効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■空気の見える化事業

 新型コロナウイルス(Covid-19)の跳梁がますます世界を混乱に陥れている中、まるでこれに対応するために生まれたように見える事業の開始が報じられている。それは、東京にあるみんな電力が3月24日に発表した、空気環境対策事業「みんなエアー」だ。空気中に含まれる菌類を可視化し、オフィスや店舗の空気環境を把握することで、対策を行なえるようサポートするもの。まるで便乗したような感じがするが、事業とするための試行はかなり前から実施していただろうから、偶然そうなったというべきだろう。室内の空気中にはさまざまな物質が浮遊しており、PM2.5などの有害物質やインフルエンザウイルス、ブドウ球菌など、人体に影響を及ぼす可能性のある物質も多く含まれている。室内の空気環境に社会的関心が高まる現在、空気中の菌類を可視化し、その対策を提案することで、持続可能な社会づくりに貢献していきたい考えだと報じられている。

 同社は2016年から、法人と個人向けに電気の生産者がわかる「顔の見える電力」を供給し、FIT電気や再生可能エネルギーの利用を推進してきた。顧客の安心な暮らしには、電気だけではなく衛生的な空気が不可欠という観点から、今回の事業の開始に至ったという。19種類の浮遊菌数を調査、結果をもとにソリューション提供するというが、大きく2つに分かれていて、オフィスや店舗内の空気を吸引し、浮遊菌を採取し、人体に影響を及ぼすといわれるブドウ球菌、糸状様真菌、ミクロコッカス等、19種類の浮遊菌数を調査する浮遊菌検査。次いで、この検査結果に基づいて、どのように対応すべきかをアドバイスする事業だ。第三者研究機関の実証試験により、このサービスで「実空間における浮遊菌減少が89.6%」と証明されたという、空間の菌やウイルスを不活化する紫外線殺菌照射装置「エアロシールド」を用い、空気環境の改善に繋げる。「みんなエアー」では導入からメンテナンスまで対応するということだ。

 これがCovid-19の浮遊を把握できるかどうかについては報じられていないが、可能だとすれば、いま休校をどれほどの期間続けなければならないか決めかねている学校などで試行してみる価値があるかもしれない。まるで瓢箪から駒のような感じがする新事業だ。

 

-------------

猫、鳥、犬などをモデルにした手作りアクセサリーのご紹介。

https://minne.com/@plusme

https://www.creema.jp/listing?q=plus+me+accessory&active=pc_listing-form