けにイネ科の植物「ソルガム」の栽培に乗り出していると報じられている。限られた敷地で大量に収穫できる点が特長だそうだが、バイオマス発電大手のイーレックスは2021年からベトナムで試験的に栽培している。環境負荷が小さ…

■大気中の炭酸ガスを回収

米国政府が、本当に効果があるのかという環境対応策に、大きな予算を付けることになったようだ。エネルギー省によると、35億ドル(約4兆5千億円)を拠出して、大気中の炭酸ガスを吸収する装置を開発するというものだ。 環境科学者の見解では、人類は既に許容…

■米国の風力発電

米国のエネルギー省が発表した調査報告によると、近い将来米国の電力の5割を風力発電で賄うようになるということだ。さらに、他の発電方式と対抗できるコストで発電するとしている。現時点で風力発電の規模は1.1GWであるのに対し、将来は1,400GWになるという…

■大気汚染が減少するとハリケーンが増える

米国海洋大気庁(National Oceanic and Atmospheric Administration)が発表しているが、米国と欧州の大気汚染粒子が減少すると、大西洋でハリケーンが発生する頻度が多くなるらしい。面白いことに、これが太平洋での台風の発生については、逆に減少するらし…

■EUのグリーン投資基準

EUがプロジェクトへの投資が、地球環境に優しいグリーンなものかどうかの規準を設定しようとしている。その中で、天然ガスと原発をグリーンに設定しようとするのに、ドイツが反対している。原発は発電時には炭酸ガスを出さないが、使用済み燃料に高度の放射…

■住宅・建築物の脱炭素化

自然エネルギー財団が開催したウエビナー「住宅・建築物脱炭素化の最前線」に参加して2時間の勉強をしたが、インターネット回線の不具合がどちらかにあったのだろうが、画像が止まって動かなくなったり、音声が途絶えたりで、内容を把握するのが難しかった。…

■物価上昇

ロシアがウクライナに攻め込んだことにより、世界的なエネルギー供給と食糧供給が大幅に減少するようになり、各国の物価が急上昇しつつある。ウクライナが小麦の産地であることから、インドは自国産の小麦の輸出を止めてしまった。インドの国内物価の上昇を…

■稀少資源の再生利用

一度使ったものを捨ててしまうことが多いが、その中に稀少金属などが含まれていて、その回収利用に大きなコストもかからないものもある。その情報が利用者に十分伝達されていなければ、単なるゴミとして捨てられてしまう。市が行っているゴミ収集でも、収集…

■非化石エネ割合、企業に目標設定義務

企業に非化石エネルギーへの転換を促す改正エネルギー使用合理化法が13日の参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立したと報じられている。エネルギー使用量の多い1万2000の企業に対し、非化石エネの使用割合の目標設定を義務付ける。2023年4月1日に施行…

■エネルギーのエンドユース

永年付き合ってきたスコットランドに本拠を置くエネルギー市場調査会社のマーケティング担当と昼前に面談した。彼は日本を中心にアジアで調査レポートを売り込んで来たが、最近日本のエネルギー関連事業者がレポートに関心を高めていると言う。いま新電力が…

■天気予報

今日は朝からずっと雨が降っている。昨日の天気予報が示したとおりだ。最近の天気予報は予報と実際のずれが昔から見ると少なくなっている。天候関連のデータの蓄積もさりながら、そのデータを解析する手法が飛躍的に良くなったからだろう。データがデジタル…

■ドイツなど欧州のロシア天然ガス依存

日本が消費している天然ガスは、殆どがLNGとして海外から輸入されている。だが、僅かではあるが、国産の天然ガスもある。国内では、新潟県、千葉県、北海道、秋田県、宮崎県などで天然ガスの生産を行っており、2019年末現在、石油・天然ガス鉱山は60鉱山存在…

■LED

かなり前に自宅周辺の道路照明がLEDに代わった。それによって街路灯の電力消費が大幅に下落し、投資効果は素晴らしいものだと報じられたことがある。これを見て、LED照明の普及によって、世界の照明市場での電力消費量は大きく下がるだろうと思っていた。 だ…

■首相、ロシア産石油の禁輸表明 「サハリン権益は維持」

岸田文雄首相は9日未明、主要7カ国(G7)首脳とのオンラインでの協議に参加し、ロシア産石油を原則禁輸にする措置をとると表明した。しかし、実際に禁輸にする時期については明確にしていない。G7との関係で、禁輸の方針を出さざるを得なかったというのが真…

■トラックの電動化

米国でトラックの電動化を推進する動きが見られる。米国の場合、運輸事業から出る地球温暖化ガス(必ずしも炭酸ガスだけではない)の25%が、道路を走る10%のトラックから排出されることから、トラックの電動化が重要視されているのだ。しかもこの排出量は過…

■国交省、線路沿い遊休地、再生エネ用地に活用検討

報道によると、国土交通省は鉄道沿いの防災林や傾斜面などを、再生可能エネルギーの発電に生かす仕組みを検討する。風力や太陽光発電を増やすには用地の確保が課題となる。鉄道関連の遊休地を最大限に活用すれば、家庭から出る年間の二酸化炭素(CO2)排出量…

■エネルギーコストの急上昇

欧州がロシアからの石油輸入をしないことになった。天然ガスについては、全面的にロシアに依存する国もあることから、そこまでは行かないにしても、3割以上をロシアからの天然ガスで賄っているドイツも、EU内の立場上輸入量を絞る方向に行くだろう。一方、石…

■地中海最初の洋上風力発電

欧州で盛んに洋上風力発電の設置が言われているので、それは地中海も含めてのものだと思っていた。だが、最近の報道で知ったことだが、イタリアのTarato港の沖合に地中海最初の洋上風力発電の設置が行われたようだ。記事によると、地中海は北海よりも推進の…

■ジーメンス、デンマークに電池駆動列車を販売

The Guardian誌が報じているが、ドイツのジーメンス社が、2両編成の蓄電池駆動列車Mireo Plus Bを7セット納入する契約を結んだ。販売先は民営鉄道事業のMidtjyske Jernbaner社。これはドイツ以外の国への販売第一号となる。 この列車は蓄電池で走るとはい…