効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

■東芝、福島県から燃料電池受注

■東芝、福島県から燃料電池受注 東芝エネルギーシステムズは30日、水素を燃料として発電する燃料電池システムを福島県から受注したと発表した。東芝は家庭用燃料電池エネファームを製造販売していたが、数年前にそれを止めた。将来の市場に期待できないと判…

■関西電力のスキャンダル

関西電力が原発関連事業を巡って、高島市元助役から多額の金品を貰っていたということが広く報じられている。これが当初税務当局の調査で分かったと言うことに興味を持った。というのは、多分、関電幹部の銀行口座を見て、助役からのお金が振り込まれている…

■新しい燃料電池メーカーの登場

日本特殊陶業、ノリタケ、日本碍子、TOTOの森村グループ4社は27日、固体酸化物形燃料電池(SOFC)を研究・開発する共同出資会社を設立したと発表した。現在日本でSOFCを商品化しているのは京セラ、その技術を使っているアイシン、日立造船、三菱日立パワーシ…

■九電、太陽光の最大制御量1割減

九州電力管内の太陽光発電の設置量が増えたために、快晴の時に電力需要が減ることがあると、太陽光発電を停止させて需給バランスをとる(出力制御)必要がある。それにはいろいろ批判があったのに対応してのことか、停止方法を改善して、発電量の損失を少な…

■スマートエネルギーWeek 2019

今日午前少し早めに家を出て、インテックス大阪で昨日から明日まで開催中の展示会にでかけた。奈良から大阪港近辺までだから結構時間がかかったが、幸い上天気に恵まれ、太陽電池に関する特別講演も聞いて夕刻帰ってきた。同会場では住宅・ビル・施設Week201…

■短距離路線バスの冷房

今日の午後、快晴となって気温が上がる中、いつも利用している路線バスで学園前の駅まで行った。銀行と郵便局で振込をする必要があったからだ。暑い時期にバスに乗ると必ず感じるのは冷房が強すぎるということだ。今日利用したバスは多分風量を強くしていた…

■トヨタ自動車が100kW燃料電池を商品化

トヨタ自動車(株)は、燃料電池自動車(FCV)MIRAIに搭載されている燃料電池(固体高分子形:PEFC)システムを活用した定置式の燃料電池発電機を開発し、愛知県豊田市の本社工場敷地内に設置して、このほど実証運転を開始した。今回導入したFC発電機は、MIRAI…

■エネファームが高層マンションに多数設置

政府のゼロエミッション建築の実証事業の窓口をしている環境共創イニシアティブは、2019年度「ネットゼロエネルギーマンション」実証事業、「超高層ネットゼロエネルギーマンション」実証事業の交付決定事業を公表した。そこで分かったことだが、住宅用部分…

■地球を守れの大行進、世界で

今日は世界中で地球を守れのデモが行われた。その中心になったのは若者。スエーデンの女子高生が一人で始めた訴えが世界に拡大したものだが、最近の異常気象の状況を見ると、自分もそれに参加したい気持ちだ。気候変動の実態が一挙に出てきたようだが、その…

■地球より自分の選挙が大事なトランプ大統領

米国の各州は、連邦政府の定めた法律の沿った州法を設定して実行するが、それに上乗せした内容の州法を作ることは可能になっている。米国の商法、民法が州毎に異なるのと同じように、エネルギー関係の州法は、連邦法に準ずるものの、それに反しない限り異な…

■高速道路のパーキングエリア

昨日、ある会合に参加した。高速道路を中心に、物流を社会の要請に対応できるようにするために、賢く利用するためにどのようなことを考えるべきかを検討する2時間だった。3年ほどかけた検討結果をまとめた報告書が説明されたのだが、自分はアドバイザーとい…

■中国の新エネルギー車政策

これまで中国は再エネによる電気自動車の開発を国内企業にさせて普及させる方針をとってきたが、外国の自動車産業の参画を促進する方向に転換したそうだ。これまで資本金の半分を超えるものを海外企業が出資するのを許可しなかったが、それを歓迎する方向に…

■まだ一部で続く千葉県での停電

台風15号が千葉県を襲って起きた大停電は、数がまだ万単位の顧客で続いている。今回の停電は、11日に書いたように、北海道で起きた地震による広域停電とは性格が違う。電力供給の最末端にある配電線の多くが、電柱が倒れたり強風で飛ばされたものが引っかか…

■ロシアが世界で初めて浮体式原発を極東へ

ロシアが世界で初めてとなる浮体式の原子力発電設備を完成させ、電力供給能力が不足している極東地域へ移動させたようだ。実際の稼働は、年末に地域の送電系統に接続された後に開始される。船体は21トン、長さ144メーター、幅30メーターの大きさで、自走能力…

■トランプ大統領の原子力政策

トランプ米国大統領の原子力兵器、原子力発電を巡る政策に大きな変化が出てきそうだ。まず安全保障の側面では、国内の原子力資源のサプライチェーンを根本的に見直そうということだ。ウランは、まずウランを含む鉱石の採掘して粒状化し、次いで六フッ化ガス…

