効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■廃炭坑からのメタン排出

メタンは炭酸ガスの20倍に相当する地球温暖化効果を持つ。それに関して興味ある情報が入ってきた。米国のコロラド州には廃坑となった炭坑が幾つもあり、最近そこからのメタン排出量が膨大であることが分かり、温暖化対応としてそれを捕捉して新たにメタンを…

■人体発電機

最近自分のスマホの電池の消耗が激しくなって、何もしないのに夕方までに充電しなくてはならなくなっている。どうもデータ整理のソフトをダウンロードした中に、常時作動しているソフトがあって、電池から絶えず電気を使っているからのようだ。だが、それが…

■水素製鉄

世界の製鉄所では、鉄鉱石を還元するのにコークスを使うため、その過程で大量の炭酸ガスが排出される。ネットゼロエミッション達成にとって大きな壁となっている。地球温暖化対応の姿勢を具体的に見せることが企業の責任とされるようになって、この製鉄工程…

■空飛ぶ車用モーターの軽量化

デンソーが「空飛ぶクルマ」に使う基幹部品の開発を急いでいる。米重電大手のハネウェル・インターナショナルと連携し、軽くて高品質な電動プロペラ部品の供給を計画しており、このほど搭載するモーターの重量を3分の1にするめどをつけた。2022年中に部品を…

■ユーグレナ社の国産バイオ燃料、初フライト実現 

このブログで何回も書いてきたユーグレナ社が、国土交通省航空局の飛行検査機「サイテーションCJ4」において、微細藻類ユーグレナ(ミドリムシ)と廃食油から製造したバイオジェット燃料を使用したフライト・飛行検査業務を実施したと今日報じられた。政府機…

■置いておくだけで発電できる

このところ様々な発電方式が考案されている。今回発表されたのは、空気中の湿度変化を利用して発電を行うことができる「湿度変動電池」。産総研が開発を発表したものだが、空気にさらしておくだけで、昼と夜の湿度差を用いて発電することができるという。 開…

■太陽光で炭酸ガスを分解

このところカーボンニュートラルに関連する技術開発や新事業のレポートや記事が多い。その一つだが、名古屋工業大学の研究グループは2021年5月13日、太陽光の中で光強度が大きい可視光を有効利用し、温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)を分解する光触媒を…

■液化水素運搬船

オーストラリアで褐炭から製造される水素を冷却液化し、液化水素運搬船で日本に運ぶ計画が前に進んだことが5月24日に報道陣に公開されたことで示された。大手機械メーカーの「川崎重工業」が建造した世界で初めてとなる液化水素を運ぶ運搬船、「すいそふろん…

■中国の一人っ子政策脱却

中国が産児制限による人工抑制策を始めたのは1979年。子どもは1人しか産めないという厳しいもので、その制限に対応するために、2人目の子どもを殺したり、密かに隠して育てようとする事態も続出した。また、急速に人口の年齢分布が変化し、中国の高齢化が進…

■ストローやスプーンも有料化

プラスチック廃棄物の削減をめざす新法が4日、参院本会議で成立した。小売店や飲食店に使い捨てのストローやスプーンなどの削減を義務づける。レジ袋の有料化に続く規制だ。レジ袋の有料化は、一枚の単価3円を考えると、一種の雰囲気作りのような気がする。…

■燃料電池フォークリフトを港で

フォークリフトはエンジン駆動か、電池駆動だが、それに燃料電池駆動のものが日本に登場するようだ。三菱重工業(東京都千代田区)は5月27日、港湾におけるCO2排出量削減へ向けて、将来的なゼロカーボン実現を視野に入れた荷役機器の新モデル開発や、既存機…

■公立小中学校のエネルギー効率向上策

政府は、公立小中学校の校舎の脱炭素に向けた検討に乗り出したと報じられている。校舎の断熱性を高めて太陽光発電も行うことで、政府が掲げる「2050年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロ」達成に向けた取り組みの一環とする狙いがあるのと、災害時の避…

■原発は不安定で発電コストは高い

昨日、龍谷大学の大島教授が登場したウエビナーに参加したが、詳細なデータを示して、政府が原発は安定したベース電源で発電コストは安いと主張するのは全て根拠がないという説明を聞き、感銘を受けた。いま政府はエネルギー基本計画を策定中であるが、そこ…

■プラスチック汚染

Amazon社が、株主から、プラスチックの使用量を削減するように要請されているということを英国の新聞記事で知った。Amazonは21万トンのプラスチックを使い、最終的には海洋プラスチックごみとなるということだ。この数字は環境団体のOceanaが計算したもの。 …

■島根での植樹祭と、大和郡山市の夢名橋プロジェクト

たまたま見ていたテレビで、島根県大田市三瓶山北の原で開催された植樹祭を最初から見ることができた。コロナの関係で出席者も限定され、もっとも重要な天皇陛下、皇后陛下のご出席もオンラインでということで、異例の式典となっていた。出席者は両陛下を大…

