全国各地で豪雨が降り、あちこちで洪水や地滑りなどが報じられている。だが、その報道に水力発電設備が被害を受けたという事象は見られない。豪雨だけでなく、洪水ということになれば、特に小水力発電所はそれ自身が水没するところも多いのではないか。大規模設備でも、増水は溢水させて被害を免れているかも知れないが、流木などが発電設備に入り込んだりして故障する可能性もあるだろう。
水力発電は、出力が不規則に変動しない再生可能エネルギーとして貴重な存在だ。設備が損傷すれば、いわば特注品の故障になるから、復旧にも時間がかかるに違いない。猛暑の中で冷房用電力需要も増加しているはずだから、電力供給に支障は出ていないのだろうか。また、今は何とかなるとしても，この冬の電力需要に対応出来るまでに復旧できるだろうか。
余計な心配をしているのかもしれないが。
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