効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

風力発電の耐久性

欧州の風力発電は洋上に設置されるものが急激に増えつつあり、この場合、一基当たりの発電出力は8メガワット前後の大きなものとなる。一度設置すれば場所を移動させることは不可能に近いので、タービン、回転駆動、発電、それぞれに最適の組み合わせがなされ…

東芝、無線で省エネ管理

東芝は家庭内の家電製品を無線で制御する機器を10月に発売すると報じられている。日米欧の約70社がまとめた統一規格に対応し、エアコンや太陽光発電システムなどを制御して無駄な電力消費を減らすエネルギーシステムを商品化したものだ。東芝では2018年度ま…

韓国が原発放射能ゴミを地下埋設

日本の報道では見かけていないのだが、韓国がこの7月13日に放射性廃棄物を新設された低中度レベルの放射性廃棄物保存施設に収納した。この設備は慶尚北道にあり、アジアでは最初のものとなる。その設備建設の第1段階には15.6億ドルが投じられ、地下80~130メ…

LED街灯

買い物から帰りに、バス停から自宅に向かったとき、西の空が綺麗な夕焼け。生駒山の輪郭もはっきり見えていたのは久しぶりだった。自宅の前の道路に向かって気分良く辻を曲がったときに何かいつもと違う雰囲気を感じた。最初気が付かなかったのだが、道路に…

再エネ買取制度内容変更

経済産業省は25日、太陽光などの再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度で、一定の要件を満たす設備を買い取り対象と認定する今の仕組みを見直す案を示した。これまでは経産省の示した条件に適合していれば、認定を受けることができたが、この制度が始ま…

地球温暖化資料集

CASAと呼ばれるNPOがある。特定非営利活動法人 地球環境市民会議だ。ここが、このほど地球温暖化資料集2015を作成し、CD-ROMに集積して市販を始めた。資料作成は2008年から行われ、CD-ROMとして出されてきたが、何回か購入して利用させて貰っていたものだ。…

電力自由化とPPS

(社)地域未來エネルギー奈良が奈良市内で開催した「地域協同型再エネの実現を目指す研究会(第二回)」に午後参加した。午前に少し時間を取られることがあって、昼食をかきこんで出かけたが、午後1時半からの会合に何とか間に合った。小雨模様だったが、大…

ニューヨーク州が地中熱ヒートポンプ促進法制定

7月に2つの法律がニューヨーク州議会を通り制定された。地中熱ヒートポンプに促進策として補助金と税控除を認めるものだ。地中にある水の温度が安定しているのを利用して、地中にパイプを埋め込んで夏には冷熱源、冬には温熱源としてくみ出すヒートポンプで…

楽しい1日

昨日から10ヶ月の孫娘を連れて三男夫妻が訪れてくれた。心配していた天候も最高と言って良い日和。2〜3ヶ月見ない間に孫が見せた成長には驚かされる。食欲旺盛でエネルギーが余っているかのように、何にでも興味を示して這い回る。手すりを握るとつま先立ち…

石炭火力規制

経済産業省は温暖化ガスの排出量が多い石炭火力発電所の建設を規制し、電力各社の火力発電に占める比率を上限50%程度(電力量ベース)に抑えるほか、新設する際には発電効率の悪い老朽発電所の廃止や稼働休止を求めると報じられている。火力発電所の更新を…

大丸心斎橋店の改築

大丸心斎橋店は、W.M.ヴォーリズが設計したものだ。かれは熱心なキリスト教宣教師でもあった。関西学院大学の上ヶ原キャンパスも彼の設計によるもの。J.フロントリテイリングと大丸松坂屋百貨店は、大丸心斎橋店本館の建て替えにあたり、御堂筋側の外観を保…

米中が環境技術開発で提携

中国の国立電力研究所と米国のエネルギー省に属する国立再生可能エネルギー研究所(NREL)が、この9月11日にクリーン電力に関する覚え書きに調印した。米中の政治関係から見ると意外な感じがするが、ひょっとすると歴史的な意味を持つかも知れない。この覚え…

愛車のリコール

長年トヨタ・カローラを愛用している。大きくもなく小さくもなく、長距離を走らない自分にとっては親しめる車だ。これがいま世界を騒がせているタカタのエアバッグの欠陥の対象になったようで、その点検に今日いつも世話になっている代理店に持っていった。…

住友電工、レドックスフロー電池の充放電部に安全認証取得

住友電気工業は15日、レドックスフロー電池の充放電部(セルスタック)が、北米の安全規格「UL認証」を取得したと発表した。イオン価の異なる五酸化バナジウムの溶液を燃料電池に使われているのと同じような隔膜で二つに分けて入れてあり、充放電によっ…

