効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■台風19号

 今年は台風が来る毎に被害が広範囲になっているようだ。昨日日本の中枢部に上陸した台風19号による大雨のために、9河川10カ所の堤防が決壊し、溢水による水の被害は広範囲となっている。これまでも行われてはいたのだろうが、河川の6カ所ものダムが一斉に緊急放流したというのも極めて希なことだろう。予め放流の警報は出されてはいたが、その河川流域の住民はどのように対応するかを知らなかったと思う。台風15号で大きな被害と大停電になった千葉県の多くの市域には、気の毒な追い打ちになっている。また、救出された女性がヘリコプターにつり上げられる時に保持器具が外れて40メートル落下して亡くなったというのも気の毒だし、救出に対応していた組織にとっても想定していなかったことだろう。

地域の災害支援に対応する各自治体は、その対応範囲の大きさが手に負えないところも多いに違いない。災害対応予算が十分であるはずはなく、国の支援も迅速に行われなければならないが、その次に日本として向かうのは、温暖化対応の目標を明確に示し、それに必要な施策を具体的に示すことだろう。生易しいものでないことではあろうが、国としての責任だろう。

身近なこととしては、多摩川流域の日野市に住む次男の家族にとっても大変なことだったろう。住んでいるところは多摩川の傍だが、かなり高い位置にあるから水の心配は多分なかったと思うが、次男が地域の消防団の団長をしているはずだから、昨夜は徹夜だったのかも知れない。電話で様子を尋ねるのも迷惑をかけることになるので、心配だけしている。