効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

水流型マイクロ水力発電機

水力発電機というと、落差のあるところに設置されるというのが常識的な理解だろう。しかし、流れがあれば出力は相対的に小さいが発電する方式がある。水流型というものだ。古河電気工業グループのKANZACC)は、マイクロ水力発電機事業に参入しようと…

西奈良県民センター

久しぶりの上天気で風もなく暖かい。散歩も含めて若干の運動をすることにして、このところご無沙汰しているテニスコートに出かけた。試合をすることは肉体的に無理なので、若干の球打ちでいつも使わない筋肉を動かすためだ。このテニスコートは、正式に言う…

日本ロジテック、新電力事業から撤退

日本ロジテック協同組合が新電力事業から撤退することになり、ここから安く電気を調達してきた官公庁の間に大きな波紋を投げかけているという。日本ロジテック協同組合は、電力入札の中で競争を牽引していた新電力(特定規模電気事業者)の一つ。ここから電…

LEDの寿命

消費者問題に詳しい方から情報を貰った。LEDはまだ高価であるが、電気の消費量が非常に少ないために、高い価格も短時間で回収できるということで多くの方が購入している。前にも書いたが、国内ではもう白熱電球を作るメーカーはなくなっている。だが、その権…

シャープ、鴻海が買収

今日は日本の産業界にとって大きな歴史を刻んだ日になるかもしれない。経営が危機的状況になるシャープは、25日の臨時取締役会で台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業からの買収提案を受け入れる方針を決めた。シャープは鴻海傘下に入り、不振の液晶事業などの立…

高浜原発1・2号機、安全審査「合格」

40年稼働した原発については、厳重な審査を経過しなければならないとされている。これがある程度認められなければ、日本の長期的な電力供給に問題が起きるとされている。そして、老朽化の可能性がある40年超の稼働には、例外的に一度だけ最大20年の運…

公共トイレの洗浄トイレ

今朝、東京丸の内の地下街を歩いていた。この間来たときには工事中の幕が張り巡らされていたところが綺麗になって、初めてきたような感じだ。そこでオフィスのではなく公共のトイレに入っていて気がついたのだが、ここでもお尻の洗える洋式便所になっている…

トラック運転手の給与

今日は物流に関わる会合に出席して知ったのだが、物流の要となるトラックの運転手が受け取る給与が低く、そのために辞めた人の補充が聞かないために慢性的なドライバー不足になっているようだ。一種の単純労働とみられているのかもしれないが、何とかしない…

エネルギー効率の高いビル

日本のオフィスビルのエネルギー消費効率は、世界の先進国の中ではかなり低いのだが、最近相次いでネットゼロビルなどの事例が発表されている。だが、これが普及するまではなかなか効率は上がらないだろう。だが、部分的な改修でエネルギー効率を大きく上げ…

パワー半導体

パワー半導体は大きいもの小さいもの、電気関係設備のあらゆる所に使われている。ダイセルが省エネを担う中核部品のパワー半導体の導電性を3割高められる材料を開発した。基板に細かい金属製回路を印刷する際に用いる有機溶剤で、樹脂を混ぜずに使えるため…

フォークリフト

フォークリフトが動くのはほとんど倉庫などの室内だから内燃機を使った動力で動くのは排気ガスの問題で使いにくい。だから電気で駆動するものが多いが、蓄電池を使うから充電の時間が必要だし、充電装置に接続するのが煩わしかった。これを解決する一つの方…

日本の宇宙技術

日本の宇宙関係の報道がこのところ多い。関連技術から考えると、全体としてバランスのとれた技術開発が行われていると感じる。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は18日、エックス線天文衛星「ひとみ」が、計画していた高度約580キロの地球周回軌道を回…

鉄道の電力消費管理

JR東日本は、ビッグデータを使って列車運行や駅に必要な電力を予測する取り組みを始めると報じられている。ビッグデータと言えば、電力市場の自由化に備えて設置されるスマートメーターから電力会社に30分ごとに送られる電力消費データもそうだ。だが、鉄…

廃熱で水素製造

今後燃料電池自動車がどれほど普及するかは、水素の製造と流通に支配されるだろう。面白いニュースが流されている。トヨタ自動車と愛知県は2017年度から、廃熱を利用して製造する水素を燃料電池車(FCV)に燃料として供給する実証実験を始める。FCVは…

どれほど新電力に切り替えたいか

この4月から、家庭用あるいは、小規模な業務用の需要家も、これまでの大口ユーザーと同じように、既存の電力会社から新しく市場に登場する新電力に購入先を切り替えることができるようになる。だが、どれだけの需要家が切り替えるかは、欧米の先進事例を見て…

