効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

地中熱の利用

今日の日経の夕刊にオフィスビルや商業施設の空調システムに地中熱を利用する機運が高まってきたという内容の記事が一面トップに出ている。他の新聞社だったら絶対に一面に来る内容ではないと思う。この日記でも以前に何回か書いたことがあるが、やっと実用…

ホンダが面白いエンジン発電機発売

ホンダがエネポEU9iGBという商品名で、家庭用プロパンガスボンベ2本を装填すると2時間発電できるガスエンジン発電機を5月から発売すると発表した。発表文には『「エネポ EU9iGB」は、独自の発電システム「高速多極オルタネーター」を採用した正弦波イ…

王子製紙が出光興産に売電

王子製紙は、北海道内に保有する水力発電所がつくる電気の販売先を、この4月から地元の北海道電力から出光興産に変更すると今日の日経新聞が報じている。王子と出光のプレスレリースを調べてみたが、発表を見つけることはできなかった。ここでも以前に書いた…

電動アシスト自転車

今朝テニスコートにでかけた。そこで蓄電池の充電について話しをしているのが聞こえたので、てっきり電気自動車かプラグインハイブリッドのことだと勘違いして割り込んだら、そうではなくて、電動アシスト自転車の充電にどれくらいの電力が必要かという話題…

原発40年超の運転

今日の毎日新聞朝刊に40年を超えて運転を継続する原子力発電が続出する状況を踏まえた二人の学者の論が出されていた。「大事に使う」は時代の要請とするのがS東大教授。広い観点で評価する場を、とするのがI東大名誉教授。 S氏は、原発の高経年化対策は、高…

電子メディアの時代

日経新聞が新聞記事内容をデジタル化してインターネットで読めるようにするビジネスモデルを開始した。従来から日経新聞を購読している場合には1000円追加でそのデジタル情報を購読できるというので、早速申し込んだ。試読で大体のことは分かっていて、無料…

ますます蓄電池

今日の日経新聞に、経済産業省が地球温暖化対策推進のために、電気自動車など次世代自動車の新車販売に占める割合を引き上げて、2020年に50%、30年に70%を目指す方針を固めたと報じられている。電気自動車の年間販売台数を20年に80万台、ハイブリッド車は1…

一輪車

今日はワイフが病院で定期検査を受ける日。雨模様の中車を走らせたが、富雄川の河畔を走っていると桜がちらほら咲き始めている。例年より早いようだ。ユキヤナギの白い群れも続いている。暖冬だという感じはなかったが、平均的には温暖だったのだろうか。 時…

ビル・ゲイツが新型原発開発を促進

また新聞情報に驚かされた。マイクロソフトの創始者であるビル・ゲイツは、いま世界第二位の資産家だそうだ。その膨大な資産の使い道の一つとして貧困者救済の財団を主宰していると理解していただけに、米国のベンチャーが開発した新型原子力発電技術の開発…

大阪ガスが海外のSOFCをテスト

今朝メールを開けて驚いた。オーストラリアのCeramic Fuel Cells社からの情報メールが入っていて、同社のBlue-Genという商品名のSOFC(固体酸化物型燃料電池)一基を三井物産が窓口になって大阪ガスへ販売し、大阪ガスの実験設備で実証試験を行うという内容…

リチウムイオン電池で信号機バックアップ

蓄電池の技術進歩は本当に日進月歩だ。二週間ほど前の新聞に、三洋電機がバックアップ電源となるリチウムイオン電池を信号機メーカーの日本信号を通じ国内で初めて徳島県警に納入したとあった。信号機が設置されている全国約20万カ所の交差点や横断歩道のう…

EUが京都議定書の目標達成か

欧州連合(EU)の欧州員会は、2020年時点で、風力や太陽光、地熱など再生可能エネルギーの占める割合が全体で20.3%に達するとの見通しをまとめたと今日の夕刊に報道されている。再生可能エネルギーの活用を柱とする低炭素経済への移行は、EUの雇用、成長戦…

世界の原発

昨日に続いてまた原発のことを書くことにした。18日の日経新聞が新興国で原発の建設が加速していると報じている。それによると、建設中の施設だけで日本の既存原発(54基、出力合計4682万キロワット)に匹敵する規模に拡大しているという。この傾向がさらに…

米国の原発

原子力発電所の使用済み燃料処分政策をめぐって、米国が視界不良に陥っている。オバマ政権下でネバダ州ユッカマウンテンでの処分計画が中止されたことにともない、電力事業者などが損害賠償を求めて連邦政府を訴える動きが相次いでいる。ユッカマウンテン計…

飛行機の機体に太陽電池

今日は午前中に東京タワーの直下にある機械振興会館の会議室で「スマートメーター」に関する90分の講演を済ませ、昼食後羽田空港に向かった。鳥取で明日仕事が午前中からあるからだ。久しぶりにANAに乗ることになった。JALが路線を持っていないからだ。飛行…

