効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

またもや強力な台風

奈良県にも台風の影響が強くなりそうな気配。これほど強い台風が何度も上陸した年は珍しいだろう。これを気候変動の影響だと考えるかどうかは、各自の世界観次第ではあるが、異常気象が続いているという事実は、日本の食糧安全保障も含めて大きな影響が出そ…

家庭用太陽光発電の2019年問題

今日午後、大阪歴史博物館で、太陽光発電、2019年問題を考えるセミナーが自然えねるぎー市民の会によって開催された。講師が京都大学の安田教授であることもあって、どのような説明をされるかを聞きに出かけた。会場に着く頃に猛烈な雨となったが、いま日本…

2日目のSmart Energy Week 2018 in Osaka

雨が降っていたら諦めようと思っていたのだが、綺麗な青空が出ていたので、昨日に続いてスマートエネルギーの展示を見に出かけた。奈良からは1時間半ほどかかり遠いのだが、昨日の疲れからか居眠りをしている間に終点のポートアイランドに着いた。インテック…

Smart Energy Week 2018 in Osaka

今朝いつもより少し早めの8時半頃に家を出て、大阪港近くのインテックス大阪に向かった。毎年この時期に開催されているエネルギー関連の展示会で、最初始まった頃には燃料電池が中心になっていた。それもあって、燃料電池開発の現状を少しでも知ることができ…

小型風力発電の今後

再生可能エネルギーの普及を促進するために設定されている固定価格買取制度(FIT)の中で、これまで50円/kWhに設定されていた20kW以下の小型風力発電の区分が撤廃され、それ以上の規模と同じ価格である20円/kWhと今年度からなった。これまで投資額が小さくて…

関西電力は核のごみ処理をどうするか

原子力発電所で発生する使用済み核燃料を搬出する中間貯蔵施設を巡り、関西電力が候補地の選定期限とした2018年末まで残り3カ月余りとなった。関電は今年5月までに大飯原発3、4号機(福井県おおい町)を再稼働し、原発4基が動く体制にこぎ着けたのだが…

大阪市がVPP導入実証

大阪市は市の公共施設を活用してVPP(仮想発電所)事業に取り組むための検討に入ったという。大阪府と大阪市が連携して取り組む電力需要の平準化と電力供給の安定化を実現する取り組みの一環で、学校や公園といった市が所有する施設をVPPに組み込んで…

はやぶさ2と惑星りゅうぐう

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、探査機「はやぶさ2」が投下した2台の小型探査ロボット「ミネルバ2−1」が、小惑星「りゅうぐう」への着地に成功し、着地後に内蔵モーターでジャンプし、別の地点に移動することにも成功したと報じられている。…

東電系、ハワイの再エネ企業に出資

これは昨日の新聞のタイトルだが、東京電力ホールディングス(HD)傘下で新規事業を担う東京電力ベンチャーズが米ハワイ州の再生可能エネルギー発電大手に2億2000万円出資したとこの20日に発表した。太陽光発電と蓄電池を組み合わせたビジネスモデルで実…

蓄電池素材としてのナトリウムとカリウム

いま蓄電池というとリチウムイオン電池が圧倒的に有利な地位を占めているが、リチウムは希少金属であって生産地も南米を中心にして偏在しているために、いずれ資源の枯渇も心配されている。同じような資源としてナトリウムとカリウムがあり、地球上に豊富に…

ごみ回収車の電動化

大雨、大風、大地震など、どのような災害であれ、その規模が大きくなると処理すべきごみが大量に発生する。それを回収するのは各自治体が保有するか、委託事業者が管理するごみ収集車だろう。だが、大災害の場合、収集車の燃料を確保することが非常に難しく…

北本連系線のさらなる増強

北海道と本土を結ぶ直流連系線の容量が、現在60万キロワットで、以前からこれが北海道を孤立させているとして増強が叫ばれ、現在これに高圧直流30万キロワットを上乗せする工事が進んでいる。60万キロワットは海底電線で結ぶ高圧直流だが、上乗せは青函トン…

燃料電池列車

一昨日、燃料電池機関車と標題に書いたのは間違いだった。電車、列車と言うべきだったということを他の報道から教えられた。それはともかく、燃料電池列車は日本にとっても太陽光、風力発電の有効な利用促進策として重要なものとなる可能性がある。既に九州…

北海道地震による停電と病院

北海道新聞が興味ある報道をしている。拠点病院は殆どが非常用自家発電を設置しているので、系統からの電力供給が止まった段階で、停電から回復するために自家発電を起動する。多分少しの時間は停電するが、重要な設備に対する電力の供給は回復されるはずだ…

燃料電池機関車

昔日本の鉄道総研を見学したときに、燃料電池で走る列車のテストを見たことがある。その後どうなったかと思っていたら、ドイツでディーゼル機関車に代えて燃料電池で走る列車が16日から営業運転に入るという報道がされているのを知った。日本では燃料電池自…

