2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧
やっと日本へ帰ってきました。成田で大阪へのコネクションを待つ間にこれを書いています。雨です。ボールダーもロサンゼルスも汗をかくことがなかったのですが、それほど気温は高くないのに汗だくになります。ロサンゼルスがドライだったのには驚きましたが…
環境教育の重要さは良く言われ、小学校や中学校の先生方も知恵を絞っているだろう。太陽電池が設置されたところでは、晴れの時と曇りの時でどれだけ発電量が違うかを調べさせているのは良く聞く例だ。これをもう一つ進めて、その結果学校からの炭酸ガス排出…
今回出席したような会議にでは、終わりに近づくとプログラムに入った懇親目的のディナーが設定される。その例に漏れず、今夕は参加者が4カ所のレストランに分かれて食事をした。これが英語を母国語にしない者にとっては会議そのものよりも難しいこととなる…
今回コロラド州ボールダーへ来たのは、私が日本窓口をしているエネルギーのエンドユースを巡る技術、規制、ユーティリティーの戦略、エネルギーユーザーの反応などについてレポートを出し、コンサルティングもするE Source(イーソース)という情報会社の年…
飛行機は少なくともエコノミー席は満杯だった。それに10時間。ロサンゼルス空港に着いてからはいつものように長蛇の列で入国管理手続き。最近は指紋を両側の人差し指でとって、顔写真も撮るために一人あたりの所要時間が長い。3〜40分かかって脱出してU…
朝5時に起きて米国出張準備。数年前からロサンゼルスへの直行便が関空から消えてしまったので、朝一便しかない成田行きに乗るためにはこうなってしまう。自宅が奈良にあるために、阪神間の人たちと比べると非常な不便を強いられている。しかも自分が乗るロ…
今日は関西学院大学総合政策学部が行っているビジネスプラン・コンテストの中間コンサルが行われるのにアドバイザーの一人として参加した。同学部の学生が、今年のテーマが「潜在日流 〜“made in Japan”を世界へ〜」であるのに沿って、新規ビジネスの計画を…
時事通信が次のような記事を配信した。 「経済産業省は22日、東日本と西日本で周波数が異なる電力について、東西の電力会社間で融通可能な送電容量の拡大を支援する方針を明らかにした。トラブル発生に伴う原子力発電所停止など不測の事態が生じても、電力…
大阪市東淀川区にある大阪経済大学で「市民共同発電所全国フォーラム」が開催されたのに参加した。市民が主体に太陽光、風力、小水力バイオマスといった再生可能エネルギーの利用を促進するプロジェクトの現況報告と将来への取り組みを検証する会合だ。5回…
大規模な養豚事業をしている会社の社長さんから相談を受けた。糞尿処理の一環としてメタン発酵処理をしていて、それ自体はうまく稼働しているが、そこから出てくるメタンガスの利用をどのようにすべきかということだった。 畜産廃棄物や生ゴミ系の廃棄物をメ…
ミシガン州は、1966年から1年間ミシガン大学経営学大学院に留学していた、そして、今の連れ合いとの縁が出来たという意味で、自分には米国の中でも特別の地域である。その州議会が、米国が自然エネルギーの利用を拡大させる方向に大きなステップを踏み出し…
NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)から毎日送られてくる情報の中に、海外の動向を教えてくれるものがある。その中に、地球温暖化防止に積極的でないと思われている米国の国防省(DOE)が、米国全域のDOE施設でエネルギー消費量を30%削減すること…
真夏の暑いさなか、テニスコートに影がくっきりと見えるほど強い日差しの下で、比較的年齢の高い人たちがプレイしている。男性は殆どが半袖短パンツのスタイルだが、女性はまず例外なく長袖長ズボンスタイルである。日焼けを恐れているためで、手袋までして…
午前中は地域のテニスコートで一汗かいてから、午後連れ合いと一緒になら100年会館へ出かけた。この間は奈良少年少女合唱団が演じたミュージカルを鑑賞に行ったのだが、今日はストリートミュージシャンが競演する奈良千年音楽市だ。 昨年トランペットをや…
9月10日に「デンマークの風力発電」という表題で日記を書いた。この中でどうも気になることがあったので、資料を送ってくれた知人に確認して貰ったら、自分の理解不十分の点があり、訂正することにする。 デンマークから送られた発電出力は、ある特定の日…
