効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

網戸の張り替え

この間からの強風で、網戸が一枚縦糸だけになってしまい、防虫の役割が果たせなくなってしまった。天候が落ち着いたら直そうと思っていたのだが、猛暑の襲来ですぐに取りかかることにした。これもエネルギーの効率的利用に結びつくものだ。空調を稼働させず…

水の自給率

日本ではエネルギーの自給率が安全保障の要とされているが、シンガポールではエネルギーだけでなく水もマレーシアに依存している。エネルギーについては、マレーシアから天然ガスがパイプラインで送られているが、貿易国として他の国から石油などを輸入する…

日本の風力発電設置データ

先ほどNEDOからのメール情報で知ったことだが、NEDOが日本における風力発電設備・導入実績を発表している。それによると、2018年3月末時点の設備容量は前年度比4.3%増の約350万kW、設置基数は同2.5%増の2,253基。年度単年度では、設備容量約15万kW、設置基…

船舶燃料規制強化まで1年半

船舶用の燃料はこれまで殆どが硫黄分の多い重油が使われてきた。だが、それが船舶から排出される硫黄酸化物と窒素酸化物が環境に大きな影響を与えるために、それを規制しようとする動きが具体化し、20年1月には燃料油に含まれる硫黄分の上限が現状の7分の…

船舶燃料規制強化まで1年半

船舶用の燃料はこれまで殆どが硫黄分の多い重油が使われてきた。だが、それが船舶から排出される硫黄酸化物と窒素酸化物が環境に大きな影響を与えるために、それを規制しようとする動きが具体化し、20年1月には燃料油に含まれる硫黄分の上限が現状の7分の…

森林バイオマスはパリ協定の目的達成を阻害する

地球温暖化防止に向けた政策の執行に同意した国がパリ協定に調印しているが、その内容の一つであるバイオマスの取扱を批判する意見がEUのアドバイザーから出されたようだ。パリ協定ではバイオマス一般全体を再生可能エネルギーとして見なしている。だが、森…

薄膜型太陽電池の性能とコスト改善

このところ次々と日本で太陽電池の改善技術が開発されているようだ。今日、東京工業大学と物質・材料研究機構(NIMS)の研究チームが、薄膜系太陽電池に欠かせない半導体を「窒化銅」と呼ばれる物質で作成することに成功したと報じられている。従来製品…

OPECの原油減産緩和

石油輸出国機構(OPEC)は23日、ウィーンの本部でロシアなど主要な非加盟産油国との閣僚会合を開き、協調減産を7月から一部緩和することで合意した。報道によれば、これによって原油価格がどれほど下がるかについて、必ずしも順調には行かないようだ。…

使用済みプラスチックで水素

川崎市の臨海部では、水素エネルギーを利用するホテルなどを含む都市開発を大和ハウス工業が進めており、一月ほど前の5月30日、同社と川崎市などが「まちびらき」セレモニーを開いた。大和ハウスが開発を進めているのは、生命科学分野の企業や研究機関が集積…

裏でも発電出来る太陽光パネル

海外からの情報だが、裏でも発電出来る太陽光パネルが中国で開発され量産されるようだ。裏でも発電出来るものはこれまでもあるように聞いていたが、普通は裏側にはアルミ板をはって強化するために片面での発電しか出来ないのが一般的なものだった。アルミ板…

地震からの避難

大阪が地震に襲われた18日の翌日、西宮に住む息子から電話があって、急で申し訳ないが家族で奈良に泊めて貰えないかとの要望。地震が再度起きないか家族が怯えてしまったらしい。夕方にやってきたが、住んでいる古いアパートの壁にひびが入り、全部のエレベ…

米国はどこまで世界の連帯から脱するのか

ヘイリー米国連大使は19日、米国が国連人権理事会から離脱すると表明したという報道を見てある種の恐怖感、あるいは、脱力感を持ってしまった。トランプ米政権が肩入れするイスラエルに対する人権理事会の「慢性的な偏見」や、組織改革の遅れを理由に挙げた…

米国の太陽光発電業界がピンチ

エネルギー関連のリサーチをしているBloomberg社からの記事によると、トランプ大統領が再度中国からの輸入品に25%の関税をかけることを表明し、それによって米国の太陽光発電業界の株価が急落しているらしい。いわばダブルパンチになるということだ。という…

大阪に大地震

2日前に桜島の噴火について書いたところだが、さらに身近なところで大きな地震が起きた。今朝朝食の最中だったが、下から突き上げるような衝撃が襲い、家が揺れて音を立てた。テーブルに置いてあったカップからコーヒーが溢れだし、猫用にしている水入れから…

中国で最新型の原発が間もなく稼働

ロイター通信が報じていることだが、中国で、世界で最初の第三世代原子炉AP1000がこの11月までに完成して稼働するようだ。これは東芝の屋台が傾く原因となった米国のウエスティングハウスが設計した新型原子炉だ。中国は2007年に4基のAP1000を建設することを…

大地震の予兆?

