効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

木質バイオマス

今朝は早く起きてまた鳥取へ日帰りで出かけた。今回は鳥取県と鳥取の環境市民グループが開催した自然エネルギー展で話しをするように頼まれてのことだ。話しをしたのは、鳥取ガスの展示場サルーテの中に移築された古民家の中で、40人ほどで一杯になった聴衆…

鉄道談義

今日阪急電車上ヶ原にある関学で会合があったのに出席して、本来であれば懇親会までるはずだったのが急用が入ってきて早めに出た。17時過ぎの大阪駅で、かなり電車が混雑していたので次の電車を待つために乗車しなかった。その電車の扉が閉まったときに飛び…

電力業界と再生エネルギー

電気事業連合会の勝俣会長は低炭素社会の実現に向けた電力業界の取組の一環として、原子力の活用や再生可能エネルギーの拡大を積極的に進める考えを表明した。原子力の活用は永年のお題目だから格別のことではないが、再生可能エネルギーについて、風力発電…

炭酸ガスの分離

いろいろな燃焼ガスから炭酸ガスを分離する技術が世界的に開発されている。問題は、分離プロセスに必要とするエネルギーの量が多ければ、そのエネルギーが再生可能エネルギーから供給される時代が来ない限り、それに応じた炭酸ガスが排出するのは避けがたい…

アフリカと蚊帳

昨日たまたまアフリカについて述べたが、今日も別の側面のアフリカについて書きたい。自分も関わっているユニセフ活動にも関係していることだが、アフリカで特に深刻なマラリアの感染を予防する蚊帳「オリセットネット」を開発した住友化学は、その技術をタ…

資源のない国

人間以外には資源がないとよく言われたのが日本だ。しかし、その貴重な資源が活躍して世界を相手に優れた商品を輸出して外貨を獲得し、それで必要なエネルギー資源や鉱物資源を確保してきた。いわば、金さえあれば必要な資源を確保することができたのだった…

ソニーが色素増感型太陽電池開発

今日25日の新聞で、ソニーが、シリコンを素材としない色素増感型太陽電池を開発したと報道されている。シリコン素材が今までの主流で光の変換効率も20%近くだが、製造に要するエネルギーが多くなる。色素増感型は、半導体材料の代わりに印刷技術の応用で作…

大阪ガス・エネルギー環境フェアー

22日午前にインテックス大阪で開催された大阪ガス・エネルギー環境フェアーを訪問した。ご一緒したのは、大規模な養豚事業会社の社長さんと、糞尿ガス化技術の専門家の先生だった。大規模な養豚場から出てくる糞尿は膨大な量になる。それをそのまま排出する…

5/16と22にコメント

5/16と22と共に鉄道に関する記述にコメントをいただいた。16日については、東京にもまだ単線区間があるということを教えて貰うと同時に、日本の鉄道の正確さについて同感して貰った。22日については、神戸まで足を延ばす、という、新線が誘発するものを発言…

関西に私鉄の新線

阪神電鉄の車両が5月20日に初めて近鉄の線路を走行した。新聞報道には両者の違った感じのデザインを持つ車両が並んでいる写真が出されている。これは来春に大阪・近鉄難波と兵庫県尼崎を結ぶ「阪神なんば線」が開業して、阪神三宮駅(神戸市)と近鉄奈良駅(…

天然ガスを巡る韓国とロシアの動き

最近得た情報によると、ロシアのガスプロム(巨大ガス事業)と韓国の国営天然ガス事業コリアガスが、今月末に期限が来る協力契約をさらに5年、2013年まで延長することに合意したそうだ。ガスプロムは、いままで外国の石油会社や日本の商社などによって進めら…

四川省の大地震

四川省の大地震で亡くなった人の数はまだまだ増えるだろう。ご冥福を祈るばかりだ。おそらく一家全滅のケースも沢山あるだろうし、子どもだけが残されたことも多いだろう。一方、死者のこともあるが、残された人たちが一日も早く日常生活を取り戻せるように…

炭酸ガスの分解

日経産業新聞の5月16日号に出ていた記事だが、二酸化炭素(CO2)に可視光を当てて効率よく一酸化炭素(CO)に変える技術を、東工大の石谷 治教授などが開発したそうだ。COは非常に活性が高いために、水蒸気などと反応させるとメタンにしたりできるから工業製…

シャープの太陽電池事業

今日の日経新聞一面に、シャープがヨーロッパの発電事業第二位であるイタリアのエネル(Enel)と太陽光発電事業で提携すると出ている。シャープのプレスレリースではないから、日経の取材記事かエネルの発表だろう。 2011年末までに、イタリアに世界最大級の…

バイオ燃料

ワールドウオッチ研究所からのメール情報に興味ある数字が出されている。米国を中心に、トウモロコシなど食糧になる農産物を使って自動車用バイオ燃料を作る事業が急拡大していることについて、大型のSUV(スポーツ・ユーティリティー車)のタンクをバイオエ…