英国の野党である保守党が「Quality of Life:クオリティー・オブ・ライフ:生活の質」というレポートを出して、熱の利用を促進するような提案がその中に入っているそうだ。このレポートを出したグループは、保守党のデイビッド・キャメロン党首が、気候変動…
やっと秋が近くなったという感じになってきたが、まだ今日は蒸し暑くて過ごしやすくなったという感じではない。5年前ならば、今年のような異常な暑さ、台風の直撃とその被害などを経験しても、単にその記録的な結果に驚くだけであったと思う。ところが今年…
昨日安部首相が辞任した。こんな時期にこんな理由で国のリーダーが辞めることがあるのかと思う。日本の政治史に奇異なものとして残ることだろう。オーストラリアの会合でブッシュ大統領からのっぴきならぬことを依頼されて絶望してしまったからだったかなど…
東京ガスが太陽熱温水器とガス給湯器を併用する家庭向け新システムを開発するそうだ。商品化は2009年度以降となるようだが、家庭で必要な給湯エネルギーの1割程度を小型の太陽熱温水器で賄うという。この太陽熱温水器は、よく見かける屋根設置型とは少し異…
少し前に何度か、振動や伸び縮みのエネルギーを電気に変換して、その発電量が少ないので電池に貯めて利用する方法について述べたことがある。その延長にある記事を先週の日経産業新聞で見かけた。「誘電エラストマー」と呼ばれる伸縮性のある導電性高分子で…
知り合いがデンマークの風力発電の状況をメールで転送してくれた。デンマークは九州の面積と同じくらいのごく小さな国である。幾つかの島を対象にするここの電力供給網は、東西に分離されていて、西地区は、首都であるコペンハーゲンのある東地区とは系統が…
アジア太平洋経済協力会議(APEC)は8日、オーストラリアのシドニーで首脳会議を開き、温暖化防止への決意を示した特別声明「シドニー宣言」を採択した。その声明では「2030年までに域内のエネルギー効率を05年比で25%以上向上させる」との目標を明記した。…
06年度の常用自家発電設備の導入状況をまとめたニュースが入ってきた。エンジンやタービンで発電した電力コストが電力会社の系統から買うよりも安ければ、自前の発電設備を常時稼働させれば電力コストを引き下げられる状況が最近まであり、特に、安価なデ…
今日の日経新聞に、地球環境産業技術研究機構がホンダ技術研究所と共同で、雑草を原料にして汎用樹脂のポリプロピレンを合成する技術を開発したと出ている。ポリプロピレンは用途の広い代表的な合成樹脂で、現在は石油から精製された原料から製造されている…
昨日英国でグリーンパッケージがどのように行われているかの事例を紹介したが、日本でもいろいろな所で実施されている。例えば、書籍を購入したときに、昔なら全部の本にカバーをかけるのが当たり前になっていたが、いまでは、カバーをかけますかとたずねて…
英国のEurope Japan Centre(ヨーロッパ・ジャパン・センター)が送ってくれたレポートに、グリーンパッケージの導入について面白い具体例が示されている。 マークス&スペンサーでは、調理済みのサラダの包装に使う新しい技術を開発した。包装フィルムの密…
ある荷物をどこかに運ぶ場合、手でぶら下げるか担いで運ぶ、自転車で運ぶ、鉄道で運ぶ、自動車で運ぶ、船で運ぶ、飛行機で運ぶなどいろいろな輸送方法がある。目的、費用、輸送に必要な時間などの要因を比較して、もっとも望ましい輸送手段が選ばれるわけだ…
省エネルギーセンターの資料によると、平成16年度の数字で、家庭が消費する電力の25.2%がエアコン、16.1%が冷蔵庫、同じく16.1%が照明器具、9.9%がテレビとなっている。約7割がこの4分野に使われているわけだ。これら全てにわたって発生する待機電力…
今日連れ合いと一緒に、なら100年会館まででかけた。奈良のまつぼっくり少年少女合唱団結成25周年記念にあたって創作されたミュージカル「森に生かされて」を鑑賞するためだ。この少年少女合唱団は、小学校1年生から高校3年生までの生徒がメンバーで…
我が家で1キロワット級固体高分子電解質燃料電池のテストが始まったのをきっかけにしてこのブログを書き始めた。最初の頃に一日だけ日記を書けなかった日があるが、それを除いて毎日主にエネルギーと環境を巡ることを述べてきて196日となる。燃料電池も…