効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■サンマの好漁

 サンマがようやくとれ始めたと報じられている。これまで漁師も信じられないような不漁だったが、先週末から北海道や三陸沖で連日千トン近い水揚げがあり、28日朝の豊洲市場(東京・江東)にも潤沢な入荷があったという。しかも脂が乗って鮮度も良く、卸値は1キロ700円前後と、前月から半値に下がった。「1カ月半遅れで旬到来だ」と漁師や卸会社の担当者は腕まくりしているとのことだが、これが海流の動きの変化と海水温の変化が齎したものだとすれば、気候変動が旬の時期を遅らせたと言えるかも知れない。「先週後半から、サンマが近くの海にやってくるようになった」(根室漁業協同組合)。豊洲市場の第3週(18~24日)の入荷量は77トンと前週比7割増。現在の漁獲ペースが続けば、今週はさらに入荷が増えそうだ。漁業情報サービスセンター(東京・中央)によると、サンマ漁が本格スタートした8月から10月26日までの累計水揚げ量は前年比82%減だったそうだが、これからこの減少をどの位少なくできるかが課題となる。もし現在の豊漁が続くとすれば、回遊魚の場合には、海流の変化による漁期の変化と言えるのかも知れない。

 だが、昨日のNHKが報じていたが、珊瑚の白化現象がどんどん広がっているようだ。珊瑚は岩礁に張り付いて動くことが出来ないから、その周辺の水温がこれまでと大きく変化すると死ぬ以外にないという悲惨なことになる。この報道では珊瑚が受精卵を放出しているのを見ることができたが、それが定着する場所が近くになければ死に絶えることになる。そうなると、珊瑚の周囲に集まる魚類、それを餌にする魚類全てが生きる術を失いことになる。珊瑚がどこか近くに定着すれば良いが、日本の場合にはすぐ海が深くなるところが殆どだから、水温と深さが珊瑚に適したところは少ないだろう。とすれば、人工的にこのような岩礁を、従来から調査されてきた珊瑚の成長に適した温度の所に作らなければ、珊瑚の周辺に住む魚をとってきた両氏は仕事を失うことになる。どのように対応すべきか、水産試験所などが対応策を研究してほしいものだ。

 

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