効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

日米のエネルギー事情

今日安倍首相がブッシュ大統領と首脳会談をする。主張すべき所は十分主張して、従属的な印象が出ないよう頑張ってほしいものだ。安全保障問題も課題になるだろうが、米国の都合の良い要求に屈しないでほしい。
今回はエネルギー問題が俎上に上がることはないかも知れないが、日本にとって軍事的安全保障は、そのままエネルギー安全保障に結びついている。エネルギー源をほとんど輸入に頼る日本は、輸入経路の安全確保は極めて重要だ。その点、米国は、国内にエネルギー資源を持っていて、エネルギー面ではある意味肥満体質になっている社会構造を締め付ければ、かなりエネルギー自立に近づくことはできる。それに比べると、日本にとってエネルギー自立はほとんど夢目標に近い。
アジア諸国にエネルギー効率化技術を輸出することがニュースに良く出ているが、米国こそ日本の高効率化技術を必要としているはずだ。米国の電力会社は、ピーク負荷を引き下げるために、いろいろな奨励策を打っている。それは空調であり照明である。日本のヒートポンプ技術も魅力があるだろう。米国をターゲットにして高効率化技術の輸出を促進するいい時期に来ているのではないか。