効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

■蓄電池の急速な普及

電気自動車の普及、再生可能エネルギーの設置容量急増、停電対応、電力取引などに対応して、いろいろなサイズの蓄電池が市場に出まわることになる。電気自動車については、電池を充電するのではなく、充電済みのものを取り換える方法が普及すれば、さらにそ…

■化石燃料の使用

G7(主要7カ国)の気候・エネルギー・環境大臣会合が、この4月15,16日に北海道の札幌市で開催され、共同宣言が出されている。その中に、初めて、都市ガスの次世代原料として想定されるEメタンが初めて盛り込まれたと報じられている。Eメタンを含む「リサイク…

■技能実習生制度

これまで日本の技能実習生制度は、途上国の労働力を導入しようとする、極めて得手勝手な制度だと思っていた。その制度がなくなるらしい。外国人労働者のあり方を議論する政府の有識者会議は28日、技能実習制度の廃止を盛り込んだ中間報告書を決定したと報じ…

■電気自動車

今年85歳になってすぐ、運転免許の更新期になったことから、更新手続きをとらずにして失効させ、永年使って来た車も処分した。ちょっと買い物に出かけるにも、バス停まで10分歩かなければならず、想定していた以上に不便になった。とはいえ、運動機能の衰え…

■小型波力・水力発電

水の流れや波は、小規模な物でも発電はできる。タービンのような回転機を使う方式が一般的だが、水を往復させるように流して、それが磁界を横切るときに発電することも可能だ。 スタートアップのUSUi(愛媛県新居浜市)は、数十センチメートルの小さい波で発…

■リサイクル

リサイクルを定義するのは簡単なようで難しいと感じている。同じ目的に再利用することもあれば、壊してもとの素材に戻して、何か別のものに作り替えることもリサイクル。ただ、後者については、その過程で消費するエネルギーや他の素材を加えての利用がどの…

■地熱利用で水素製造

大林組が製造過程で温暖化ガスを排出しない「グリーン水素」を地熱から生み出す実証試験を大分県で進めており、実際に水素ステーションに供給していると報じられている。日本を代表する温泉街、由布院にほど近い大分県九重町は地熱資源が豊富なことで知られ…

■事業目的に脱炭素が重要に

最近報じられる新規事業には、例外なく気候変動対応としての脱炭素が重要項目として挙げられるようになっている。地球温暖化の原因となる炭酸ガスやメタン、フロンなどの排出を抑制する、あるいは、ゼロにするという経営方針を打ち出さなければ、良い経営を…

■ソーラーパネルの再利用

屋根取付の物は別にして、ゴルフ場跡地や荒廃地に設置された大規模容量のソーラーパネルの中には、10年を大きく越える稼働をして、寿命が近くなっている物が出始めているようだ。その寿命が発電素子の部分なのか、全体の構造物なのかは不確かだが、素子の設…

■日本のCO2排出量増加

日本のCO2などの地球温暖化ガス排出量が8年ぶりに前年度を上回ったと環境省が発表している。2021年度の温暖化ガス排出量が20年度比2%増の11億7000万トンだったようだ。 コロナ禍前の19年度に比べると、21年度は3.3%減だった。20年度の排出量はコロナ禍で製造…

■カリフォルニア州バークレーのガス管接続禁止

バークレー市が新設ビルへのガス管接続を禁止する法律を制定した。以前にもここで書いたことがあるものだが、それに追随する市が幾つかはあるようだ。だが、専門家の見るところでは、これが急速に拡大する可能性は極めて小さいとのこと。米国連邦高等裁判所…

■バイオマスの栽培

昨日に続いて、再度バイオマスについて書くことになったのは、早く育つ植物の栽培を、双日と宮崎県が推進するという報道記事を見たからだ。双日と宮崎県は生育の早い植物を耕作放棄地などに植え、成長した後にペレットなどに加工してバイオマス燃料として活…

■バイオマス発電

バイオマス発電は木材などの植物系のものを燃やすなり、炭化して燃料にするなりするのだが、その素材は植物の成長時に炭酸ガスを吸収しているから、それを燃やして出るCO2はまた、植物に吸収されるという発想でカーボンニュートラルであるような理屈がある。…

■アマゾンの顧客対応の緻密さはDXの実像

通販のアマゾンが事業を始めたのは20世紀の終わり頃だったが、導入が拡大したインターネットを利用して、書籍の通信販売を始めたのがその第一歩だと理解している。丁度その頃、仕事でニューヨークへ行った時に、アマゾンは書籍の購入に便利に利用できるから…

■脱炭素へ多面的取り組み

植物は炭酸ガスを吸収して光合成によって成長する。このことから、植物をできるだけ多く栽培することが必要ではあるが、それだけでは一面的に過ぎる。植林すれば良いことは確かだが、樹木にも寿命があり、炭酸ガスの吸収にも限界がある。また、植物が生長す…

