効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

商社が海底送電線

三菱商事が英国の海底送電線事業を買収しているという。洋上風力発電からの電力を陸上に送電するためのものを幾つもファンドと組んで次々に入手しているらしい。欧州に保有する海底送電線は建設中を含め合計8本と電力会社以外で最大規模となるというからす…

変な心配

今日も日本全体が荒れ模様。集中豪雨が今月あちこちで起きたことを思っている時に、大雨で何らかの被害を受けたメガソーラーはないだろうかという心配が出てきた。報道にはこれまで報じられていないが,メガソーラーの設置場所が川の近く、あるいは山の法面…

福島りょうぜん市民発電所

原発事故による深刻な被害を受けている福島県の人々と連携して、福島県伊達市霊山(りょうぜん)町に、50kWの市民共同太陽光発電所を建設する工事が順調に進んでいるようだ。全国の一般市民からの出資金2千万円を投入するこのプロジェクトが7月半ばから工事…

住宅街対象の電力使用分析

昨日、東京に住む次男が立ち寄ってくれた。地元の企業への訪問の機会を利用してくれたもの。ただ、この企業担当から外れるので、このような機会は今後望めなさそうだ。今朝8時過ぎに家を出て帰っていった。昨夕食事と久しぶりの話が弾んだので今日は疲れ気味…

人工衛星イプシロンの打ち上げ

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が今日、これまでと発想を変えた新型の小型ロケット、イプシロン、の打ち上げを計画していたが失敗した。何らかの不具合で点火しなかったという。木星などを観測する衛星「スプリントA」を運ぶことになっていた。全長24メートル…

今日は寒いくらい

朝の外気温は22度少しだった。昨日の豪雨のお陰もあるが、今日も少し雨が降っているのも貢献しているのだろう。これで関西電力もほっとしているだろうと思っていたら、夕刊にも他社からの融通に頼らずにピーク需要を賄えたと出ていた。調べてみたら、14時の…

法事

今日自分の兄弟とその子どもたちが集まって、亡父母の命日と遅れたお盆の法事を自宅で営んだ。いくら親戚とはいえ多くの人が集まるとなると多少念入りに掃除もしなくてはならない。自分がやると四角い床を丸く掃いてしまうので、結局ワイフが夜遅くまでかけ…

カーボン・キャプチャー

石炭火力発電からの排気には、石油や天然ガスを使うものよりかなり多いCO2が含まれている。だから石炭火力発電が増えるということは、地球温暖化を促進する効果が高くなるということだ。だから、この排気中からCO2を抜き出す(カーボン・キャプチャー)技術…

勿体ないことをした

自宅で使っている冷凍冷蔵庫の冷凍部分に使っているスライド皿にヒビが入って使いにくくなったので,メーカーに型番を確認して部品番号を教えて貰い、購入したお店から発注して貰った。途中にお盆の時期があったために部品が手元に入ったのは2週間後。壊れた…

ソフトバンクのエネルギー事業

ソフトバンクは全国に規模の大きい太陽光発電の設置事業を進めている。固定価格買取制度を利用して収益性を確保しているのだが、儲けすぎではという批判も出ていた。だが、どうも太陽だけにエネルギー事業を限定していないようだ。この間は米国のブルーム・…

エネルギーの地産地消

地域で生み出したエネルギーを地域で消費する地産地消を政策目標に入れる地方自治体が増えている。中にはエネルギー自給を目標とするところもある。総務省は来年度からこの動きを支援し始めるということだ。工場や発電施設から地域の家庭や中小企業に再生可…

航空機用燃料の消費削減

どんなことでも、30%の効率向上ができたとすると、その結果削減できるものの量の如何を問わず素晴らしいことだ。ところが、川崎重工業は航空機エンジン世界大手の英ロールス・ロイスと新型エンジンを開発し、大型プロペラの採用などエンジンの構造を大きく…

廃炉

廃炉には極めて長期の年数がかかるとこれまでも述べてきた。ただ、それは自分の頭の中にある知識を組み合わせた推測に拠るところが多かったのが、今日の毎日新聞の記事で、当たらずといえども遠からずであることを教えて貰った。英国の原発解体作業現場を取…

蓄電・放電に重力を利用

米国で、風力や太陽などによる電力が余剰の時に、あるいは発電量が不足した時に備える蓄電設備として、大きなピストンを水の入ったシリンダーに入れ、電気が余った時には水をポンプでしたから圧入し、不足の時にはピストンの重さを使って水力タービンを回す…

LNG燃料船

船はディーゼルエンジンで走る。燃料は重油が一般。これは硫黄の排出もあって大気汚染にも悪影響を与えるために、世界的に規制が強化されようとしている。港に停泊中もエンジンの一部は稼働を続けて、船の必要とする電力を供給するため、港湾周辺の大気汚染…

