効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■配水場でマイクロ水力発電

 大阪府吹田市水道部は11月1日から、市内の佐井寺配水場(同市千里山東)で、水圧を利用したマイクロ水力発電を始めると報じられている。配水場での小水力は次第にあちこちの自治体で手が着けられているが、今回のものは、年間156メガワット(一般家庭約50世帯分)の発電量をまかなうという記述になっているが、本来であれば年間156メガワット時という表現でなければ正しいとは言えない。50世帯分というから、20キロワット程のものだろう。佐井寺配水場は、大阪広域水道企業団が管理する箕面市の千里浄水池から約30メートルの高低差を利用して浄水を受水しており、この高低差による水圧を利用し、発電する。民間の発電会社と協力し、発電機を設置。同社が設置費を負担するほか、土地の賃借料や売電収入などで年間50万円程度の収益が見込めるという。

 昔大津市水道局の会合に出ていたときに、大津市の水は全て琵琶湖の水を山の上にポンプで押し上げて貯水し、そこから下の建物などに配水していると聞いて、それで小水力発電をして水を汲み上げる電力の一部でも回収したらどうかと提案したが完全に無視されたことがある。その当時には小水力発電設備も入手が難しかっただろうが、流れている川の水を少し高いところに溜めて、それを排水するものが多いと理解はしていたのだが、大津市のような事例は他にもあるだろう。小水力発電は固定価格買取制度の対象となるから、検討の余地はあるはずだ。

 吹田市の場合には発電機メーカーが設置も運用も行うのだから、水道部がするのは土地貸し事業だけとなる。このような方式のものがこれからも増えていくだろう。

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