太陽光発電パネルの素材にはいろいろあるが、初期に設置された物が次第にその寿命の限界に来るようになっている。その場合、パネル自体ではなく、その支持枠や脚の部分が弱くなってしまうケースもある。いずれにしろ、日本で太陽光発電が設置され始めてから20年ちかくになるから、発電効率が急落したり、システム自体を撤去しなくてはならないものが出始めている。この場合でも、発電パネルの発電能力はゼロになるわけではないから、その再利用も検討しなくてはならないだろう。
太陽光発電協会データによると2020年時点で太陽光発電の普及率は10%(PV導入件数は2,817,670)にまで上昇し、これは前年(2019)の9%から1.0%上昇している。太陽光発電システムの価格下落や電気代引上げの影響を受けて普及率も向上した結果の部分も多い。
この図表で分かるように、住宅用太陽光発電の導入件数は、毎年増えているが、最近の導入件数は横這いになっている。取り付けやすいところに設置されてきたのだが、これからは住宅着工件数の一定比率で設置されるだろう。
初期に設置された物では、事業用も含めて、発電能力が低下し、周辺の構造物の劣化などもあって、撤去されるものも出始めている。この場合でも発電パネルの再利用は可能なケースが多いと思われる。できるだけゴミにしないような施策がとられなければ、まだ生きている発電システムの有効再利用をせずに、簡単に廃棄されてしまうシステムが増えることになる可能性もある。
都道府県別に設置件数を示したグラフを見て、少なからず驚いたのは、設置量の差が非常に大きいことだ。南の地域に設置が多いと思っていたのだが、中部・関東地区の設置量が多い。その理由がどこにあるのだろうか。住宅の数が関係することは確かだろうが、それでもこれほどの差があるとは思わなかった。福岡、愛知、埼玉が突出しているのはなぜだろうか。時間をかけて調べて見ようと思う。
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