効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

■原発60年超運転が可能に 

今日の夕刊に、原子力発電所の運転期間の60年超への延長を盛り込んだGX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法が31日の参院本会議で可決、成立した、と報じられた。既存の原発を可能な限り活用し、電力の安定供給と温暖化ガスの排出削減を目指す…

■驚嘆の発想

なるほどこのようなやり方もあるか、と驚嘆したのが、昨日テレビニュースで見た50年前にできた高速道路に付随した橋が老化したのを、その横に同じ形の橋を作り、完成後横滑りさせて取り換えるというもの。この方式が普遍的に行われているとは思えないが、こ…

■駐車場をソーラーパークに

このブログで何度も主張していた、駐車場にソーラーパネル付きの屋根を取り付ける方式を商品化した事業者が出たという記事が、新エネルギー新聞の宣伝記事に掲載されていた。今日12年前の心筋梗塞の発作に出会ってからずっとお世話になってきた奈良県総合医…

■EV向けの高速充電設備

EV(電気自動車)を充電設備は、世界共通の規格になっていると思っていたが、そうではなかった。米フォード・モーターは25日、自社の電気自動車(EV)の顧客が米テスラの急速充電設備を利用できるようにすると発表したという報道記事を見て、接続端末の統一…

■太陽光発電への投資が石油関連投資を上回る

2023年に行われたクリーンエネルギー開発に向けた投資が、化石燃料のそれを上回ったというレポートをIEA(国際エネルギー機関)が出したと報じられている。その中でもソーラーパワーへのものが大半を占めているようだ。 再エネへの投資額は2021年から毎年25…

■大型蓄電池の海上輸送

九州電力と再生可能エネルギースタートアップのパワーエックスは25日、世界初の蓄電池の海上送電事業について共同で検討すると発表したと報じられている。再生エネの電気を蓄電池にためて船で運ぶ。発電所から都心など電気の需要がある場所まで送る電線には…

■甲子園球場のカクテル光線

甲子園球場でナイター試合が行われる時、明るい照明が点灯するが、昼間と変わらない感じだとは思っていた。この間甲子園でのプロ野球をテレビで観戦しているときに、解説でカクテル光線がLEDに代わったというのを知って、照明技術の進歩を実感させられた。そ…

■日本の都市ガスも受難時代に

カリフォルニア州の幾つかの地域で、新設建物にガス管を接続するのを禁止したことを以前ここで書いたが、日本の都市ガスも同様な苦境に立たされる方向に向かっている。 ガスを燃焼させれば炭酸ガスが排出されるのは当然のことだ。燃焼効率を上げたとしても炭…

■電気自動車の普及

今日の午後、案外涼しいので駅までバスで出かけた。バス停までの7~8分はやはり暑さを感じたが、湿度が低かったのか、汗はかかなかった。バスの冷房が良く効いていて、寒いくらいだったが、そのせいで、バスから出ると猛暑になった感じになってしまった。 閑…

■ロシアからのLNG

G7の会合が廣島で行われたが、そこで出されたメッセージを見ていて、日本がロシアから輸入しているLNGの契約が破棄されるかもしれないと思った。ドイツへの天然ガス供給が止まったのと同じで、日本もロシアとの輸出入取引に制限を加えているから、その仕返し…

■水素を燃料とするトラック

水素に関するニュースが次々に出されている。今日の記事は、セイノーホールディングス(HD)傘下の西濃運輸が6月から走行実証を始める水素燃料電池(FC)搭載の大型トラックを報道陣に公開した、というもの。東京都―神奈川県の拠点間を月~金曜日に毎日運行…

■北海道電力、1000キロワット級水素製造設備の運用開始

本題に入る前になるが、今日、1961年に大阪ガスに入社した大学卒の同期が集まり、梅田で昼食会をした。確か同期は全部で36人。その3分の一が出席したのだが、既に亡くなられた人もある。自分は、雨が降っていたために自宅からタクシーで学園前まで行こうとし…

■北海道の再エネ

北海道にはまだ人の住んでいない地域が多い。そして風がよく吹くし、太陽光も北国ではあるが、まだ発電出来る程度の光量をもっている。だが、課題は、発電した電力を送る送電系統の容量が小さく、特に、北海道から本土に送電する系統の容量がまだ少ない。計…

■核融合発電

核融合が民生用に利用される時代が近づいている。報道によると、次世代エネルギー技術である核融合発電で官民が日本連合を形成する。三菱商事や関西電力、政府系ファンドなど16社が京都大学発スタートアップに計約100億円出資する。関連設備や技術者など経営…

■新幹線の自動運転実証

「試運転」の文字を掲げ、深夜の東海道新幹線で行われた“自動運転の走行実験”。実際の速度で営業区間を走る様子がメディアに初めて公開されたと報じられたのを見て、情報化の進展が早いことに感嘆すると同時に、どこかでとんでもない事態が起きないとも限ら…

