効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

続いて4月19日のブログにコメントをいただいて

18日に続いて19日に書いたものにもコメントをいただいた。高温超電導について書いたのに対し、『国内でも中部電力も一部区間で既に実施しているそうです。送電網の維持管理、電力利用量増加に伴う増設の費用を考えても、高架配線よりも安価になるケースがあ…

4月18日のブログにコメントをいただいて

4月18日の離島へマイクログリッド導入、で書いたものに『なんとなく屋久島をイメージいたしました。水力発電による電化の歴史も面白い島ですが、昨今は海底送電や火力発電も行なわれていたかと記憶しております。ゼロエミッションがはやった頃にも試験場にな…

ロシア太平洋パイプライン

ロシアのセチン副首相が27日に東シベリアの石油を太平洋沿岸まで輸送する太平洋パイプラインについて、中国国境付近までの第一段階の建設が終わり、中国向けの支線パイプラインの敷設を開始したと発表したとのこと。中国向け支線は2010年末までに稼働する…

メタンハイドレード

独立行政法人である石油天然ガス・金属鉱物資源気候と産業技術総合研究所は、次世代エネルギーと期待されるメタンハイドレード(MH)の海洋産出実験に乗り出すと報じられている。2012年度と14年度の2回を計画しており、実現すれば世界初となる。MHの…

大阪ガスがメタン濃縮実証に成功

大阪ガスと100%子会社のガスアンドパワーインベストメントは4月7日、低濃度炭鉱メタンガス(CMM)を濃縮する装置の実証試験に成功したと発表している。1〜2月にかけて中国遼寧省の阜新炭鉱で試験を実施。選択的にメタンを吸着する材料技術を活用し…

風力発電と固定価格買取

今日25日の夕刊に、斎藤鉄夫環境相が主要8カ国(G8)環境相会合が閉幕してからの記者会見で、風力で発電した電気について買取制度の導入を検討することを明らかにしたと報じられている。先日の太陽光発電からの電力について、自家消費された電力について環境…

モビリティー論議

今朝は5時起きで京都を経て東京へ向かう。あるコンサル企業が主催した、将来のモビリティーのありかたを多様な企業から来た人が集まって議論するワークショップに招かれて参加するためだ。当初7〜8人でやる予定が、テーマの面白さからだろうが多めに予定して…

環境省と太陽光発電支援

経済産業省が家庭用の太陽光発電設備が発電する電力のうち、自家消費しないいわゆる余剰電力を電力会社に現在の家庭用電気料金の2倍以上となるkWh50円ほどで買い取らせる方向で行こうとしている。余剰を多くするために電気機器の使用を少なくしようとすると…

米国の温暖化対策急進展

オバマ政権が公約の一つである地球温暖化対応へ本格的に動き始めたようだ。ブッシュ政権は温暖化対策に対して消極的だったが、新政権は180度方向を変えたような感じがする。EPA(米国の環境保護局)が米政府として温暖化ガスの危険性を正式に認定し、排出規…

軽油脱硫

出光興産がディーゼル自動車用に使われる軽油から大幅に硫黄分を除去する世界でも初めての技術を開発したそうだ。ディーゼル自動車に搭載する燃料電池に軽油を使えるようにするためのものだ。軽油から燃料電池に使う水素を製造するには、改質装置に入れる前…

モグラ工場

ある工作機械大手のレーザー加工工場が地下にすっぽり収まるような設備にしたおかげで、加工精度が上がっただけでなく、空調に必要な電力が年間2400万円から90万円に落ちたという実績を出している。レーザー加工には数マイクロメーターの精度が必要な…

高温超電導電気モーター

Powerという雑誌を読んでいたら、米国海軍が戦艦を走らせる高温超電導を使った大型の電気モーターをテストするのに成功したと報じていた。このモーターは船舶を駆動する36.5MWという大型のもので、49,000馬力をフルに出させることができたようだ。このモータ…

離島へマイクログリッド導入

経済産業省・資源エネルギー庁は、離島での新エネルギー導入支援策の検討に着手し、4月内にも有識者で構成する「離島における新エネルギー導入のあり方に関する検討会」を立ち上げて議論を開始すると報じられている。太陽光発電や風力発電を島内に設置し、蓄…

ヨーロッパの太陽熱利用促進

英国から来た情報によると、再生可能エネルギーの導入に高い目標を掲げているヨーロッパでは、いままで風力発電や太陽光発電、バイオマスの利用などに積極的に取り組んでいたのが、それだけでは不十分だとして太陽熱の利用を促進しようと計画しているそうだ…

電池技術と照明技術展示会

昨日は幕張メッセで開催されたテクノフロンティア2009へ行って、主に蓄電池の新技術を勉強しようとした。しかし、期待したリチウムイオン電池関連でも自動車用急速充電に関わる出展はあまりなかった。興味を惹いたのは、三菱自動車が間もなく売り出す軽自動…