電力自営線と鉄道の連携

電気新聞が報じるところによると、岳南電車、静岡県富士市、NEC、ヒラテ技研(名古屋市)の4者は14日、工場排熱を活用して発電した電力を、鉄道に沿って構築する自営線を使って需要家に送るための調査を開始すると発表した。富士市にはおそらく富士山…

褐炭から水素

褐炭は世界に広く分布する“若い”石炭。水分量は50〜60%で、輸送する場合、ほとんど水を運んでいることになる。輸送効率を上げるためには乾燥させる必要があるが、自然発火しやすい。このため、採掘された現場で消費しているのが現状で、オーストラリア…

飛行場のグリーン化

飛行場をグリーン化するというプロジェクトが世界のあちこちで進展していると聞いている。つい最近知ったことだが、インドのコチン国際空港が消費する電力を全て太陽光発電で賄うことになったそうだ。この空港は48,000 kWhの電力を消費するが、空港の貨物集…

またまた大災害

台風が引き連れてきた強い秋雨前線が日本列島に居座ったためか、東日本一帯の河川が大増水し、これまで聞いたことがなかったほどの数の堤防が破れて広範囲の地域に氾濫があった。今年はこのような異常気象が、これでもかこれでもか、というほど発生している…

石炭ガス化とCO2回収

化石燃料の中でもっとも価格が安いのが石炭であるため、いま日本で石炭火力発電所の新設がつぎつぎに計画されている。また、ドイツや中国、オーストラリアなども石炭に依存する率が高い。一方米国では、シェールガスの開発によって天然ガスの価格が下がり、…

山形県最上町の木質バイオマス利用

最近木質バイオマスの利用を巡る報道記事がよく見られるようになった。森林材を切り出して搬出し、乾燥させて本来の製材に使った後の残材をチップ化するなどしてエネルギー源として発電やボイラーに利用するのだが、これまでも述べているように収益性のある…

太陽光発電の出力抑制

九州電力は7日、主要9離島(壱岐、対馬、種子島、徳之島、沖永良部島、与論島、喜界島、奄美大島、甑島)の再生可能エネルギー接続可能量算定結果を発表した。これらの地域は、九州本土と系統が接続されていないところが殆どで、されていたとしても極めて…

社会イノベーションフォーラム

今日東京で午後から開催された日経BP社主催の社会イノベーションフォーラムに参加した。午前早めの新幹線は、希望のものは両方から挟まれる席しかなく、一列車送らせて通路側に何とか座ることができた。東京では雨に遭ったが、殆ど地下を通って日経ビルに…

Smart Valley JapanとSenior Network Party

昨夕、梅田で小さな懇親会があって、それに参加した。20年ほど前、日本にもシリコンバレーで成功したようなITを利用した社会改革を行おうというグループが設立したスマートバレー・ジャパンというNPOがあった。その活動の一環として、関西を中心に大企業を退…

経産省・環境省、地域での再エネ自家消費を補助

経済産業省と環境省は地域における自家消費型再生可能エネルギーの導入を拡大するため、2016年度から連携事業に乗り出す。経産省が民間事業者の設備新設・改修費用を、環境省が公共団体向けの同費用をそれぞれ補助し、発電用、熱利用とも一体で導入を支…

楽天と丸紅、電力小売事業で提携

日経新聞が、「楽天と丸紅は31日、電力の小売り事業で業務提携すると正式発表した。来年4月からインターネット通販「楽天市場」に出店する中小事業者などに丸紅が調達した電力を販売する。支払った電気代に応じて楽天のポイントを付与する。獲得したポイン…

スマートグリッドEXPO (その2)

昨日より少し遅く家を出たとはいえ、かなりいつものパターンとは違う時間に1時間以上かけてインテックス大阪へ出かけた。講演を聞くのは午後だったが、久しぶりに会う人が11時頃会場に来られたからだ。中ふ頭へついたら雨がぱらついていたが、折りたたみ…

スマートグリッドEXPO関西

今日は異例に早く家を出て、インテックス大阪まで出かけた。今日から3日間、スマートグリッド、太陽光発電、蓄電池などの展示会があり、そのプログラムの一つとして行われる講演会で聞きたかったものが10時半からあったからだ。午前中にスマートグリッドに関…

エコウイルに負荷追従機構追加

ホンダは、製造販売している家庭用ガスエンジンコージェネレーションユニットを一部改良し、ガス事業者などへの販売を開始すると発表した。これは商品名エコウイルという1 kW出力の発電機で、熱回収をすることによって総合効率の高い稼動ができる。これまで…