効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

■デジタルデータの保存

今朝の報道記事で知ったことだが、行政手続きにフロッピーディスクやCD-ROMといった記録媒体での提出や保存を求めることが法律で定められているらしい。デジタル世界は急速な進歩を遂げているから、デジタルデータをどのように保存し、転送するかを法律とい…

■風力発電の電波障害

風力発電単体の発電規模が大きくなると同時に、設置数を増やそうとする方向に向かっているが、日本では陸上風力の設置が人の住む地域の近くにならざるを得ないために、景観への変化だけでなく、翼の回転時に風を切る音が届くところに人家があるケースが多い…

■窓ガラスへの断熱フィルムの貼り付け

昨日オンラインで友人と話をする機会があった。彼は情報関連の事業をしていて、最近新しく作った事務所に新しいサーバーを導入した。サーバーは大きなコンピュータだから、発熱量は大きい。それを適度に冷却するのだが、事務所の中での発熱体は人間も含めて…

■大阪ガスのメタネーション新技術

7月19日にも書いたことだが、メタンを主成分とする都市ガスを燃焼させると、地球温暖化ガスである炭酸ガス(CO2)が必ず発生する。そのため、都市ガス事業者は、長期的な事業継続のためには、この炭酸ガスの由来が、植物から作った炭素からになるようにすれ…

■水素のサプライチェーン

日本には大量のグリーン水素を生産できるだけの再生可能エネルギーを確保することは難しい。そこで、再エネを大量に導入できるオーストラリアでグリーン水素を製造し、それを日本に持ってくるのが具体的な解決策となる。だが、水素をガス、あるいは、液化し…

■新電力が窮地に

現在進行中の燃料価格の上昇に伴って、自社電源の比率が小さい新電力が窮地に立たされている。帝国データバンクによると、新電力の104社が6月上旬までに新規契約の停止や事業撤退、倒産に至った。全事業者738社(8月18日時点)の14%にあたる。電力事業の自由…

■次世代原発建設と既設原発7基の再稼働

岸田文雄首相は24日、次世代型の原子力発電所について開発・建設を検討するよう指示した。原発の新増設を想定しない東日本大震災以降の方針を転換し、年末までに具体策をまとめる。再稼働する原発は2023年夏以降に最大17基へ増やし、中長期的な電力確保をめ…

■レアアース

レアアース(希土類)は、蓄電池や半導体の製造には欠かせない元素だ。それがどのように採取されるのかを知らなかったが、今日の報道記事で、採取の方法はいろいろあるものの、それが存在する地域をいわば掘り返すような採掘が行われるらしい。ということは…

■発電向けエネルギー比率

いま欧州は、ロシアからの天然ガス供給が激減したために、エネルギー価格の急上昇と電力の需給バランスをとりにくくなるという課題に直面している。それを米国やカナダから天然ガスをLNGとして送るという方向に向かっているようだが、設備容量的にこれが運用…

■定期検診

今日は1月弱振りの病院での定期検査。一昨日西宮に住む三男の家族と一緒に奈良を自分としてはかなりの距離を歩いたために、血液検査の結果が悪くなっているのではないかと気にしながら担当医の面談を受けた。医師の最初に言ったのが、数字が良くなっています…

■日本の海洋開発

火山帯の上にある日本。海に囲まれた島国の日本。エネルギーや食料を輸入に高く依存する日本。このような条件を負のものからプラス条件に変える部分があるはずだ。火山帯があることは、地下資源が噴出し溜まっている場所が多くあるはずだから、その場所を見…

■久しぶりに奈良で鹿と遊ぶ

連れ合いが11時に奈良市中心部にある病院で診察を受ける日だった。三男の家族が車で来てくれて、我々二人を乗せてその病院まで連れて行ってくれた。快晴ではなかったが、あまり暑くはなかったのは有難かった。12時半頃に診察が終わったので、家族全部満杯の…

■日本郵船、運航を無人化へ

日経新聞が報じているが、日本郵船などはコンテナ船を東京湾と三重県の港の間で延べ790キロメートル往復する実証実験に成功したとのこと。鉄道でも在来線の一部で実用化が近づく。乗員の高齢化や人手不足を補うほか、運行効率や安全性が高まる可能性もあると…

■ペロブスカイト太陽電池

JR西日本が2025年の開業を目指す「うめきた(大阪)地下駅」に、積水化学工業がフィルム型ペロブスカイト太陽電池を設置する。一般共用施設への設置計画としては世界初の事例になるという。広く使われている太陽光発電素子は、シリコン系のものが多いが、柔…

■台風勢力の削減

自分が幼かった昔の話だが、強力な台風が大阪を襲った時、今の東大阪にあった二階建ての自宅は大揺れに揺れた。それだけなら家が倒壊しない限り大丈夫だと思っていたのだが、強風がまともにベランダへ出るガラス窓の引き戸にあたり、大きく内側にしわるよう…