使用済み核燃料の中間貯蔵

関西電力が、社内教育として使用済み核燃料の中間貯蔵施設についての講演会を開いたと知った。これはこれまでの経緯から見ると画期的なことかもしれない。これまでは、全て八戸に建設中の処理施設に送って、再処理精製してプルトニウムを取り出すことになっ…

8月15日

今日は敗戦記念日(自分は終戦記念日とはできるだけ言わないようにしている)。天皇陛下の国民へのラジオ放送が行われた日はこの数日と同じように暑い日だったと記憶している。岡山にある母親の実家に疎開していたのだが、何人かの大人がラジオを取り囲んで…

福島原発第一の廃炉

原子力規制委員会は14日、東京電力福島第1原子力発電所の廃炉に向けた実施計画を認可した。汚染水対策では引き続き対応が必要としたうえで、現状では原子力災害防止や核防護上の観点から実施計画は妥当と判断したそうだ。廃炉になることは既定事実であるの…

HEMSの普及

パナソニック社は、2012年10月21日発売のホームエネルギーマネジメントシステム(以下、HEMS)『スマートHEMS(AiSEGセット品:MKN7321HE・MKN7322HE)』を2013年7月末(発売9ヵ月後)に、3万台(2013年度当初年間販売目標 1万台)販売達成したと発表した。H…

二国間オフセット・クレジット

地球温暖化に対応するために各国それぞれに二酸化炭素を含めた温暖化ガスの排出を抑制する努力を継続することが求められている。自国だけでは不十分な場合、自国外で温暖化ガスの排出を削減するプロジェクトを対象に、そこの削減排出量を自国の削減量に算入…

続く暑さ

弟の予定に合わせて午前中に墓参り。10キロほどのところを車でいったが、激しい渋滞だった。いや今日も暑い。記録的な暑さが続く。 昨日は土曜日だったのに、関西電力の予備率は10%を切っている。今日も15時、16時に発電設備使用率が91%を示していた。19時…

奈良のスマート・インターチェンジ

今日の奈良新聞に、西名阪自動車道に新しく設置されたスマート・インターチェンジ(IC)の利用者数が予想を超えて好調だという記事が出ていた。高速道路に入るところにある昔からの関所には、ETCを使うゲートの他に、人が出入りを管理し料金を徴収するゲート…

水素の貯蔵と利用の新技術

燃料電池自動車の普及には水素の充填設備が多数設置されることだが、水素を安全、手軽に輸送して貯蔵し、手軽に充填することが簡単な話ではないと、少し前に書いた。その障壁が解決される可能性を高める技術が千代田化工建設によって開発されたと報じられて…

リニア新幹線のトンネルに高圧直流送電線を

JR東海がリニア新幹線の計画を先日説明したが、大深度地下のトンネル部分では約5キロメートル毎に非常口となるたて坑を新設するようだ。このトンネルは地下40メートルの深さを走るとのこと。 この記事を見て思ったのだが、このリニア中央新幹線は殆どがトン…

太陽電池パネル関連のCO2排出量

長男がオーストラリアのブリスベンにある大学で建築デザインを教えている。彼とは結構頻繁にメールをやりとりしているが、今日面白いことを書いてきた。同僚と話したことらしいが、中国からオーストラリアが輸入して設置されたパネルの様々な環境コスト(生…

広島原爆の日

今日は広島に原爆が投下された日だ。投下された時間に朝食準備の最中で、黙祷するタイミングを失してしまったのは申し訳なかった。 前から予定していたことだがこの日にワイフと二人で映画「風立ちぬ」を車で15分くらいの所にあるシネマコンプレックスへ観に…

中国のシェールガス

中国にシェールガスが大量にあるということは知識として持っていた。だが、今日の日経夕刊で、米国の2倍ほどもある(米国DOE調べ)ということを知って驚くと同時に、その開発と利用には様々な障壁があるという説明にもなるほどと思わされた。技術的に回収可…

透けて見える太陽光パネル

薄膜シリコン(Si)型太陽電池にスリットを入れることで、開口率を10〜20%確保する太陽光パネルをシャープが開発商品化した。ガラス建材がわりに使える建材一体型。スリット部分は発電しないため、一般的な太陽電池モジュールに比べてモジュール変換効率は…

昨日の続き(北本連系線)

北海道電力が30万キロワットの高圧直流送電線を青函トンネルに敷設するのにコストがどれくらいかかるか知りたかったので、プレス発表資料を眺めて見たがコスト情報は出ていなかった。トンネルを挟んで北海道側に北斗直交変換所、本土側に今別変換所が設置さ…

北本連系線

矢張りというべきか、やっとと言うべきか。北海道電力が北海道と東北を結ぶ直流高圧送電線を既存の60万キロワットに追加すると発表した。その追加規模は30万キロワット。しかも、電源開発が保有する既存のものと違った経路を設定し、これまでに起きたような…