効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

今日も国際展示場へ

青空が出て、気温も少し上がったようだ。その中を今日も有明の国際展示場へ足を運んだ。10時開場と同時に、英国から来た人が日本企業の人と会うのに同席。日本側は先方の方が英語は上手だったので自分は聞く一方。しかし、日本から電力関係の商品を欧州に売…

スマートエネルギー・Expo

早めにホテルを出て国際展示場へ。何年か前に始まった燃料電池エクスポが拡大して、太陽電池、蓄電池、スマートグリッドなどのエクスポになっている。午前中は特別基調講演を聴いた。IEA、DOEから来た人の話に次いで、資源エネ庁新エネ・省エネ部長の新原さ…

自然エネルギーをさらに勉強

今日の予定に入れられるかどうか不確かだったが、早めにホテルを出て飯野ホールへ。申し込みが昨日だったから早めに来るように言われていた指示に従ったのだ。それが幸いして前の方に座ることができ、最初の基調講演をするエイモリー・ロビンスと顔を合わす…

自然エネルギーについて勉強

今日午後、自然エネルギー財団が開催した専門家会議に招待されて、ヨーロッパの再生可能エネルギー、特に太陽光と風力発電の拡大に向けた取り組みを勉強させて貰った。ドイツでの太陽光FIT(固定価格買取制度)が失敗であるかのような報道をよく見かけるが、…

ロシアからの電力輸入

ロシアから電力を日本に輸入する計画が具体化してきたようだ。これまでにここでも高圧直流送電の導入の構想の中で触れたことがある。ソフトバンク、三井物産、ロシアの政府系電力大手インテルRAOの3社がロシアで発電した電力を日本に輸入する構想を打ち…

寿命10倍の燃料電池触媒

この間は白金に代わる金属で燃料電池の触媒ができたと書いた。今度は、燃料電池の寿命を10倍に延ばせる新たな触媒が開発されたようだ。両方とも九州大学で。今回は中嶋直敏教授らの研究グループ。これも固体高分子電解質型燃料電池向けのものだろう。変質し…

ロシアからのLNG

いまロシアからのLNGは、サハリンで採取された天然ガスをウラジオストックにパイプラインで送り、そこの基地で液化してから日本に輸出されている。その量は年間1千万トン。これに新しくイルクーツク州やチャヤンだのガス田からのガスを液化したものを、2018…

世界の風力発電

2012年に設置された風力発電設備規模は世界で4,471万キロワットで、累計導入量は2億8,248万キロワットになったと世界風力エネルギー協会が発表している。この1年間の伸び率は約19%。この新規導入量のうち約30%となる1,320万キロワットを中国が、約29%を…

複層ガラス窓の追加

書斎の窓が西向きで、夏の午後には日差しが厳しい。冷房負荷も大きくなるはずだ。そこで、複層ガラスを使った内窓を手作りで取り付けようと思った。この計画を聞いてガラスメーカーさんが70x80センチのガラスを譲ってくださったのが一昨年に心臓をやられる…

中温度熱の利用

温度の高い熱は蒸気を作ったりして利用できるが、工業プロセスの排熱や自動車のエンジン排熱などは温度が中途半端なので利用がしにくい。 昭和電線が東京理科大と共同で、自動車のエンジンの排熱を使って発電する半導体部品の開発に着手するということだ。ゼ…

紙をベースにした太陽電池

2月14日に書いた太陽電池の効率アップについてコメントいただいたことにピッタリ重なる技術が開発された。木材パルプを原料にした「紙の太陽電池」を、大阪大学産業科学研究所の能木准教授などのグループが開発したという。この技術が実用化されれば、製造コ…

「Kyoto地球環境の殿堂」表彰式

午後1時から京都国立国際会館で開催された、「Kyoto地球環境の殿堂」表彰式とシンポジウムに参加した。京都地下鉄の終点で不便なところにある。幸い近鉄から直通の急行が時々出ているのでそれを利用。電車に乗っている時間だけでも1時間。下車したら徒歩でそ…

石見神楽

ワイフに引っ張られて奈良のホテル日航まででかけて、6時半から始まった石見神楽の鑑賞会へ行く。200人を超える人が参加している。奈良新聞とホテル日航の共催。ホテルでの料理を戴いた後、2つの神楽を見た。最初は神を迎える踊り。大太鼓、小太鼓、手打鉦、…

マイクロ水力発電の利用

今日夕方6時からの関テレで、吉野町のミニ水力発電プロジェクトの概要が放映された。今日午後は病院での検査日に当たっていたため帰宅が遅くなり、前半は見逃したが、ミニ水力は実際に使われるという現実が吉野の過疎地にあるということを教えて貰った。吉野…

