効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■バイオマス発電

バイオマス発電は木材などの植物系のものを燃やすなり、炭化して燃料にするなりするのだが、その素材は植物の成長時に炭酸ガスを吸収しているから、それを燃やして出るCO2はまた、植物に吸収されるという発想でカーボンニュートラルであるような理屈がある。しかし、欧州ではこの考え方を受け入れなくなっていると聞いている。燃焼して排出されたCO2が、植物系のものに再吸収されるという保証はないからだ。そこには、伐採採取された植物と同じ量の植物が再生するという条件が満たされるという考えがあるが、地球上の植物の量は不変等量だとは言えない。

だが、バイオマス燃料を使うことがカーボンニュートラルに貢献するというイメージが定着しているために、石炭に混焼させるなどが、環境対応として評価されるのは問題ではないかと考えている。

大和ハウス工業は17日、北九州市にある火力発電所を買収し、バイオマス発電所に転換すると発表した。同発電所は石炭とバイオマス燃料の混焼で発電しているが、全てバイオマスに切り替えて2026年4月に運転開始を目指す。大和ハウスは太陽光や風力での発電を手掛けてきたが、バイオマスに参入しグループ全体で再生可能エネルギーの発電量を増やすとしている。

響灘火力発電所は19年に運転を開始し、定格出力は11万2000キロワット。22年2月期の売上高は121億円だったようだ。現状は石炭に加え、生物由来の木質ペレットを粉砕し炭化した素材を燃料として活用している。大和ハウスは24年度までに石炭混焼による発電を停止し、設備の改造や増設を通じてバイオマス燃料のみで発電する計画だ。

バイオマス再生可能エネルギーだというが、それを保証するためには、発生するCO2を同じ以上に吸収する植林をするのでなければ、既存の植物が、現在以上にCO2を吸収するとは考えられないから、同社は,日本国内でなくても良いから、植林を行うということも同時に行わないと、この火力発電所から排出されるCO2は余剰分として、大気中のCO2を増加させることになる。植林が十分に確保できないとすれば、藻類や植物系のバクテリアなどの増殖をするプロジェクトを立ち上げるなど、目に見える形でCO2が生物系の中で循環することを示す必要があるだろう。

 

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