効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■小型波力・水力発電

水の流れや波は、小規模な物でも発電はできる。タービンのような回転機を使う方式が一般的だが、水を往復させるように流して、それが磁界を横切るときに発電することも可能だ。

スタートアップのUSUi(愛媛県新居浜市)は、数十センチメートルの小さい波で発電できる波力発電装置を開発したと報じられている。農業用水路や港の岸壁に設置できる装置で、沖合に設置する一般的な波力発電よりも設置や保守の費用を抑えられる。2024年から農業用水路での活用を想定した実証試験を始め、26年の装置販売をめざすようだ。

以前生駒さんの中腹にある聖天さんへお詣りに行ったとき、そのお寺から水が流れ出しているのを見て、そこへ小さな水力発電設備を何段か設置すれば、意味のある規模の発電が出来るのではないかと思ったことがある。その前に、市民団体が小川の流れで水力発電を運用する実験をしていたのを思いだしてもいた。

ただ、小さな流れの小川であっても、そこに発電設備を設置するには認可手続きをしなければならず、行政の担当者に理解がないと、あるいは、農家の協力が得られないと、実現は意外に難しいのが現実。

発電規模は小さいから、送電系統に接続する設備を考えると、直流で蓄電する方が実現の可能性は高いだろう。農業や漁業用の動力機械が次第に蓄電池からの電力を利用するようになっているから、農業用水や波の力などを使った小規模水力発電で充電できるようにすれば、普及する可能性は高いのではないか。これに太陽光発電を組みあわすことによって、予め蓄電池に充電すれば、電動耕運機などに利用できる。農業用機械は、ガソリンエンジンを使う物がまだ一般だが、耕作地には必ずある水流と、空き地に分散設置した太陽光パネルで、常時蓄電池の充電ができるシステムの実用化は可能な時代になっているのではないか。

この報道記事で知ったが、政府は21年に策定したエネルギー基本計画で、30年に再生可能エネルギーの電源構成を36~38%まで高める目標を示している。波力発電も脱炭素の動きを追い風に実用化が期待されている。現時点では資材価格の高騰など導入費用が増す懸念もあるが、まず具体的な発電方式のシステムを多様化し、長期的な取り組みが必要だろう。脱炭素には手間がかかると考える必要がある。

 

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