太陽光発電の変換効率

パナソニックが太陽光のエネルギーを電気に変える変換効率を、同社が達成していた23.9%を0.8ポイント上回る24.7%を達成したようだ。実用サイズの結晶シリコン系太陽電池としては世界最高となる。また、セルの厚さは98マイクロメートルと非常に薄く、同社は…

貴金属を使わない燃料電池触媒

固体高分子電解質型燃料電池とリン酸型燃料電池の触媒には白金が使われるため、どうしてもその価格に引きずられて大幅なコストダウンが実現できないできた。日米を始めとして世界各国で白金の含有量減少の技術開発が進められており、かなり使用量が減ってき…

低炭素の地域づくり戦略会議

午前中は病院で心臓のエコー検査を受けたのだが、予想以上に早く終わったので一旦家に戻り、午後1時半から開催される表記の会合に出かけた。これが第三回目。50人ほどの参加者だったろうか。今回は、一昨日参加した吉野町のマイクロ水力を核とした地域の活性…

ビール醸造残渣の処理

AP通信が報じたことだが、アラスカビール醸造会社は、太陽や風ではなく、商品であるビールを利用してグリーン電力を得るようになったという。このビール醸造会社では、これまでビールの絞りかすは、タンパク質が豊富であることから、酪農家に飼料として販売…

吉野のマイクロ水力発電ワークショップ

小さなマイクロ水力発電で地域を活性化しようというプロジェクトについては、1月12日にここで書いた。ここで示された小さな発電機を手作りするというワークショップに参加しないかという誘いを受けたので、また吉野まで出かけた。幸い天気が良かったのは有り…

英国から友人来訪

午後3時、大和西大寺まで出かけた。久しぶりに日本を訪れた英国人の友人が日本の燃料電池市場について情報交換をするためにやってきたからだ。彼がいま狙っているのは、英国の燃料電池ベンチャー、セレスパワーが固体酸化物電解質燃料電池の商品開発を諦めて…

三社寺鼎談と

午後、県文化会館で、春日大社、興福寺、東大寺のヘッドが鼎談するという会合があり、ワイフと一緒にでかけた。午前より午後の方が気温が低いほどで、途中は寒かった。鼎談のテーマは聖地。それぞれに奈良がいかに聖地となったかを話してくれたが、それぞれ…

欧州のシェールガス

報道を見ると、世界的にシェールガスブームが起きているような印象である。ところが、ロンドン・エコノミストによると、欧州では環境に関わる規制も強く,開発を禁じている国も幾つかあるために、実用的な採掘が行われるようになるとしても、米国に数年は遅…

文化庁のeBook配信試験

文化庁が電子書籍の配信実験をしていて、国立国会図書館の保有するデジタル・アーカイブの中から選んで2月1日(金)から3月3日(日)まで入手できると知ってアクセスし、芥川龍之介の「羅生門」、当時発禁となった酒井潔の「エロエロ草紙」などを手に入れた…

メタンハイドレート

低温で圧力が高いところで、メタン分子が水の分子の中に入り込んで水和物となったものがメタンハイドレートだ。講演などをしたときに、日本のメタンハイドレートの将来性について良く聞かれるが、今まで、存在は確認されているが、事業として採掘採取ができ…

電車の回生電力の利用

三菱電機は、2012年8月から東京地下鉄東西線の西船橋変電所で実施していた駅舎補助電源装置(S―EIV)の実証実験の結果として、駅での消費電力を1日当たり約600キロワット時削減できる省エネ効果を実証したと発表している。この補助電源は、鉄道…

iPadの修理

午後近鉄奈良駅まででかけた。その近くにできたiPhoneやiPadの修理をする店があり、そこへ昨日、液晶の画面表面のガラスにヒビが入ったのを直して貰うように依頼したのができあがったはずなのを受け取りに行ったのだ。どうして表面にヒビが入ったのか、理由…

畜産糞尿からのバイオガス発電

北海道では酪農が盛んである。ということは、牛などの生き物相手だから、その排泄物を何らかの形で処理しなければならない。ヨーロッパなどでは、糞尿をメタン発酵させてエンジンへ供給して発電するのが広く行われている。北海道へもこのシステムの導入が試…

北海道の風力発電導入が本当に増えるか

政府の2013年度予算案に、経済産業省は風力発電の送電網を整備する事業を道北で始める予算を計上した。道北にある送電網が貧弱なために、ここに設置される風力発電からの電力を需要地に送れないというのはかねてからの課題だった。送電網整備費は概算要求で2…