効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

熱の消費パターン

ほぼ一ヶ月ぶりに散髪をした。昔は半月毎くらいに髪にハサミを入れて貰い、ついで洗髪、ひげそり、と一連のものをして貰っていたが、いつも時間がかかるのと、ひげそりでどこかを傷つけられないか心配するのが嫌だった。ひげそりは、うまい人にやって貰うと気持ちが良いが、ひげが濃い方だけによくやられたものだった。そこへ散髪だけで洗髪もひげそりもない理髪サービスができたので試してみて、値段の安いのも良いが、時間が短くて済むのが有難く、このところ、この短時間理髪しかやったことがない。仕上がりは別に虎刈りになることもなく、まずまずだし、多少の不満があっても1〜2日で分からなくなるので全く問題ない。消費者ニーズをよく掴まえたものだと感心する。
理髪には洗髪や蒸しタオルに多くのお湯を使った。しかし、これがなくなったのだから理髪業のエネルギー需要パターンに多少なりとも影響しているはずだ。散髪人口あたりで計算すれば意外に大きな統計差が10年前から見ると出ているかも知れない。時代によってエネルギー消費形態が変わるのは、ライフスタイルの変化の表れだろう。
自分を考えても、留学時代の影響もあるが、年中シャワーだけでも全く不満はない。真冬でも時間がないときにはシャワーで済ませてしまう。その代わりに暖房を十分した部屋で湯冷めしないようにしているからトータルのエネルギー消費がどうなるかは分からないが、少なくとも風呂関係のエネルギー消費量は落ちている。しかし、シャワー族である子どもが多い家庭では、シャワーの回数も増え、その時間も長いから風呂を使うよりエネルギー消費は多くなるかも知れない。
燃料電池が作動し始めてから、シャワーより風呂が多くなった。折角排熱を溜めた熱を使わないのは勿体ないと思うからだ。この生活パターンが定着してしまうと、2年後に燃料電池のテストが終わって撤去されたときには、元に戻すのに時間がかかるかもしれない。