■石油メジャーへの判決

オランダの裁判所が、石油メジャーの一つであるロイヤルダッチシェルに対して、現在同社が進めようとしている温暖化ガス削減策をさらに進めることを命ずる判決を出したようだ。石油メジャー各社も、温暖化対応の必要性は認めていて、洋上風力発電建設プロジ…

■ワクチン接種体制

今日奈良市庁舎の6階に設けられた高齢者へのコロナワクチン接種会場へ出かけて分かったことだが、接種を円滑に進めるための体制は、医師と看護師だけではなく、関連する来所者の確認、誘導、チェック、アドバイスなどに、膨大なスタッフが必要だということ…

■燃料電池シンポジウム

燃料電池開発情報センターが毎年恒例のように今頃開催している燃料電池シンポジウム。今年は今日と明日の2日間あるが、明日の午後はワクチン接種に行かなければならないので、重点は今日。例年なら大勢の集まる会場で開催されていたものが、今年はZoomによる…

■メタン使った製鉄法

溶鉱炉で製鉄するのに、コークスは不可欠なもので、ここから出る大量の炭酸ガスを除去することはできないと思っていた。だが、JFEがこのほど、メタンを使った製鉄法の実証実験を2024年をめどに始めると明らかにした。国内の製鉄所に小型高炉を新設し、主に石…

■トヨタの水素エンジン車

トヨタ自動車は22~23日に静岡県で開催された24時間耐久レースに、水素を燃焼させて動く「水素エンジン」を搭載した車両で参戦し完走した。水素のみを燃料にしたレース参戦は世界初で、二酸化炭素(CO2)をほぼ排出しないエンジンの爆音が会場に鳴り響いた、と…

■独自の技術力を持つ中国

中国が火星に着陸させた無人探査機「天問1号」から22日、探査車「祝融」が離脱して地表を走行し、探査を開始した。米国に次いでではあるが、これに成功したことは、中国の技術開発が独自のものであることを示している。技術力は最初は模倣力だと言える。だが…

■ボトル容器のリサイクル

家で飲むビールは全部瓶ビール。瓶を酒屋さんが回収してくれるからだ。このような方式をプラスチック容器や缶ビールなどに開発できないだろうかと思っていた。 ユニリーバ・ジャパン(東京都目黒区)と花王(東京都中央区)は5月18日、日用品のプラスチック…

■ソーラーカーポート

これまでにも何回か書いたことだが、駐車場の屋根にソーラーパネルを搭載してやれば、空き地を有効利用し、景観にもそれほど悪影響を与えず、駐車した車の車内温度も上がらず、といった多くの利点があるからもっと奨励すべきだと思っていた。やはりそこに目…

■奥深い奈良の文化

今日奈良新聞で報道された記事で知ったが、奈良市疋田町にある菅原遺跡で、回廊と兵に囲まれた8世紀半ばに作られた円形の建物の遺跡が見つかった。円形建物は奈良時代には類例がない構造だとしている。八角円堂などの円堂建築は、故人を供養する施設だと考え…

■ウニを厄介者から得がたい食材に

岩場に張り付いた大量のウニが、わかめなどの海藻を食べ尽くし、藻場が消えてしまう「磯焼け」が世界の海で問題となっているそうだ。一昨日書いたことにも関わるが、産卵する魚や甲殻類も多い藻場は海のゆりかごであるだけではなく、二酸化炭素(CO2)を吸収…

■火力発電所排ガス中のCO2から化学品を製造

昨日藻類による炭酸ガスの吸着について可能性を書いたが、産業技術総合研究所(産総研/東京都千代田区)は5月14日、東ソー(東京都港区)と共同で、火力発電所排気ガス相当の低濃度CO2から、樹脂や溶媒、医薬品の原料として有用な化学品である尿素誘導体を…

■藻類が温暖化対応の鍵

藻類は光化学反応で炭酸ガスや窒素を取り込んで、澱粉や蛋白質を合成している。火力発電所から排出される炭酸ガスを捕捉して地下に埋める方式の技術開発が進められているが、ここは化学技術ではなく、藻類などの生物を利用する方が望ましいし、エネルギーを…

■家庭用燃料電池-エネファーム

家庭用燃料電池はエネファームという商品名で市場を拡大しているが、パナソニックが出しているものは700ワットの高分子膜電解質発電素子のもの。アイシンが出しているのがType-Sという商品名が付けられた700ワットの固体酸化物電解質形燃料電池(SOFC)。2年…

■住宅からの温暖化ガス排出量

環境省によると、二酸化炭素の排出量の部門別割合は産業や運輸、サービス業などが8割近くを占めるが、家庭も全体の15%と決して少なくはない。国は家庭部門について30年度には13年度比で総排出量を約4割削減する目標を掲げ、「まず節電を」と呼びかけている。…

■蓄電池と中国

中国で生産される素材を抜きにして蓄電池の製造は極めて難しい。その素材の一つがかけても蓄電池は能力を発揮できないが、その生産がほとんど中国に関わっている。中国内での生産量が多かったり、産地の事業を中国が抑え込んでいるからだ。 それに加えて、EV…