効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

Smart Energy Week 2018 in Osaka

今朝いつもより少し早めの8時半頃に家を出て、大阪港近くのインテックス大阪に向かった。毎年この時期に開催されているエネルギー関連の展示会で、最初始まった頃には燃料電池が中心になっていた。それもあって、燃料電池開発の現状を少しでも知ることができることを期待して出かけたのだが、過去最高の360社の展示があるというのに、燃料電池本体の姿も説明も見ることはなかった。その多くが太陽光発電風力発電、それに対応した蓄電池、そして、建物のエネルギー効率を上げるための素材やIoT制御などで、ほんの僅かが水素の利用について、それもまだ日本で普及していないフォークリフトに関する物だった。二つの発表も聞いたが、一つは東芝の蓄電池の開発現状、もう一つはテスラ・ジャパンの現状だった。どれもこれから進展するマイクログリッドや仮想発電所(VPP)に結びつく物だったが、東芝の産業用蓄電池SCiBがまだまだ改良の余地が大きいということを知ったのは収穫だった。いずれも、今後の予測の難しい出力変動をする再生可能エネルギーに対応する方策としての市場を期待していて、格別に驚くような話ではなかった。展示をしているのは中国と韓国の企業が多かったのも特徴的だが、もう一つ気になったのは、どの展示にも英語での説明やパンフレットがなかったことだ。展示場の地図にも英文の物が準備されていなかった。同じような展示会が東京で開催されたのにこの春足を運んだが、海外からの来訪者を予想してのことだろう、英文資料が多かったのに比較して、大阪のこの展示会は、国内企業向けしか意識していないのだろうと思う。大阪のマーケットがまだ国際化していないことを意味しているのかも知れない。
無駄に会場を歩き回った感じがして疲れた。