■GSユアサとホンダ、EV電池新会社を

ホンダは11日、GSユアサと電気自動車(EV)用電池などを開発する共同出資会社を設立することで正式に契約したと発表したと報じられている。蓄電池一般で考えると、絶対的に中国製に軍配が上がるのだろうが、両社は相互に情報を交換して、自動車のデザインと…

■マイナンバーカード

いま、マイナンバーカードに、健康保険証や運転免許証など,公的な証明書を統合する動きが加速している。しかし、その統合の過程で、誤って他人の情報と結びつけられてしまう、という重大なミスが幾つも出ていると報じられている。これは、過ぎたるは及ばざる…

■オーストラリアの再エネ資源

日本はオーストラリアから、石油、LNG、石炭などのエネルギー資源を大量に輸入している。これらは全て燃焼すると地球温暖化ガスである炭酸ガスを排出するから、これらの輸入を継続することは好ましくない。これからは、広大な国土で人が殆ど住まない地域に、…

■薄膜型太陽光発電素子-ペロブスカイト型

これまで、太陽光発電というとシリコン系のものが圧倒的な存在だったが、その市場構造が変わるかもしれない。 報道によると、次世代の「ペロブスカイト型」太陽電池が実用化の段階に来たようだ。薄いフィルム状で折り曲げられるため、場所を問わず自由に設置…

■ヒンデンブルグ飛行船爆発と地球温暖化

この表題は自分でも奇妙だと感じるが、かなり昔の爆発事故が現代と関係があることを知って驚かされた。ヒンデンブルグ飛行船は、機体を上昇させる浮力を発生させるのに水素を使っていたのだが、これが、1937年5月6日にアメリカ合衆国ニュージャージー州マン…

■久しぶりのテニスコート

快晴で少し暑いかなと思いながらバスでテニスコートまで出かけた。多分1年半ぶり。ウイークデーだったから、人数は少なかったが、見慣れた顔ばかり。良い位置に球出しをしてくれたので、定位置からだが気持ちの良い返球練習をすることができた。 テニスコー…

■欧州の天然ガス(LNGを含む)需給

ロシアがウクライナに突如侵入し、領土を占拠してから1年以上が経った。EC諸国は米国と協力してウクライナを支援しているが、やはりロシアとウクライナの国力の差は大きく、ウクライナは良く持ちこたえていると思うくらいだ。だが、ロシアも想定を遙かに超え…

■大工が20年で半減

この表題の報道記事を見て思ったことだが、大工の定義を見直せば、それほど大きな問題にはならないのではということだ。人の手から機械工具に作業が移動したに過ぎないからだ。 しかし、社会動向の変化の表れだということは確かだろう。 2022年末公表の国勢…

■カーボンフリー配送

物流企業が最終配達地点での配送手段は、化石燃料であるガソリンかディーゼルエンジンで走る車なのが現状だろう。このラストワンマイルでの温暖化ガス排出を大きく削減できるのは、まず再生可能エネルギーによる発電量の全電力内比率を高めて、その電力を蓄…

■ネットメータリングから蓄電池へ

米国で太陽光発電からの電力を、売電と相殺するネットメータリングが普及していたが、それが太陽光パネルと蓄電池のコストが下がったことから、それが終了の方向に向かっているようだ。先頭を切ってカリフォルニア州がこの制度を終了させた。 蓄電池のコスト…

■回生電力の利用

オーストラリアの国土は巨大で、鉱山資源のある場所と、それを海外に輸送する港との間の距離が長いために、貨物列車で1,000kmを越える走行路線も多い。このように長大な路線を電化することは、膨大な投資が必要となるために極めて難しい。しかもディーゼル機…

■ニューヨーク州、新築建物の都市ガス利用への規制

ニューヨーク州が新設建物を全てガスの使用禁止の州法を設立させた。All-Electric Building Act(オール電化ビル法)がそれ。ニューヨーク州の地球温暖化ガス排出量の三分の一が建物からだとされる。2026年以降、7階建て以下の建物には、ガスや他の化石燃料…

■米国のディーゼル機関車の電化

米国の長距離貨物列車は、殆どがディーゼル機関車で牽引されている。長距離の路線を電化することは難しいからだが、それが蓄電池で走行する物に代わるかもしれない。また、操車場で走行先によって貨物列車の編成を変えるのにもディーゼル機関車が多用されて…

■データセンターの電力消費

データセンターの設置数と処理容量が急増しているらしい。その背景にあるのは、データの処理や保存をインターネット経由で提供するクラウドサービスの増加であることは確かなことだろう。クラウドサービスは電子メールの他にも、動画配信サービスやビジネス…

■北九州に大規模洋上風力発電

九州電力グループなどは4月25日、北九州市沖の響灘で大型洋上風力発電所の本格工事を始めるため、起工式を行ったと報じられている。総出力は最大計22万キロ・ワットで国内最大級となり、2025年度に運転を開始する予定だ。洋上風力は再生可能エネルギ…