効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2009-01-01から1年間の記事一覧

2009年最終日に

昨夜の雨も上がって快晴となった。だが今朝の冷え込みは厳しかったし、風が強かったので外へ出たときの体感温度は2〜3度は下がっていただろう。午前中は大掃除もどきで床のほこりを多少家具も動かして取り除き、昼からは車の室内のクリーニングから始めて、…

忙しい歳末

おせちなどに使う材料を多めに仕入れたので弟のところに半分持って行った。他に多少重いものもあったので車で行くこともあり得たが、渋滞も予想できたし、ただ持って行くのにガソリンを使うのもどうかと思って徒歩、バス、電車で行った。電車は急行が使えな…

年末

29日。年が改まるまでに残るところ2日。午前中にガラス瓶やトレーなどのリサイクルゴミと、もう使えないものをとりまとめて市のゴミ焼却場へ車で持って行った。予想通り焼却場へのアプローチの道が車で一杯。じりじりと進むから本を読むわけにもいかない。ガ…

インドの「産業大動脈」に再生可能エネルギー

いまインドを訪れている鳩山首相の訪印を機に、日本とインド両政府は、インドの首都ニューデリーと西部の商業都市ムンバイの間でインフラ整備と産業集積を進める「産業大動脈構想」について、日本の環境技術を導入し、温暖化ガスの排出を抑えた開発を目指す…

中国に最高速鉄道営業開始

中国版新幹線が12月26日から営業を開始したと報道された。その最高速度は時速350キロで、武漢と広州の間の全長1068.6キロを結ぶ。この最高速度は営業運転速度として現時点で世界でもっとも速いものになる。当面は一日21往復が走行するが、いままで11時間か…

天然ガスの時代になるのか

今日の日経夕刊に新日石が青森県八戸市に液化天然ガス(LNG)の輸入基地を建設すると出ている。2010年中にも着工し、14〜15年ごろの完成を目指すという。新日石はつい最近日鉱ホールディングスと経営統合した。日鉱のガソリンスタンドのブランドであるJOMOは…

天然ガスと政治力学

ロシアがトルクメニスタンから、今年4月から受け入れを停止していた天然ガスを輸入再開することになった。ガス輸出をロシアのパイプラインに依存していたトルクメニスタンが、この間ここで書いたように中国へパイプをつなげて輸出できることになったことがそ…

泊原発の営業運転開始

北海道電力の泊原子力発電所の3号機(91万2千キロワット)が今月22日から営業運転を開始した。これで北海道電力が保有する原発の発電設備規模は207万キロワットとなる。総発電能力はこの3号機を加えて約740万キロワットとなり、原発が約28%を占めることにな…

パナソニックと家庭用蓄電池

パナソニックの大坪社長が読売新聞のインタビューに対して、ここ1〜2年の内に家庭で使えるリチウムイオン蓄電池を販売すると述べている。パナソニックはサンヨー電気を買収して、日立製作所に次ぐ規模のエレクトロニクスメーカーになったが、両社とも優れた…

来年には我が家に次世代燃料電池が

この日記を書き始めたのは一昨年我が家に家庭用固体高分子型燃料電池(PEFC)(三洋電機製750ワット)が政府の実証試験の一環として設置されたのをきっかけとしてだった。その実証機が今年春に撤去されて、コンクリートの架台だけが残されていたのだが、この…

COP15の成果は

COP15が終了した。途上国が拒否権を持つという意味をよく分からされた会議だった。国連総会と同じく参加者全員の賛同がなければ議案は成立しないからだ。中国はのらりくらりだが、一応拘束力はないとしても目標値を出した。米国はいま上院で審議中の機構関連…

東電が風力からの電力を北電から買う

東京電力が北海道電力から一定量の電力の買い取りをすることによって、北海道での風力発電の建設拡大に協力するということだ。電力業界の新しい動きだと考えている。2014年度をメドとしているということだが、どうしてそんなに時間がかかるのだろうか。北海…

野菜工場

9月14日に丸紅が大阪支社建物の地下に植物工場をつくることを書いたが、今日の毎日新聞にこれが出荷を始めていることを報じている。3ヶ月ほどで商品が出せたのだからおもしろい。この記事によると、ここでは「なにわの伝統野菜」の栽培を試みているとのこと…

大阪府と電気自動車用急速充電設備

今朝の日経新聞を見て驚いた。大阪府が電気自動車(EV)の充電用に太陽光発電システムを併設した急速充電設備を設置する企業へ、充電料を5年間無料にして設備を一般に開放することなどを条件に、設置費用の全額(最大855万円)を補助するという。府内をEVで…

レアアース(希土類)金属を使わない小型強力モーター

昨日中国にしか産出しないレアアース金属を使わないと、電気自動車用の小型で強力なモーターに使う磁石が作れないと書いた。ところが今日届いたNEDO情報によれば、NEDOの次世代電気自動車向け研究開発プロジェクトの一環として東京理科大学の千葉明教授は、…