指差し確認

昨日、燃料電池に関するシンポジウムから帰るために、新幹線東京駅でひかりの自由席を利用するために1号車の運転台の位置で列に並んでいた。ここはプラットフォームに上がってくる階段から一番遠い位置にあるから、並ぶ人の数も相対的に他の車両より少ない。…

白金を使わない燃料電池自動車

燃料電池開発情報センターが開催したシンポジウムに2日間参加したが、いろいろ興味ある話しを聞いた中で、本当に驚いたことがある。 燃料電池の本体部分には触媒として白金を使う。燃料電池自動車は、大きな出力が必要であるために白金使用量が多く、これが…

米国のRPS (Renewable Portfolio Standard)

今日は東京にいる。今日と明とに東京で開催される燃料電池開発情報センターのフォーラムに参加するためだ。自分の家に燃料電池が稼働しているからという訳ではなく、日本の開発動向に関心を持つ海外のエネルギー情報会社に提供する種を仕入れるためだ。政府…

自転車の生産量

レスター・ブラウンが率いるEarth Policy Institute(地球政策研究所)から入ったメールに面白い指標の説明があった。2007年の自転車生産量が1億3千万台で、自動車の5千200万台のほぼ二倍になっている。1960年代の半ばから後半には、この両者の生産量はほぼ同…

小水力発電

昨日書いた「音楽の森」の演奏が終わってから、プログラムの準備や進行などをした人たちが集まって、音楽の森プロジェクトをさらに発展させて地域活性化の拠点にするにはどうすればよいかなどと雑談に近い話をしていた。その時に、大手企業を退職されてから…

音楽の森

今朝は5時過ぎに起床。三男のジャズトランペット・ミュージシャンが、室生にある音楽の森が毎月一回開催している地域のコンサートに招待されたので、9時からのリハーサルに間に合うように連れて行くためだ。昨晩彼はライブの出演があって遅くなるので、奈良…

水田

今日は朝から雨模様だった。気温もかなり下がって、バス停まで歩くのにも自然にポケットへ手を入れてしまう。大阪からスーパーはくとで鳥取日帰り往復。姫路から山の中を走る列車の車窓に、水を張ってある田んぼがぽつぽつ目に入る。もうすぐ田植えの時期に…

車椅子の方がバスに乗る

関学三田キャンパスで学生のプロジェクトリサーチ経過などを聞いて講座を修了し、バスでJR新三田駅まで行くバスを待っていた。そこへ電動車椅子に乗った女性がやってきて同じようにバスを待っている様子。定時にやってきたバスの運転手が、車椅子のお客さん…

バックアップ電力不要のメモリー

今朝の日経新聞に、ローム社がメモリーを保持するのに必要な微量電力を必要としないメモリーチップを発明したと報じている。パソコンの場合、CPUがいろいろ複雑な作動をし、その結果がメモリーに保存されるが、電源を切った場合にもそのデータが消えないよう…

昨日述べたリンについて

昨日日本に入るリン鉱石の輸入がしにくくなっていて、価格も上がっていると書いた。ある島全体が海鳥の糞が堆積してできていて、それが世界のリン鉱石の主な供給源だと聞いたことがあるが、これは今ではほとんど取り尽くされているらしい。やはり鳥の排泄物…

リン資源

リン鉱石の輸入がタイトになり、価格が上がっているそうだ。もともと鳥の糞が堆積したものが鉱石として輸入されていると聞いたことがあるが、その資源の採掘が難しくなり、原産地が輸出に制限をかけているらしい。そうなると、リン肥料などの製造にも支障が…

書籍紹介

友人の環境エネルギージャーナリスト、本橋恵一氏の最近著「電力・ガス業界の動向とカラクリがよーくわかる本」(秀和システム)を読了。エネルギー業界について表も裏も知っている人が書くとこのような内容になるのかと感心した。カバーする分野が広いだけ…

米国の砂漠で稼働するスターリングエンジン

米国のサンディア国立研究所が最近、そこで実証試験をしている太陽熱利用のスターリングエンジン発電機が31.25%という発電効率を出したと発表した。このシステムは、Stirling Engine Systems社が設置しているもので、反射板で太陽光を集め、焦点の一番高温…

LEDと球場の芝生

一昨日DIYの店に行って、白色LEDを使った廊下灯を買ってきた。たまたま見つけたものだが、常時点灯しても4Wで、周囲の明るさが落ちると点灯するモードと、人が傍に近づくと点灯するモード、常時点灯モードの3つが選べて1600円ほどだったから、効エネルギー…

盲導犬

今日は大学へ行く日。少し時間に余裕があったので、準急に乗って席を確保して本を読んでいた。途中の駅で駅員が突然入ってきたので何かあったのかなと思ってそちらを見ると、中年といったは少し失礼かもしれない年柄の女性が入ってきた。駅員は、「じゃ、降…