今日16日の午前7時19分頃、桜島(鹿児島市)の南岳山頂火口で爆発的噴火が起き、噴煙が火口上空約4700メートルまで上がった。福岡管区気象台によると、昭和火口を含め噴煙の高さが4000メートル以上に達したのは昨年5月2日以来。噴煙は南西方向に流…

国際連系線

このほど、孫 正義氏が設立した自然エネルギー財団が、アジア国際送電網研究会第二次報告書を発表した。いわゆる先進国の中で電力の取引を国際的に行っていないのは日本だけだろう。それを日本の隣接国と国際連系線で電力網を結び、電力の輸出入ができるよう…

福島第二原発全基廃炉へ

このところ原子力発電についてばかり日記に書いているようだが、今日も、 東京電力ホールディングスの小早川智明社長は14日、福島県庁で内堀雅雄知事と面会し、福島第2原発(同県楢葉町、富岡町)について「4基全て廃炉の方向で検討に入っていきたい」と…

アンモニアから水素製造

アンモニアを燃料にすることを調べていたら、昨年、岐阜大学と大分大学がアンモニアから水素を製造する方法を開発したという情報を知った。これがコストをかけずに、また、大規模なプロセスを利用せずに可能となるならば、再生可能エネルギーからの電力で水…

米国と北朝鮮首脳のシンガポール会談

米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長との会談がシンガポールで、予想以上に順調に進んだように見える。つい先ほど行われたトランプ大統領の記者会見を聞いた限りの印象で間違っているかも知れないが、具体的な結果は二国の首脳が揃って合意文書…

原発は運転継続すら危うくなりそう

新潟県知事選挙で、自民・公明の両党が支持する無所属の花角英世氏が当選したが、県民の多くが心配している柏崎刈羽原発の再開について慎重な姿勢を見せたことがこの結果となったように見える。だが、柏崎刈羽原発に限らず、日本での原子力発電所の運転継続…

インドが喜ぶ安い中国製太陽光発電パネルの流入

中国が先週、太陽光発電の新規建設プロジェクトのいくつかに今年は認可を与えず、デベロッパーへの補助策も停止したそうだ。そのため、世界でもっとも大きな太陽光パネルの市場で、需要が大きく縮小することになる。それは、パネル価格が急落することを意味…

マイクロソフトの水中データセンター

マイクロソフトがスコットランドのオークリー島沖合の海底に、データセンターを設置したと報じられている。40フィートの長さのコンテナーが12個繋がっていて、864のサーバーと冷却装置を組み込んでいる。欧州海洋エネルギーセンターにある117フィート(約36…

再エネで作る水素のサプライチェーンについて新たな実証

環境省は、低炭素な水素サプライチェーンの実証を行う事業の2018年度1次公募で、NTTデータ経営研究所と大成建設が、それぞれ代表事業者として提案した2事業を採択したと発表した。太陽光発電や風力発電からの電気を使って水を電気分解すると、その電気は火力…

シート状の潜熱蓄熱材

エネルギー利用の効率化に貢献する可能性が高い素材が開発されたようだ。DICが開発した蓄熱シートで、自然エネルギーを利用して吸放熱し、快適な室温の維持に貢献する蓄熱建材(パッシブ蓄熱建材)として同社が開発した製品。新化学技術推進協会(JACI)の「…

経年風力発電のリパワリング

発電設備のリパワリングは、付帯設備はそのまま使って発電部分だけを新設することだが、一般的に出力規模は大きくなる。以前にも一度欧州での動きを書いたことがあったが、古い風力発電のリパワリングが盛んになっている。ロンドンにあるEnergy and Climate …

東芝がリチウムイオン電池の新技術開発

東芝はリチウムイオン電池の容量や出力を約2割高める技術を開発したと報じられている。主要部材のセパレーター(絶縁膜)を薄くすることによって電池を小型にできることになり、体積あたりの性能が高まった。セパレーターの製造コストも半減するという。リ…

Renewables 2018

REN21、21世紀に向けた再生可能エネルギー政策ネットワーク、という世界をまたぐ組織があり、2005年から毎年、再エネの現状に関するレポートを今頃出している。今年も昨日発行が知らされたので全文をダウンロードしたが、Renewables 2018、Global Status Rep…

米国の石炭火力と原発

米国のトランプ大統領の動向が報じられない日はないといっても過言では無いだろう。しかし、最近エネルギーと環境に関しての動きについての新聞記事を見ていなかったのだが、今日の英字新聞The Japan Newsで、石炭火力発電所と原子力発電所の閉鎖を止めさせ…

高速炉開発

日本は高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉を決めたが、その技術の開発をフランスと共同で推進する計画だった。だが、フランスから、中止ではないが開発対象となる設備の規模を大幅に削減することへの打診を受けたという。出力を60万キロワットから15万〜20万キロ…