効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■EV(電気自動車)の普及

国内で軽自動車を軸に電気自動車(EV)の普及が進むという報道記事の出だしを見て、急速な普及が始まったのかと思ったらそうではなかった。自動車販売会社の業界団体が6日に発表した2022年度のEV国内販売台数(軽自動車含む)は、前の年度比3.1倍の7万7238台に増えた。ただEVが乗用車全体に占める割合は2.1%(前の年度は0.72%)にとどまり、EV比率が2割に迫る中国や欧州に比べ日本国内でのEVの広がりは鈍い。

この数字の対象車種は乗用車のみで、トラックやバスなどの商用車は含まない。これまでのEVの過去最高の販売台数は21年度の2万5016台だった。ということは、横這い以下の普及でしかないということだ。EVの普及を進める中心は軽自動車だという。軽自動車に性能を売りにする車種はあまり見られないから、軽より性能を要求される一般乗用車にまだEV化が進展していないと言うことだろう。それには、蓄電池の性能が飛躍的に向上してはいないことも関係するのだろうか。

国内メーカーのEV販売台数の順位を見ると、22年6月発売の日産サクラがトップの3万3097台だった。2位は日産リーフで1万2751台で、前の年度から5%増えた。3位は三菱自の軽EV「eKクロスEV」で7657台売れた。輸入車のEV比率も高まっている。22年度のEV国内販売台数(普通乗用車のみ)は前年度比64%増の1万6430台で、EVの割合は6%に達し、前年度から2.6ポイント上昇した。日本車メーカーは軽を中心にラインアップが限られるが、輸入車メーカーはテスラや比亜迪(BYD)、アウディなどが高価格帯を展開している。

世界主要地域で日本のEVの普及はまだ鈍い。中国は22年1~12月で新車販売の20%、欧州主要18カ国は22年1~12月の新車販売で15%をEVが占める。EVの普及は充電のインフラ整備や補助金による支援が前提となり、日本政府も支援策を整え販売を後押ししているが、開始も世界に遅れているようだ。自分は自動車の運転を放棄したから、EVを経験することはできないが、エンジン車に比べてEVが優れているのは、排気ガスが出ないと言うことだけのように思える。環境志向のユーザーだけが購入しているのだろうが、充電を自宅でして遠出はしない人が多いだろう。その場合にも、自宅での充電設備にある程度の資金を投入する必要があるために、躊躇する人もあるだろう。

日本の場合、電源の脱炭素が進んでいないことも、EV化への脚を引っ張っているのかもしれない。

 

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