■原発で水素製造

米国の大手電量会社、FirstEnergy Solutions (FES), Xcel Energy, and Arizona Public Service (APS)の三社は、それぞれの管理する原子力発電設備を使って水素を大量に作るプロジェクトに着手するらしい。実証は2020年に始まり1年間で実施する計画になってい…

■もんじゅからの燃料取り出し

廃炉作業中の高速増殖原型炉もんじゅから、使用済み核燃料の取り出し作業を17日に開始することになったようだ。当初、開始は7月を予定していたが、機器の相次ぐ不具合などで延期されていたもの。文部科学省が発表したと言うことが少し奇異な感じがしたが、も…

■北本連系線の容量拡大

北海道電力はこのほど、新北海道本州間連系設備(新北本連系設備)の竣工式、祝賀会を開催したという記事を今日見ることができた。やっとという感じだが、これでこれまで60万キロワットだった容量が90万キロワットになる。しかも新設備は外部電力なしに運用…

■小泉進次郎氏の環境相就任

安倍内閣、閣僚がほとんど総入れ替えになったが、もっともこれからの動きに対する関心を抱かせたのは小泉進次郎氏が環境相に就任したことだった。彼に関するいろいろな報道記事の中に、脱原発をどう進めるかを考える、としたものがあり、彼の父の考え方に賛…

■千葉県での大停電の長期化

台風15号の通過からまる2日たっても、千葉県では事態が収束するめどがたっていない。東京電力は、10日夜の時点で、11日朝までに停電戸数を約54万戸から約12万戸にまで減らし、11日中にはすべて復旧させるとの見通しを示していた。しかし、今回…

■白熱電球とLED

今朝早くに起きたのだが、どんどん暑くなる。新聞を読むのに電灯を点けたのだが、これが100ワットの白熱電球。大きく丸い形のもので、照度調節が出来るようになっている。少し暗くしたのだが、それでも暑く感じる。そこでこの間入手した白熱電球60ワット相当…

■空調の空気をサービスとして販売

ダイキンがパナソニックなどの競争相手と連携して、空調システムの新しいサービスを生み出そうとしている。これまでは空調機器の販売が事業だったが、今後新しい事業として、空調利用者の必要に応じた温度と風量を提供するサービスの事業を始めようとしてい…

■水素の輸送

太陽光発電など国内の再生可能エネルギーで水素を作る取り組みも進んでいる。しかし、それだけでこれから必要な水素を賄うことは出来ないことは確かだろう。だが、海外で生産して日本に輸送するコストも勘案すると、実際にプロジェクトとして成功するものが…

■自動車の排ガスで発電

自動車は社会の必需品で、次第に電気自動車や燃料電池自動車が増えるようになってはいるが、当面は燃料でエンジンを回すこれまでの方式が継続されることは確かだ。それはハイブリッド自動車でも同じことだろう。自動車の熱効率を見ると、実投入した燃料エネ…

■屋根取り付けの太陽光発電

昨日京都まで近鉄で出かけることがあった。30分、普通は本を読むことが多かったのだが、外の景色が奇麗だったので眺めていて気が付いたのは、新築らしい住宅の屋根にソーラーパネルが取り付けられているのが多いことだ。新築の場合、ソーラー取りつけのコス…

■入居テナントに再エネ電気供給

森ビルは9月2日、非化石価値取引市場の活用により、六本木ヒルズ森タワーのオフィス入居テナントに対して、再生可能エネルギー電気の供給を開始したと発表したと報じられている。オフィス賃貸事業者が入居テナントに再エネ電気を供給する取り組みは国内初だ…

■鉄道総研が燃料電池駆動の列車のモデルを発表

これまでにも何回か鉄道総研の開発している燃料電池駆動の列車について述べてきたが、いよいよ実用化のモデルが出来上がったようだ。日経が報じているが、開発中の燃料電池ハイブリッド試験電車「R291」について、客室内に搭載していた主要機器を床下に移設…

■中国の燃料電池自動車

カナダの燃料電池(PEFC)メーカーにBallard社がある。ここから定期的に同社の活動報告的なメールを貰えるようにしているが、今日同社の中国に於ける実績を説明するものが入った。中国は再エネの普及に力を入れているが、同様に推進しているのが電気自動車で…

■船舶の排ガス規制

IMO(国際海事機関)が、一定規模以上の外航船に燃料油の消費実績を収集し、報告を義務付ける新規制が世界規模でスタートしたが、来年の1月から船舶用の燃料油の硫黄分を0.5%にまで低減させるというのは、海運業者にとっては対応が難しい規制だと報じられて…

■IEA、再生可能エネルギーに関するレポート発表

先週IEA(国際エネルギー機関)が、Renewable 2018という標題の、再エネに関する年次報告を発表したのを入手した。211ページのpdf版だが無料ではないので多少躊躇はしたが。毎年購入しているから今年もということだ。Analysis and Forecasts to 2023 と副題…