効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

■JR東日本とJR東海の温暖化対応

JR東日本は18日、川崎市の車両基地において、燃料電池と蓄電池を電源とするハイブリッドシステム搭載の試験車両「HYBARI(ひばり)」を報道陣に公開した。2030年の実用化を目指し、3月下旬から走行試験を行う。同社は一部路線で使用している…

■ウクライナ侵攻のロシアへ極限の制裁

米欧主要6カ国と欧州連合(EU)欧州委員会は26日、ロシアを国際的な金融決済網から排除する新たな経済制裁で合意した。ロシアの主要銀行を銀行間国際決済ネットワークである国際銀行間通信協会(SWIFT)から排除する厳しい措置で、今後数日以内に発動する。…

■チェルノブイリ原発跡を占拠

ウクライナに入り込んだロシア軍が、チェルノブイリ原発跡を占拠したという報道を見て、この攻撃は考え抜かれた戦略によるものだと確信した。ここを押さえると、外部から攻撃するのが極めて難しくなる。付近に3基ほどの原発もあるようだし、チェルノブイリ原…

■鉄と水から水素

報道によると、大阪ガスは鉄と水を反応させて水素を製造する技術の実用化に乗り出すようだ。また、反応する際に出る熱を集めて発電し、製造過程で生まれる高純度の二酸化炭素(CO2)も販売して、水素の価格を下げる。実現すれば国内初の技術で、早ければ2030…

■世界的な水不足への対応

世界的に、河川、湖水などから入手できる水が不足するようになっている。人口の増加もあるが、気候変動によって水飢饉に直面している地域も増えている。だが、それに対応する水確保の技術が開発されつつあるらしい。例えば、グーグルなどの米IT大手は需要に…

■植物原料樹脂

三菱ケミカルホールディングス(HD)は二酸化炭素(CO2)を実質的に排出しない車向け樹脂を開発すると報じられている。この実質的にには気をつけないと、長期的には問題のあるプロセスもあり、表面的にはカーボンの排出がないものも、そのプロセスの中にカー…

■ロシアの暴挙

今朝の新聞にもまだ掲載されていなかったが、ロシアのプーチン大統領が、親ロシア派武装勢力が実効支配するウクライナ東部の2地域にロシア軍を派遣するように国防省に指示した。それに先立って、この地域が独立した国家になることを、他国の合意なしに宣言し…

■北京オリンピックが終わった

テレビ中継のお陰で、冬の競技にこのような物があるのか、と思うことが屡々だった。だが、毎日のように中継を見たのは、銀メダルを獲得した女子のカーリング。ストーンがあれだけ正確に投げられるのに驚かされた。曲線を描きながら相手のストーンをはじき出…

■空港を再生エネ発電拠点に

この報道記事を見て、日本はまだそんな段階かと驚かされた。 政府は空港を再生可能エネルギー発電の拠点に利用できるよう規制を緩和する方針だ。民間事業者や自治体が国の所有する土地・建物に太陽光発電パネルなどを設置することを特例的に認める。3月上旬…

■CO2回収

火力発電所のように化石燃料を使って熱を作り出しているシステムからは、地球温暖化ガスであるCO2が大量に排出される。気候変動抑制のためには、これを燃焼ガスの中から回収する必要がある。この回収技術がどこまで開発され、どの位の規模で行われるかについ…

■人工光合成

植物は太陽光をエネルギー源にして生命体の基本物質である糖質を作り、これを基本にして蛋白質の合成まで行っている。このプロセスを人工的に作り出すことができれば、世界の食糧問題も解決するはずだが、その技術開発はまだ初期段階だと理解していた。だが…

■米国の海面上昇

米国の海面が過去100年に見られた以上の速度で上昇していると報じられている。2050年迄に3フィート海面が上昇すれば、マイアミやニューヨークを含めた海岸が水没する可能性があるようだ。今後30年での海面上昇が予測されており、各地で水没の危機に瀕する海…

■スペースX

宇宙衛星スペースXを次々に打ち上げているイーロン・マスクのプロジェクト。低軌道に計4万基の通信衛星を打ち上げる米スペースXの計画について、米航空宇宙局(NASA)が他の衛星などとの衝突の可能性を高めると懸念を示した。衝突の恐れはないと主張するスペ…

■ウクライナ問題とLNGの需給

いま、西欧がLNGにエネルギーを依存する度合が、ロシアとNATO逃れる対立から急激に上がりそうな気配となっている。天然ガスを液化するのは、昔国営だった英国ガスが、ガスの貯留方法として開発し、液体であることから輸送もでき、いま日本の消費するエネルギ…

