効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■超電導フライホイール蓄電システム

フライホイールは、真空中に浮かせた鉄の薄い円盤を電磁石で挟み、電磁石に流れる電流で円盤を回転させる。電流が止まっても円盤は回り続けることで蓄電し、必要な時に磁化した円盤から磁石に電流を逆流させて放電する。フライホイールが滑らかに回り続けるように、真空中に磁石で浮かせるのだが、その為に常時電気を流さなくてはならない。その部分を超電導にして抵抗をゼロにすれば、円盤の回転を支える軸受けの出す浮力も長持ちする。

JR東日本は2022年6月7日、鉄道用超電導フライホイール蓄電システムの実証試験を開始すると発表した。電車のブレーキ時に発生する回生電力エネルギーを有効利用できるシステムで、超電導フライホイール蓄電システムの鉄道への応用は、世界初の導入事例になるという。

下り勾配を走行する列車からブレーキ時に生まれる回生電力エネルギーを運動エネルギーとしてフライホイールに貯蔵。このエネルギーを上り勾配を登坂走行する列車に供給する。これにより、登坂走行をアシストするために変電所から送電する電力量を削減できるという仕組みになっている。慣性力の利用となる。だが、超電導を運用するためにはかなりの電力が必要だが、それを含めても効率は上がるのだろうか。

このフライホイール方式は電気自動車などにも応用できるだろう。超電導は無理かも知れないが、ブレーキを踏んだときに円盤を回転させて速度を落とし,加速するときに回転盤の力で発電する。蓄電池を小容量化出来る。ただ、このシステムの重量の低減が課題になるかも知れない。

 

 

 

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