効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■新型コロナウイルスと紫外線ランプ

 ネット情報だが、紫外線ランプを使うとこのウイルスが付着しているものを消毒することが出来るかも知れないとして、その殺菌力をレポートしているのを読む機会があった。その説明によると、幸いなことにコロナウイルスエンベロープと呼ばれる脂肪膜に包まれた構造をしているのでアルコール消毒や界面活性剤が効くが、自分の手や食器は洗えても、防水機能を持たないスマホは消毒することが出来ないし、身の周りの物を消毒しても空気感染に対しては効果がない。物を濡らさず消毒出来て空間も消毒することが出来る器械は無いものかと考えた所、紫外線ランプが思い浮かんだということだ。紫外線ランプは理髪店や針灸院で器具を殺菌するのに使用されたり、観賞用の水槽に苔が生えるのを防止するためにも使われているが、果たして紫外線ランプはコロナウイルスに対しても効果があるのか?

 なるほどと思ったが、その説明では、一定の効果がある可能性があるようだ。ただし、紫外線ランプから出る光の量に支配されるとしている。紫外線殺菌のメカニズムは現在でも完全には解明されていないそうだが、ランプメーカーの説明から、細菌のDNAの吸収スペクトルと殺菌効果の波長特性は、非常に近似していることを知ったそうだ。紫外線を細菌に照射すれば、細菌細胞内のDNAに作用して、水和現象、ダイマー形成、分解などの光化学反応をひき起こし、その結果、菌類が死滅に至る可能性があるとしている。ただ、その光量がどの位で菌類を死滅させるかが問題。

 100Wの紫外線ランプを4灯使用すると2.4秒でコロナウイルスを殺菌できると推測出来たようだが、この試験ではベルトコンベアで流れてくる製品を殺菌することを想定していたため照射時間が2.4秒と短め。自分の身の回りの物を殺菌するなら照射時間の制限はないから、時間さえかければそこまで出力の高くない紫外線ランプでも問題はなさそうだということだ。表面殺菌したい場合は照射時間によって必要な出力は変わってくるので必要なワット数は一概には言えないが、部屋の空気を殺菌する空間殺菌の場合は10畳の部屋当たり420Wの出力が必要だと言うことが分かったとしている。25Wの紫外線ランプが示されていたが、その直下に物を置けば、かなりの効果は期待できそうだ。多くの人の手を介する紙幣や硬貨も対象になるかもしれない。商品を包んだ袋も、それで殺菌した方が良さそうだ。

 

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