効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■リサイクル

リサイクルを定義するのは簡単なようで難しいと感じている。同じ目的に再利用することもあれば、壊してもとの素材に戻して、何か別のものに作り替えることもリサイクル。ただ、後者については、その過程で消費するエネルギーや他の素材を加えての利用がどの程度含まれるかによって、リサイクルが余計なものを作り出すケースもある。

報道記事で知ったが、ユニクロが新しい店を作った時に、着なくなったユニクロの服を裁断してリサイクル素材にしたものを店舗外壁の断熱材として利用している。断熱材全体の約30%をリサイクル素材が占めている。着なくなった服の意味が、販売した服を古着として回収するサービスをしているようだから、かなりの量の古着が集積しているのだろう。それをゴミとして捨てずに、衣服を細かく裁断して圧力をかけて成形すれば、細かい繊維の集積だから優れた断熱効果を持つものに変えることができることは確かだ。

この新店舗は、断熱材に見られるような工夫をこらし、当然屋根に太陽光パネルも設置している。照明器具も効率の高いものを採用し、商品展示についてもエネルギー効率が高くなるような配置にしている。商品は店舗の中心、つまり内側の正方形の中に集める。それ以外のサービスや機能は窓際に配置する。南側と東側にある花の販売所やカフェ、遊び場、レジなどは全てそうした配置になっている。同じ発想で、北側と西側の外壁沿いにバックヤードを集約している。さらに、ひさしが夏の日射を遮り、逆に太陽高度が低い冬には自然光を取り込んで店内を明るく、暖かくする。

結果的にこの新店舗では、従来の店舗と比べて、照明や空調といった店舗における消費電力を約40%削減できるという試算が出ている。ここでは述べられていないが、新店舗の骨組みとなる構造体の素材まで遡って、製造に要したエネルギーも計算してみるということも必要だし、結果によっては、企業姿勢を具体的に示す数字が出るのではないかと思う。

 

 

 

 

 

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