■ドイツで原発廃止

今日ドイツで原子力発電が停止したと報じられている。もともとメルケル政権時代に、福島第1原発の事故を受けて、停止の方向は決まってはいたが、これで全ての原発が廃炉作業に入ることになる。もっと早く停止するはずだったが、ロシアのウクライナ侵攻後、ロ…

■東海道新幹線にAI列車登場

不思議なことに、新幹線の新しい時代の登場を、海外からの情報で知った。日本のメディアに出ていたとすれば、見逃したことになるが、新幹線の新技術が海外メディアでも注目されているのは素晴らしいことだ。 東京と新大阪を結ぶ新幹線に、AIが駆動の制御をす…

■JR西日本、燃料電池車導入

JR西日本は4月12日、水素を燃料にして発電する燃料電池を使った車両を開発すると発表したということだ。走行時に二酸化炭素(CO2)を発生させない車両をローカル線のディーゼル車両と置き換え、CO2の排出量を削減する。2030年代の導入を目指している。 ドイ…

■化石燃料から作った水素の利用

水素を燃料として使用すると、酸素と結合して水(水蒸気)ができ、通常の化石燃料を使ったときのように気候変動の要因となる炭酸ガス(CO2)は排出されない。しかし、その水素が、再エネによる発電電力で水を電気分解したものでなければ、水素を製造する過程…

■日本の太陽光発電(家庭用)

太陽光発電パネルの素材にはいろいろあるが、初期に設置された物が次第にその寿命の限界に来るようになっている。その場合、パネル自体ではなく、その支持枠や脚の部分が弱くなってしまうケースもある。いずれにしろ、日本で太陽光発電が設置され始めてから…

■回収したCO2を海外へ

大阪ガスと三菱重工が、化石燃料の燃焼から出るCO2を海外に輸送し、そこでメタン合成の原料にしたり、地下埋設をする、などを実用化しようとしているようだ。再生可能エネルギーによる発電からの電力が日本国内に豊富にあれば、また、日本列島の地殻構造が安…

■放射性下水汚泥

毎日新聞の記事で知ったが、東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質を含む下水汚泥の内、5県内で計約3万4200トンを処理できず、今も焼却灰などの形で一時保管していることが判明した。大半は放射性物質濃度が比較的低いとのことだが、東京23区で発生…

■EV(電気自動車)の普及

国内で軽自動車を軸に電気自動車(EV)の普及が進むという報道記事の出だしを見て、急速な普及が始まったのかと思ったらそうではなかった。自動車販売会社の業界団体が6日に発表した2022年度のEV国内販売台数(軽自動車含む)は、前の年度比3.1倍の7万7238台…

■水素燃料の大量導入

政府は脱炭素に向け、水素の導入量を2040年に現状の6倍の1200万トンにする目標を検討すると報じられている。日本での水素燃料導入の課題は、国産、輸入を併せて、基本的に製造量が極めて少ない一方、価格が既存燃料に比べて非常に高いことだ。いまは水素の供…

■長男と三男の家族来訪

オーストラリア、ブリスベンに住む長男の家族3人(夫婦と中一の男の子)、西宮に住む三男の家族3人(夫婦と小学2年の女の子)がこちらで合流、狭い食卓を囲み、あり合わせの椅子をかき集めて夕食。食べるよりも家族の情報交換が主流の食事だった。 長男家族…

■日本の鉄道のダイヤ作りが国際規格に

日経クロステックに報じられたものだが,日本の鉄道に遅れが少ない基本となる、ダイヤ作りの規格が国際規格として認められたそうだ。日本の鉄道は世界で最も時間に正確といわれる。その強みに基づく国際規格ISO24675-1「鉄道分野-輸送計画のための運転時分計…

■EV用蓄電池の再利用

太陽光発電パネルを屋根に取り付けた場合、余剰発電した場合、系統に売るという方法と、一時的に蓄電池に貯めておいて、系統の電力価格が高いときに、蓄電池からの電力を使うという方法がある。経済性の判断を自動的にできるようなシステムで制御すれば、コ…

■電気自動車のデザイン柔軟化

これまでの自動車は、形の大小を問わず、エンジンという大型の精密機械を搭載して走行していた。その重量と形から、自動車、特に乗用車のデザインは、エンジンが極めて大きな制約要因となっていたのだと思っている。以前にも書いた記憶があるが、電気自動車…

■日立の洋上風力発電プロジェクト

日立製作所は31日、エネルギーインフラのEPC(設計・調達・建設)大手の英ペトロファックと組み、オランダとドイツの6つの洋上風力発電で送配電システムを受注すると発表した。極めて残念なことだが、この中に日本の新規プロジェクトが入っていない。日本に…

豪州から長男一時帰国

オーストラリアのブリスベンに住む長男家族が一時帰国した。コロナ流行の影響を受けて、日本に3年ほど帰れなかったのが、やっと帰国できる状況になったということだが、奥さんのご両親が東京在住なので、取り敢えず長男一人が奈良に来てくれた。来週には、一…