効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■家庭用燃料電池「エネファーム-ミニ」

 

東京ガスと京セラが、家庭用燃料電池エネファーム-ミニ」(発電出力400ワット)を製品化し、この10月30日から発売すると発表した。京セラは、ダイニチ工業株式会社、パーパス株式会社と共同開発した「燃料電池ユニット(貯湯タンク内蔵)」を京セラブランドとして東京ガスに供給し、東京ガスはパーパス製の「熱源機」と組み合わせて販売する。発電の主要構成機器であるセルスタックや貯湯タンク容量の小型化により、エアコン室外機と同等の大きさの世界最小サイズを実現。これまで700ワット出力だったエネファームを400ワットにした主たる理由は分からない。家庭の電力使用量の平均を見て、発電出力がオーバーするのを避けるのが目的なのだろうか。これで給湯能力が十分であれば問題はないだろう。価格はまだ発表されていないが、いま700ワットのエネファーム・タイプSよりかなり魅力的な価格設定が行われるだろう。

発電出力400ワットに対する発電効率は47%(LHV)、熱回収も含めた総合効率は80%(LHV)。家庭用SOFC(固体酸化物燃料電池)は、これまで東京ガスは扱っていなかったが、大阪ガスと京セラ、アイシンが開発したエネファーム・タイプS、700ワット出力に対抗する目的もあるやに見える。今後の販売実績がどのような展開を見せるかが興味をひく。セラミック技術を持つ特殊陶業やTOTOなどが協力してSOFCの開発体制を作ったが、海外市場をも獲得できる商品の開発を願っている。

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