高圧直流送電と遮断機

高圧直流送電は、同じ電圧であれば交流よりも遙かに送電損失が少なく、かつ、電線路の数も少なくて済み、安定度も高いようだ。交流の場合には、三相で送るため、帰路も含めて4本の電線が必要だが、直流の場合には2本(地面を帰路に使えば1本で済むが、地上の…

自家発電の力

北海道全域の節電目標も少し緩和されたようだが、自家発電設備を持つ北海道内の工場が全道の電力供給を支えている。北海道電力によると現状の電力供給力353万キロワットのうち、中規模の火力発電所に匹敵する計50万キロワット分を他企業の自家発が提供してい…

サマータイム

EUがサマータイム(デイライトセイビングタイムともいう)の廃止の方向に向かっていると報じられている。サマータイムは米国でも行われているから、先進諸国が採用しているとも言えたのだが、もしEUが廃止を決定すれば、米国も見直しをするかもしれない。そ…

地下に電源の妥当性

関西空港も少しずつ機能を回復しつつあるが、第一ターミナルの電源が地下室にあって水没したために、ターミナルの機能が半分しか回復できないと報じられている。福島第一原子力発電所の事故の要因も、地下に電源があり、非常時の発電装置も高潮で水没して機…

東北地方で進む再生可能エネルギーの導入

福島県は2017年度の県内エネルギー需要に対する再生可能エネルギーの導入実績が30.3%相当量だと公表している。東日本大震災と東京電力福島第1原子力発電所事故を受け、県は18年度で30%を導入目標としていたが、1年前倒しで達成した。だが、台風21号の被…

カリフォルニア州の電力完全カーボンフリー

米国カリフォルニア州議会の下院は2018年8月29日、2045年までに州内の電力の100%を温室効果ガスが排出されないエネルギーで賄うとする法案「SB100」を可決したということだ。同州はこれまでも発電電力の再エネルギー比率を高める努力目標を高くしていたが、…

防災講演会で知ったこと

今朝は雨模様だったが、9時半から近くの小学校体育館で開かれた防災講演会は、自治会の後押しもあってか、多くの人が集まった。このような講演会はこの地域では初めてのものだと司会から紹介されたが、講師は災害が起きたときに、組織を統轄する立場に立つ方…

メルカリを初めて利用

ネット上でフリーマーケットを構築していると聞いていたメルカリ。最近上場したのだから、不要品などの売買手数料で収益を上げることができているのだろう。ごみとして捨てるには勿体ないと思うものが一杯あるので、どのような物かを知るためにアプリをダウ…

AGCがPEFCの新電解質開発

AGC(旭ガラス)が固体高分子型電解質燃料電池(PEFC)の基本となる素材の大幅な改良に成功したようだ。従来に比べ耐久性5倍の無補強高性能電解質薄膜の開発に成功したと発表している。薄いポリマーの膜は、絶えず変化する水分に取り囲まれていて、膨れたり…

今度は北海道で大地震、大停電

今朝テレビのスイッチを入れてニュースを見ようとしたら、予想していた関空の高潮被害ではなく、朝3時過ぎに北海道南部の震度6強(後に7だったところがあった)を中心に、北海道全域で地震があり、そのために北海道全体の295万戸が停電しているというニュー…

東電が調整電源を外部に求める

電力事業は、常に需要と供給が一致していなければならないものだが、これまでは、旧電力事業が柔軟に出力を上げ下げできる自社の設備を確保して需給調整を行ってきた。だが、電力自由化市場となって、電力供給事業者が新しく市場に参入し、さらには需要の増…

関西空港が大被害

まだ21号台風の余波の風が吹き荒れている。ニュースを見ていると、関西空港の滑走路が水浸しになっている映像が出てきた。どこが滑走路かも分からない。海上空港だから、高波で被害が出ないような設計になっていたはずだが、その想定をはるかに越える高波が…

九州大学、水素吸蔵合金の基礎基盤研究に注力

これから10年ほどの間に、風力や太陽光を利用した発電装置が増えてくると、その出力変動を制御するために、発電のピーク時にその余剰電力で水を電気分解した水素に変換する、あるいは全量を水素にする方式が普及するだろう。発電現地で貯蔵して燃料電池やタ…

台風21号

またもや大型の強い台風が日本を襲うことは確実なようだ。これまでに雨風による被害を受けた人達が、再度被災されないように願うばかりだが、こればかりは自然現象を人間がコントロールすることはできないから、対応の準備をする以外に方法はない。 今年に入…

電車の回生電力を貯める超電導蓄電システム

電車がブレーキをかけるときに、モーターを発電機として使って発電することで速度を遅くするシステムが普及しているが、それをトロリーに逆送しても他の電車の駆動などに使い切れないことが多くなっている。その課題を解消するためには、回生電力を貯蔵する…