効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■バミューダに電気バス

バミューダ(Bermuda)は、北大西洋にある諸島でイギリスの海外領土である。イギリスの海外領土の中でも、政治的・経済的な自立度が高いとされる。金融部門と観光産業に支えられており、2005年には、一人当たりのGDPが$76,403となり世界で最も高い数値を記録した。タックス・ヘイヴンとしても知られている。2010年には、首都ハミルトンが世界第34位の金融センターと評価されている。

バミューダに電気バスが30台導入されたという記事を読んだときには、この島がこれほど経済的に裕福な島であることを知らなかった。この島では、100台ほどのディーゼル駆動のバスが走っているのだが、その3分の一が電気バスに変わることになる。これによって、バスへの投資、オペレーションコスト、メンテナンスコストも大幅に削減されるようだ。100台のデイーゼルバスが電気バスに更新されると、乗用車1,500台相当の排ガスを毎年削減できるとのことだ。このシステム変更を指導したのが、自分も少なからず縁のあるロッキーマウンテン研究所。2030年までに全てのバスが電化される計画になっている。このバス電化が他の島にバス電化のメリットを伝える力にするというのがこの島の意気込みだ。

日本でこのような一斉に公共バスを電気バスに代えるというようなプロジェクトがあるのだろうか。ESG投資を大手企業が課題に挙げているが、バス会社でこのようなプロジェクトが進めば、排ガスによる大気汚染も温暖化ガスの排出も大幅に減らすことができる。日本政府もバミューダに倣って、全国のバス会社にバスの電化、あるいは、水素を燃料にする燃料電池バスに変更するような指導をすべきだろう。ただ、バミューダのバスの大きさが分からない。乗客を満載した電気バスには牽引力が不足する可能性もあるからだ。大型バスを蓄電池だけで走らせるのは無理かも知れない。

 

 

 

 

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