トヨタグループが家庭用蓄電システム開発

トヨタ自動車とトヨタホームは,蓄電機能を備えたホーム・エネルギー・マネジメント・システム(HEMS)の開発に本格的に着手したと4月14日に発表した。同社では2011年に実用化のメドをつけ,トヨタホームから試行販売する計画。将来的に本格販売する際には,…

電気自動車

東芝が1.5分で充電できる電気自動車用リチウムイオン電池を開発したと今日報じられたが、電気自動車をめぐる開発競争が激しくなっている。まもなく三菱自動車がiMiEVというブランドの小型電気自動車を発売するのを、電力会社が業務用として大量に購入すると…

スマートグリッド

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は8日、米国ニューメキシコ州アルバカーキ市内でスマートグリッドに関する日米共同ワークショップを行うと発表した。産官学の専門家と情報交換を行い、日米共同実証などの研究協力につなげるのがねらい。会…

日本の再生可能エネルギー比率

報道によると、政府は9日、最終エネルギー消費に占める再生可能エネルギー比率を2020年に20%に引き上げる方針を固めた。現行の10%程度から倍増を目指している。太陽光発電やバイオ燃料などのほか、ヒートポンプも再生可能エネルギーに位置付ける…

奈良公園に電気自動車導入実証プロジェクト

昨日10日の奈良新聞に、電動バス活躍へ一歩、というタイトルで、本年度中に奈良公園を中心とした奈良市内で電動バスを使った低炭素型観光システム実証試験を実施するという記事がかなり大きなスペースを割いて出ていた。県中小企業支援センター、早稲田大学…

省エネ家電にエコポイント

政府・与党は8日、省エネ家電の普及を促すため価格の5%を「エコポイント」として消費者に還元する制度を導入する方針を固めた。たまったポイントは買い物に使える。ポイント原資は政府が拠出。追加経済対策として平成21年度補正予算案に盛り込む。詳細…

新型の風力発電機

日経産業新聞4月9日号の海外ニューフェース欄に、新型の風力発電装置が紹介されていた。それによれば、航空工学専門家が発案し、英企業ウインド・パワーが開発した最先端の風力タービン「Nova」。V字型の装置で高さは最大120メートル。基盤部から2本のアー…

LED照明

最近新聞報道で毎日のごとくLED照明が記事になっている。環境対応としての優れものだと目されているからだろう。しかし、LEDが一般照明として広く使われるようになるにはまだまだかもしれない。4月6日の日経新聞に、山口大学の田口教授らが自然光に近い光…

新しい低温熱利用

東京ガス株式会社、株式会社荏原製作所、三浦工業株式会社の三社は、工場内で発生する90℃程度の温水を、加熱や殺菌などの生産工程に利用できる160℃程度のプロセス蒸気に変換する「未利用温水のプロセス蒸気化システム(以下、「本システム」)」の要素技術を確…

米国の太陽光発電対象の固定価格買取制度(FIT)

米国で最初にFITを採用したのはフロリダ州のゲインズビル(Gainesville)だそうだ。現在の経済環境悪化で、太陽電池の設置事業も低落しているようだが、この町ではブームになっているという。規模にかかわらず、ここの電力会社は太陽光発電からの電力を発電コ…

健康な一日

朝起きて窓から外を見たら、電線に水滴がついていた。ありゃ雨かと思って外へ出てみたら、道路は僅かに湿っているが、曇りだった。昨日の天気予報で朝から晴れだと期待していたのにと思いながら、支度をして8時半に車で出発。今日は所属するテニスクラブ開催…

友人の水彩画展へ

朝から雲行きが怪しそうな土曜日だったが、古巣の会社で同期だった友人K氏が、奈良の平城遷都1300年記念プレ・イベントとして記念事業協会の後援を得た水彩画個展を開催した初日だったので足を運んだ。会場は奈良の古い町並みがある地域にある「ならまち格子…

振動で発電する

同じようなことを以前に書いたことがあるが、奈良新聞の3月27日号に商品化の記事が出ていたので引用したい。オムロンが数十ヘルツ以下の振動を利用して発電するデバイスの試作品開発に成功したそうだ。数十ヘルツの振動というのは身近にいくらでも存在する。…

米国の環境対応

今日の英文読売がAPの記事を出している。米国の民主党が地球温暖化ガス削減に向けた法案の内容を明らかにしたと言うことだ。その内容はオバマ大統領が政策として示しているものよりも積極的な対応をしている。今後10年間で温暖化ガス排出を2005年レベルから2…

コメントをいただいて

因幡写楽さんから3月30日の日記に対して、『有機肥料は食の安全につながりますし、安価な細菌による分解システムが開発されたらいいですね。細菌の温度管理にエネルギーを使うと本末転倒になるかもしれませんが。ゴミ問題は環境の中で重要ですよね。発展する…