ユーグレナでお菓子

ついこの間(3月9日)ユーグレナという藻類が燃料になると書いたばかりだ。今日の朝日新聞に、このユーグレナの培養法を確立したと言われるベンチャー企業「ユーグレナ」が、これをお菓子の原料にして「ミドリムシクッキー」を売り出して人気を得ているとい…

古い原発の稼働延長

日本原子力発電・敦賀原発が14日に国内の原発で初めて運転開始から40年を超えた。出力35万7千キロワット。11月には関西電力・美浜1号機も40年になる。新規立地が進んでいればこの延長はなかったかもしれないが、厳しい新規建設の現状から、「高齢原発」はこ…

天然ガス市場に変化

天然ガスも化石燃料であることには違いないが、石油に比べて枯渇までの年数が長いとされ、石炭よりも燃焼時に排出するCO2の量がぐっと少ないために、地球温暖化対応には天然ガスの利用を増やす方向に行くと想定されている。そのためこれまで天然ガスの供給国…

温暖化対策の基本法案閣議決定

政府は温暖化対策法案を12日に閣議決定し、国会に提出した。米中など主要国が加わった「意欲的な目標の国際的合意」がなされるという前提で、国内排出量を2020年までに1990年比で25%減らす目標を明記している。原子力利用の関連施策を「推進する」と明記。…

エイモリー・ロビンスの指摘

永年の友人であるエイモリー・ロビンスの指摘が、日経ビジネス3月1日号に出されている。ロッキー・マウンテン研究所の会長だが、日本のエネルギー効率が高いとする思いこみないしは自己満足から脱却すれば、2020年までに1990年比で25%削減する…

期待される新技術

昨日の日記の標題が変換ミスに気づかなかったために妙なものになっていた。効であるべきものが高になっていたのだ。お詫び。 その効に関して新しい技術が登場したのを今日の毎日新聞で知った。絶縁体を使って電気信号を送ることによって、所要エネルギーを大…

嬉しい効エネルギー技術

我が家には光回線が入っている。それと電話、パソコンとの接続をする変換器は常に電源が入っていて作動している。一日の内で電話もパソコンも使わない時間の方が絶対的に長いのだが、この変換器には無線LANの変換器も取り付けてあるから、おそらく総計す…

ミドリムシでバイオ燃料

新日本石油が東京大学発のベンチャーと組んで、ミドリムシを原料とするバイオ燃料を量産する事業に乗り出すという。5年以内に量産技術を確立し、まず航空機の燃料に使用する。食料となる素材を使うものと違って、農地がなくても原料を効率的に生産できること…

床発電システム

Jリーグ1部(J1)の神戸は、本拠地のホームズスタジアム神戸で、観客が跳びはねるなどして起きる振動を利用した「床発電システム」導入に向けたテストをこの7日に行ったと報じられている。応援を楽しむためのきっかけ作りの一環だという。楽しみながら発電…

太陽からのエネルギー

アフリカにも各種のエネルギー源があり輸出されているが、これに太陽光・熱発電が加わるのは確実だ。フランスとドイツが連携してアフリカの地中海沿岸部に近い地域で太陽エネルギー発電を始めようとしている。モロッコやチュニジアで建設に向けた調査が進ん…

原発20基も建つはずがない

毎日新聞の記事をそのまま引用すると、「 原子力発電所の現在の新設計画(14基)がすべて実現しても、2030年以降の20年間にさらに20基の新設が必要という試算を資源エネルギー庁がまとめた。既存原発の寿命による廃炉の目減り分を埋め合わせるため…

竹を燃料とするボイラー

テントのメーカーだと思っていた太陽工業が、竹を燃料に使うボイラーを開発した。今年の夏にも受注を始めるという。細かく砕いた竹を専用の炉で燃やし、工場や農家の設備の熱源にする。植物を燃料にする場合にはカーボンニュートラルとなるので、CO2の排出量…

今日も展示会

2日目の展示会にでかけた。午後から燃料電池関連の講演があって、いままで律儀に展示会に出ている実績から無料で招待してくれたので出席することにしたからだ。講演会の会場は満席。経済産業省から政策論、燃料電池自動車についてホンダから、家庭用燃料電池…

電池関連展示会

今日は2万歩近く歩いた。東京ビッグサイトで今日から開催された電池関連の展示会にでかけて、隅から隅まであるいたからだ。燃料電池が自分としては本命だったが、太陽電池と二次電池も密接に関連しているために全部のコーナーを見て歩いた。昨日書いたACARの…

白金使用量の少ない固体高分子型燃料電池

「住友商事が出資する英環境関連企業のACALエネルギーはこのほど、従来の白金触媒に代わる安価な金属化合物を触媒に利用し、製造コストを低減した固体高分子型燃料電池(PEFC)モジュールの試作機を開発した。3月3日から東京・有明の東京ビッグサ…