■Zoomミーティング

会議ソフトのZoomを使う人が増えているようだ。自分も関心があったことから、会社の同期に呼びかけて、最初は無料のZoomでオンラインミーティングを数人で行ったが、40分で停まるために、何回も立ち上げをする不便さを実感し、コストを分担して8月から1年の…

■ドローンの規制緩和

小型無人機、ドローン、の飛行規制が緩和されたと報じられている。有人地帯での目視外飛行が、2022年内にも解禁される見通しです。この「レベル4」と呼ばれる飛行が可能になれば、ドローン活用の本命ともいえる物流サービスなどのビジネスが活気づくだろう。…

■木造高層ビル

木造で高層ビルを建築する計画が広がってきたとのこと。大手の建築事業者には次々と注文があり、ほとんどが脱炭素のシンボルにする意向らしい。大林組は横浜市内で研修施設として木造高層ビルを建設した。高さ44メートルの地上11階建てで構造部材の9割に木材…

■中国に完全自動運転のタクシー

中国の通信制御技術の大手Baiduが、重慶市、武漢で、完全自動制御で走る無人タクシーの認可を得たと発表している。この二つの都市は、田舎ではなく大都会だから、余程の自動制御、それも宇宙通信も利用したような方式で作動するようになっているのだろう。規…

■ウクライナで原発事故の可能性

ウクライナ国内には、2000年に操業停止したチェルノブイリ原発を除いて、4か所で15基の原発が稼働しており、国営企業エネルゴアトム(Energoatom)社の傘下にある。そして、ロシアが占拠するウクライナ南部ザポロジエ原子力発電所で緊張が高まっている。国際…

■正倉院展

奈良新聞が昨日報じたように、秋の恒例になっている正倉院展が10月29日から11月4日まで、奈良国立博物館で開催される。初出展8件を含む正倉院宝物59件が出陳されるとのこと。毎回とはいかないが、正倉院展にはよく足を運ぶ。日本文化の源流を身近に感じるこ…

■日本は基本的な資源に劣位

日本の2021年に於けるエネルギー自給率は11.8%だし、食料自給率はカロリーベースで37%、生産額ベースの食料自給率については63%。ということは、海外からの食料供給の流れが円滑に行われなければ、先の大戦後と同じように飢え死にする人もでかねない状況に…

■長崎への原爆投下

今日9日は広島に続いて77年前に原子力爆弾が投下された日だ。報道はされたものの、広島ほどの規模のものではなかった。長崎も日本の戦争継続を諦めさせる大きな要因になったはずだ。長崎の方がインパクトは大きかったかも知れない。 藤山一郎が唱った「長崎…

■夏の高校野球

地域で選抜された高校野球チームが勝利を目指して戦う甲子園での試合が今日から始まった。しかし、昼過ぎの外の気温を表示する自宅の温度計は36度を示していた。ドーム球場ではない甲子園のフィールドの温度はどれ位まで上がったのだろうか。選手は必死でプ…

■蓄電池の変遷と触媒

身近で使っている蓄電池にも、使い切りではなく充電できるものも増えてきた。蓄電池のコストと性能に大きな影響を与えるのは、どのような金属を使用しているかだ。馴染みがあるのは、自動車用の鉛蓄電池だろうが、最近では他の素材が使われるようになってい…

■廣島・長崎への原爆投下後77年

今朝のテレビでも報道されていたが、広島市の平和記念公園では「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が開かれ、被爆者や遺族らが参列した。式典の参列者は約2800人。海外からは99カ国と欧州連合(EU)の代表者が参加したとのこと。国連のグテレ…

■大雨、洪水と水力発電設備

全国各地で豪雨が降り、あちこちで洪水や地滑りなどが報じられている。だが、その報道に水力発電設備が被害を受けたという事象は見られない。豪雨だけでなく、洪水ということになれば、特に小水力発電所はそれ自身が水没するところも多いのではないか。大規…

■サハリンII プロジェクト

一昨日にもここで触れたことだが、ロシアがサハリンIIの事業主体を変更した。現在の運営会社サハリンエナジーにはロシアのガスプロムが約50%、英シェルが約27.5%、三井物産が12.5%、三菱商事が10%を出資している。英シェルは同事業から撤退する方針を決めて…

■猛暑が続く。大雨の地域もある。

猛暑、大雨。米国他で森林火災が多発。これらが地球温暖化の影響であることに疑いはないだろう。それに対応するために,温暖化ガスを大量に排出している米国、中国からの排出量抑制のエネルギー政策がとられようとしている。しかし、今のところ、既に大気中…

■日本のエネルギー供給と豪州(オーストラリア)

豪州には天然ガスと石炭が豊富にあると思っていたが、このほど豪州政府が天然ガスの輸出を1割削減する方向に向かっているということだ。ウクライナ問題後の世界的エネルギー不足は、自国内に産出するエネルギーが少ない日本にとって、これまで豪州から安定し…