電気自動車の首根っ子を抑える中国

トヨタ自動車がこれから1〜2年でプラグインハイブリッド自動車を発売すると発表した。またいずれ電気自動車へも進出するだろう。この種の自動車には強力でありながら小型の電気モーターが必要となる。その場合温度が上がっても磁性が弱まらない磁石がなけれ…

中国が中央アジアと天然ガスパイプライン

今朝は5時起き。東京で10時過ぎからスマートグリッドについて話を依頼されたので一番バスに乗って何とか間に合うことができた。その慌ただしい中で日経新聞をざっと眺めたときに、中国がトルクメニスタンと天然ガスパイプラインで結ばれて、14日に操業を開始…

パプアニューギニアとLNG

報道によると、パプアニューギニアで米国の石油大手エクソンモービルや日本の新日本石油などが液化天然ガスを生産する事業への着手を正式決定した。2013年末までに年間660万トンの生産を始める計画になっている。かなり前からここに天然ガスがあるとは聞いて…

リサイクル

家電販売店に家庭用コピー機のトナーを買いに行った。普通は自転車で行くのだが、食材などを買うこともあったので自動車で出かけたら、年末の日曜日で大混雑。まず入場するのに時間がかかった。トナーを置いてある棚へいったら、リサイクルされたトナーカー…

エコプロダクツ展2009

昨夜は東京に住む息子のところに泊めて貰った。セミナー修了後落ち合って東京から一緒に帰ったが、いつもからすると特別に早い帰宅だそうだ。久しぶりに3人の孫に会うことができた。お土産にと思って買った本の中にもう読んで済んだものがあったのは残念。 …

家庭用固体酸化物型燃料電池

産総研主催の分散型エネルギーに関するシンポジウムが午後からあるので上京。この会合自体は無料なので有難いが、この種の会合が関西で開かれることが少ないために、興味があればどうしても新幹線の交通費だけは払わないといけなくなる。自分の場合誰も払っ…

新時代の電力供給事業

出光興産が風力発電からの電力を遠く離れたユーザーに販売する事業を始めた。青森の六ヶ所村に日本風力開発が保有するウインドファームで発電された電力は、風任せの発電量の変動を抑制し、需要の少ないときに系統へ流すことができるように大型の蓄電池が設…

中国の風力発電メーカー動向

中国で風力発電の設置が猛烈な勢いで伸びていることは前に書いたことがある。それが繋がる送電系統の容量が十分ではないために、折角発電した電力が送れないケースも頻発しているという話もある。しかし、中国政府は他の投資を削ってでも風力発電設備には惜…

ハイブリッド建機

ハイブリッド自動車が話題になっている。ところが最近のニュースで土木建築事業に使われる建機の動力にハイブリッドシステムが応用されるようになっていることを知るようになった。建機はディーゼルエンジン駆動が普通だと理解している。それ自体は効率があ…

超電導電力ケーブル

11月11日の電気新聞に、「日本の年間電力総需要約1兆キロワット時のうち、約5%に当たる500億キロワット時が毎年、送配電ロスとして失われている。低炭素社会実現に向け、このムダを解消するため期待されているのが超電導電力ケーブルだ。」と書かれて…

排出権についてコメントを頂戴しました

昨日の記述に『排出権を海外から購入することには一般的に批判が強いようですが、日本が排出権に多額のお金を出すとなれば海外のCO2削減の投資を誘発し、地球のCO2排出量は確実に下がり、並みの海外援助などよりよっぽど有効に思うのですがいかがお考えに…

少量のCO2排出枠のとりまとめ

来週にコペンハーゲンで地球温暖化ガス排出削減に関する国際会議が開かれる。COP3以後の枠組みを作り出そうとするものだが、各国の国益との衝突でおそらく結論は得られないだろうという考え方が強い。ここで温暖化ガスの排出権の取り扱いも課題になるだろう。…

風力発電とベアリングメーカーNTNの動き

NTNは2011年にもフランスで風力発電機向けの軸受け(ベアリング)生産に乗り出すという。軸受け大手の同社が風力発電向けを海外生産するのは初めてだそうだ。欧州には日本にも多く設置されているデンマークのベスタスなど風力発電機メーカーの大手が集まって…

次々とメガソーラーが

電力事業はこの間書いた関西電力に次いで、東京電力が2万キロワットの太陽光発電設備を設置する。川崎市の扇島に1万3千キロワット、浮島に7千キロワットで、扇島のものは電力業界で最大となる。11年度に稼働開始だから2年足らずで発電がはじまる。中部電力は…

NTTドコモがレンタサイクル事業

NTTドコモが携帯電話の決済機能などを活用して、市街地で自転車を共同利用する「コミュニティーサイクル」事業に参入するそうだ。2010年夏にまず札幌市で実証実験を実施して後、全国の政令指定都市に拡げていく計画になっている。このシステムを電気自動車を…