純水素で駆動する燃料電池

東芝子会社の東芝燃料電池システムは10日、東京都大田区で同日開所したイワタニ水素ステーション東京池上で、世界最高水準の発電効率を実現した同社の次世代型純水素型燃料電池システムが実証運転を始めると発表した。運開するのは、同社が開発した出力7…

廃炉

原子力発電設備もいずれは寿命が来る。普通の発電設備であれば、撤去していわば普通のゴミとして捨てることができる。しかし、原発はそういうわけには行かない。日本原子力発電は12日、敦賀原発1号機の核燃料を2024年度までに搬出し、33年度までに…

イタリアの太陽光発電

2015年にイタリアの太陽光発電は、全電力需要の7.8%を賄ったということだ。まだ暫定数字で修正される可能性はあるが、大きな差は出ないとされている。この数字は、前年の13%増に相当する。イタリアの再生可能エネルギーによる発電量は、水力、太陽、風力、…

家庭から電力販売

経済産業省は2017年度を目標に家庭の太陽光発電設備や家庭用燃料電池でつくった電気を無駄なく使える仕組みを整えると報じられている。家電と発電設備、蓄電池をインターネットで結び、家電での使用量が少ないときに自動で蓄電池に電気をためて電力会社に売…

ベスタスの復活

風力発電設備メーカーであるデンマークのベスタスは、一時業績が悪化していた。それが急回復しているようだ。9日発表した2015年12月期決算は、純利益が前の期比75%増の6億8500万ユーロ(約890億円)だった。米州での販売が好調で期中に納入した設備容量は…

石炭火力発電所の新設

価格が安い石炭を使った火力発電所の建設について、環境省が待ったをかけていた。いずれ押し切られるだろうと思っていたがやはりそうだった。丸川珠代環境相は9日の閣議後の記者会見で、全国で相次ぐ大型石炭火力発電所の新設計画を容認する意向を正式に表…

新しい電力小売事業者数

電力広域的運営推進機関(広域機関)は5日、小売電気事業者が電力各社の送配電部門に報告した4月1日以降の供給申込件数が、1月29日までに約5万4600件あったと発表した。この数字は全国ベースだが、東京電力と関西電力の管内に集中している。電気…

ホイールモーター

三菱自動車は岡山県の部品会社と共同で、車輪内部にモーターを付けた次世代型の電気自動車(EV)を開発した。モーターを車体後部に設置するのに比べて、荷室や電池を置くためのスペースを確保しやすくなると報じられている。ホイールモーターの実用化に案…

電力自由化と再生可能エネルギー

今日は午後から、サークルおてんとさんというNPOが開催したセミナーに出席した。「電力システム改革と再生可能エネルギー〜市民が地域からできること〜」というテーマで都留文科大学社会学科の高橋 洋教授が、この難しい内容を分かりやすい語り口で話された…

新パナマ運河開通

パナマのキハノ運河庁長官は3日、拡張工事中の新パナマ運河が、運用開始に向けた最終試験の段階にあり、6月末にも稼働できる見通しだと語った。ロイター通信が報じた。パナマ運河の拡張工事は2007年に始まり、当初、開通100周年にあたる14年に完…

コージェネレーション・シンポジウム

ビジネスホテルで出している無料の朝食を大急ぎで食べて、10時から飯野ホールで一日あるコージェネレーション・シンポジウムに参加するため、電車を乗り継いで霞ヶ関まで出かけた。幸い天気は良かったが寒い。地下鉄の霞ヶ関は幾つもの路線が集まっているた…

今日出席したセミナー

今日午後、大阪の梅田スカイビルで開催された「エネルギー使用合理化シンポジウム関西」に出席。大きなホールが一杯で、映像を映す幕も追加であるような状況なのに驚いた。近畿経産局の主催だからこれほどの人が集まるとは予想していなかった。前の方に席を…

奈良大立山まつり

奈良県が観光客を招き寄せるために新しく企画した「奈良大立山まつり」が、1月29日から平城宮跡で行われ、今日2日が最終日。ちょっと覗いてみたいとも思ったが、自分には寒すぎるので諦めた。地域起こしの一環だが、開始から3日間で38,000人が集まったようで…

トヨタ、車両工場の全ライン6日間停止

トヨタ自動車は、製造に必要な部品などを指定の日時に納入させることによって、在庫コストを減らし、生産効率を大きく上げることに成功した企業だ。だが、部品の供給の難しさを感じさせる事態が報じられている。トヨタ自動車は1日、8日から13日までの6日…