効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■窓ガラスへの断熱フィルムの貼り付け

昨日オンラインで友人と話をする機会があった。彼は情報関連の事業をしていて、最近新しく作った事務所に新しいサーバーを導入した。サーバーは大きなコンピュータだから、発熱量は大きい。それを適度に冷却するのだが、事務所の中での発熱体は人間も含めて多いから、窓に複層ガラスや熱遮蔽ガラスを取り付けて、夏などに外部から熱が侵入するのを防がなければならない。もし事務所のガラスが単板ガラスだとすると、断熱フィルムを貼り付ける必要がある、などの話をしていた。窓からの熱損失、熱侵入は意外に大きいからだ。

この話に大きく関連する報道があった。LIXILは2022年7月19日、太陽光発電をしながら窓部の日射遮蔽性や断熱性を高める「太陽光発電(PV)ロールスクリーンシステム」を開発し、自社のオフィスで実証実験を始めたと発表した、というものだ。断熱フィルムが発電するのだから、その有用性は高いことは確かだ。多少のコスト高でも、これを取り付けることが、環境対応のシンボルになる筈だ。

このLIXILのシステムは、発電を担うPVロールスクリーン、スクリーンを既存の窓枠に据え付けるためのカバーフレーム、スクリーンとフレームの間を塞ぐ密閉レールから成る。窓ガラスを透過して室内に進入した太陽光の一部を、太陽電池が電力に変換する。発電しつつ室内への熱の侵入を抑制できる。これまでの研究成果によると、PVロールスクリーンの発電能力は、厚さ3mmの単板ガラスの内側に設置した場合で64.8W/m2。日射熱取得率は窓ガラスと従来のスクリーンの組み合わせよりも約19%向上。断熱性能は窓ガラスのみの場合と比較して約44%向上するという。

スクリーンは太陽電池の紫色を標準に、青、緑、黄(金)、茶、銀、薄銀、白の計8色を準備し、各色について発電能力を検証する。実験は22年4月に開始。23年1月末までを予定しているとのこと。

既築のビルのエネルギー損失を大きく引き下げる効果が期待できる。

 

KTJ 窓用フィルム 窓ガラスフィルム ガラス飛散防止 窓断熱シート 窓断熱フィルム

 

 

 

家族の一人がやっている猫、鳥、犬などをモデルにした手作りアクセサリーのご紹介。

https://minne.com/@plusme

https://www.creema.jp/listing?q=plus+me+accessory&active=pc_listing-form