■築53年超の団地を外断熱改修

日頃から考えていた建物の外断熱を、築40年の団地に施行するという報道を見て、最初は本当の外断熱かと半分疑っていた。だが、自分が考えていた外断熱施行が政府施策として実施されるらしい。旧耐震基準の時代に建てられた築53年超の団地型マンションで、国…

■北京冬のオリンピック

冬のオリンピック観戦にテレビの前で釘付けになる毎日。ここで感じるのは人間の能力の素晴らしさだ。スキーのジャンプや大回転競技での力とその制御。カーリングで感じた制御能力とコミュニケーションの力。上げていけば切りがないが、人間の素晴らしさを堪…

■フランスが原発を大量新設

フランスのマクロン大統領は10日、新たに原子力発電所6基を国内に建設すると明らかにした。さらに8基の増設も検討するという。新設は2007年以来で、地球温暖化対策を理由に挙げた。既存原発の耐用年数も50年以上に延ばす方針で、「原発のルネサンス(再生)…

■AI(人工知能)に任せられるか

日立製作所は、ドローンと人工知能(AI)を使って風力発電設備の羽根(ブレード)の点検と保守計画の立案などを手掛けるサービスを4月1日から始めると発表した。点検のために設備を停止する時間を従来の3分の1に短縮できる。再生可能エネルギー設備の保守・…

■核廃棄物の地下埋設

世界で稼働している原子力発電所からは、使用済み核燃料を始めとした高度放射能物質が廃棄物として出てくる。また、原子力発電所が廃炉になった時には、それ自体が大規模な廃棄物として処理されなければならない。 これを厳重な漏洩防止をした缶体に入れて、…

■LNGの生産規模

意図はまだ明確ではないが、ロシアがウクライナに軍隊を送り、ウクライナをロシア陣営に引き留めようとしている。西欧諸国はロシアから輸入した天然ガスへの依存度が高い。特にドイツは自国消費の3分の一をロシアからの輸入に頼っている。このような状況を考…

■送電系統の直流化

送電系統を直流化するのは、洋上風力の拡大などを考えると必然だと思っていた。だが、末端の配電系統に全直流化の波が押し寄せるかも知れない。世界の送配電系統は全て交流で行われているから、それを直流化するには何かの必然性がなければ投資が行われるこ…

■オミクロン株との棲み分け

昨日のテレビ番組で知ったことだが、現在開発が進められているオミクロン株へのワクチン開発はどこかで打ち切らなければならない状況にあるといことだ。その医学者の統計的計算によると、オミクロン株は変異の速度が速く、ワクチンが開発された頃には、それ…

■核融合炉

核融合炉は、次世代の原子力利用だとされているが、この核融合炉の主要装置を開発する京都大学発スタートアップの京都フュージョニアリング(京都府宇治市)が、日揮や産業革新投資機構(JIC)傘下のファンドなど6社から約13億円を調達したという報道には驚…

■オリンピックとエネルギー消費

昨夕は冬の北京オリンピックの開会式をテレベで観戦していて、寝るのが遅くなってしまった。聖火の点火式が、トートをそのまま挿すという方法であったのには拍子抜けした感があった。このトーチが今後どのように炎の維持をするかには興味がある。 今夏は光の…

■気候変動対応ビジネス

気候変動が人類の生存を脅かさないようにするために、地球の気温上昇を産業革命時のものより1.5度上昇しているのを、上昇を平準化しなければ人類が滅亡する可能性があるという、いわば脅しが先行した感があるが、最近、地球温暖化ガスの排出量を具体的に、し…

■西欧諸国の一体感喪失

Brexitは英国が欧州連合(EU)からの離脱を意味し、2016年6月23日の国民投票の結果、投票者の51.9%がEUを離脱することを選択したことにより行われたものであり、離脱は左右両翼を跨ぐ欧州懐疑派によって主張されていた一方、親欧州派は離脱を中止しEU加盟継…

■消費電力の少ないデータセンター

データセンターの消費電力は、データ処理の量と速度が高くなるにつれ増大していく。データ処理をするコンピュータから出る熱を下げてやらないとコンピュータの作動の障害となるからだ。それはその電力を発電するときに化石燃料系のものを使うと、地球温暖化…

■地球温暖化ガスは貴重な資源

メタンや炭酸ガスが地球温暖化を招いていると敵視されているが、これらはいろいろ有用なものの素材となる物である。これらをあまり手間をかけることなく回収・保存できれば、様々な素材の原料として利用できる貴重なものと考えることが出来る。それがシンプ…